血統論
エイシンフラッシュから一頭選びたいなぁ、とジャスタウェイから手を引いてから思った。 しかし、これからPOG向きの早熟を引き出すのは難しいだろう。ノヴェリストからもそれが理由で手を引きそうな気配。 ノヴェリストの非早熟っぷり 「4分の1ドイツ」でLit…
ジャスタウェイから一頭選びたいなぁ~とPOGの候補を見ているのだが、サンデークロスがとっても多い。 未だ、拒否反応がある。しかしキングカメハメハへ対するMr. Prospectorクロスと代の遠近においては変わりがない。レイデオロの様な配合で成功する可能性…
今年の皐月賞は混迷を極めていた。 タイムフライヤー本命で固まったと思えば翻意して、ワグネリアンを探っても落ち着かず、エポカドーロに決めたのが土曜の日中。 「一番Specialな馬はなんだったろう?」 「キタノコマンドールの機動力は凄い」 「オウケンム…
Robertoは非常な馬群嫌いを伝える血統だ。しかし馬群から抜け出た時のパフォーマンスは圧倒的。 「こんなにお前は強かったのか!」と思わせるのがRobertoで、ゴールドシップもエピファネイアもマヤノトップガンもGiant's Causewayもナリタブライアンもグラス…
スワーヴリチャードの完勝には驚いた。 俺はこの馬について、かなり大きく、過大とも思えたほどに評価していた。それを超えた時点で思考はストップ。駄目です。僕はもう戦ヴァル4の冬将軍と戦うべく、現実から逃れます。さようなら。ってくらいには驚いた。 …
サンデーが遠のく分だけ中距離の絶対性は薄れてスプリント適性は上向く。 しかしそれは「サンデーだからこその速さ」も薄れているわけで、「8分の1サンデー」だからスプリンターとして優れているということではない。サンデーを糧とした良質な速さをオンにし…
サンデーの好配合とはMountain Flowerの増幅が最初の一歩で、その完成形はほとんどが中距離に出る。 例外はノーザンテーストを使用した場合だけで、これは「4分の1Lady Angela3×2」という強烈な主張が強い配合形。ステイゴールドはディクタスによる「4分の1…
サンデーサイレンスの血が遠のくほどに短距離配合は素晴らしさを増すわけであるが、それは日本競馬を支え続けたMountain Flowerという名Hyperion血脈が遠のくことと同じ。 かといってそれを増幅すれば中距離の道を行く。なのでサンデー持ちのスプリンターと…
Admirationのアレコレは今年に入ってから熱中していた研究だった。しかし案の定というかいつもどおりというか、深すぎて未研究のところにまで話が及んでしまった。 以下は言い訳である。 「HavresacがAtalantaの一家ならば、WoodbineからRabelaisの攻略を行…
「その3」を書いている最中であるが、脱線ばかりで話が進まない。こっちで発散する。 北米牝系が非St. Simonとして非常に大きな役割を果たしたことは、間違いのない歴史的事実だ。大抵の血統本で書かれている様な信憑性のある話だ。 なぜ北米血統が欧州で重…
前回のまとめ+補足 英国「私達にはPretty PollyがありますからAdmirationはいりません」 英国「WoodbinehはSt. Serfを除き全てさしあげましょう」 英国「HyperionとDonatelloがいるのでね」 英国「君たちは余り物で頑張りたまへ」 英国「なんだったらPretty…
前回のあらすじ Blue Larkspurまみれではダイナカールの成長力は頼られない。それなら別のところから成長力を補おう。そうだね、Pretty Pollyが頼れないならば、その母ちゃんであるAdmirationを頼ろうじゃないか。 まず最初に書いておきたいのは、それより僕…
とりあえずこんな感じ・・・であるが、血統を知る人にとっては意図を感じるかもしれない。囲みの中とか結構強引だものねぇ。 これにあと付け足すとしたらLady Jororくらいなもんで、Bull Dog=Sir Gallahadは放置。NashuaのFlambetteと同じようにFlaresへ集…
俺が競馬を始めたのは2013年のヴィクトリアマイルで、馬券デビューは同年の日本ダービー。 VMでは「昨年の覇者がこの人気とか美味しいじゃん!」と分かりやすいビギナーズラックを迎えるはずだったが、車を修理に出していて馬券を買えなかった。満を持して迎…
現在進めている「ディープインパクト推論」は以下の様なものだ。 (a)Prince RoseとHyperionはUnbreakableにより紐づけされる。 (b)Princequilloの働きはMarco血脈とLady Angelaにより紐づけされる。 (c)Northern DancerはBlue Lakrspur血脈により異系を得る…
ルーラーシップはキセキの菊花賞制覇により重賞初制覇とG1初制覇。クラシックで好走を続けたダンビュライトも明け4歳でAJCCを楽勝して再びG1戦線へ名乗りを上げている。 そして先程クイーンカップをテトラドラクマが逃げ切った。1000m通過57.8秒というハイ…
今年の3歳馬にAffirmedの良い馬が揃っているので、これについて詳細に書こうと思う。 見るべきは母Won't Tell YouのSir Gallahad=Bull Dogの強い緊張と、それをFighting Fox=Gallanat Fox2×4に集約させているところ。そんで父Exclusive Naitveは非Sir Gall…
最近はTwitterをbotで回すのが楽しくあり、ふと思いついた小言なんかを登録して回している。 ブログに書くととち狂う様に書きまくるから自分でも読み返すのが面倒になるくらいだから、一言二言でまとめて勝手に回してくれるbotというのもなかなか便利だ。「…
8分の1サンデーでHtR全クロスというのはまぁ・・・基本線はND過多配合なのではないかと。Halo的な部分とMountain Flower的な部分がNDでオンになるので、それに対抗してLa Troienneを隠し味にHtRというかNothirdchanceをオンにしていこう、という。 それはラ…
リスグラシューの配合を見ていっつも思う。母4分の3NDの「4分の3ND、4分の1サンデー」はG1級であるのかどうか。 確かにキングカメハメハ産駒にはそういった部類が多くあり、ドゥラメンテもそれで成功している。けれどキンカメ自身は4×4×6という薄い配合であ…
そういえばKLANがサービスを終了するそうで。シンプルかつ機能的で直感的操作の出来る良いデータベースだったと思う。血統を見るには不適切だけれども。 ビッグアーサーは中距離サンデーが全盛の現代では有用な存在だろう。同じ非サンデーの短距離馬であるロ…
今のところ「4分の1Secretariat=Syrian Sea」の影響が強いロードカナロア。ディープインパクトよりもややスタミナ的でありパワーとの脈絡が弱い影響なので、突進力を伴う斬れではない。斬るというよりも滑る様な末脚を使う産駒が多いか。 だから直線一気で…
テンの1Fが12秒9と遅かったもののそこからはジワジワと速い流れ。フワッとペースを落として、ラスト4Fを流れるままに12.0-11.4-11.2-12.0で刻んだ。ツムツムらしい強気&強気のラップである。 だがこれほどのラップを刻んだウインガナドルが4着まで残してい…
・ナスフリートの意義 先生が「ナスフリート」に着目、発表されたのはヴィクトワールピサの黄金配合に際してだったかと思う。だが長期的に見た場合それはサンデーサイレンスクロスにおいても重要とされるものだろう。 今のところサンデークロスの重賞勝ち馬…
さて、ルドルフは書くがテイオーは難しそうだ。だからここでちょっと小ネタ放出。トウカイテイオーとアドマイヤリードの靭やかさは同一なのではないか、という話。つまりMassine絡みだろうってわけで、このためにトウカイテイオーはRobertoを受け入れ、またM…
見出すまでである(キリッ) とは思いもしたが無茶振りじゃないかね、自分自身へ。何が悲しくてそんなことをしなければならぬのだ。牝馬の千四馬は珍しいわけじゃなかろうが、それを発揮した例はとてつもなく少ない。発揮するべき舞台が少ない・・・。つまり血…
前提の一つとして、ラストタイクーン≒Storm Cat≒Alzaoに対する4分の1異系を母母に求める。非情に靭やかな要素が4分の3としてあるため、これを頑強とする仕組みでなければならない。まずこれについて考えようと思う。 ・In Reality ・Mr. Prospector×Buckpass…
ロードカナロアの母レディブラッサムはSecretariat=Syrian Sea3×4で、ロードカナロアは種牡馬としてこの靭やかさを伝えがちなのだ・・・という話であった。 この靭やかさは「4分の4Princequillo」を形成するものであるので微かな接触にも敏感に反応する。Mi…
ヴォージュは重賞を勝つ器ではないにせよ、三味くらい足りないだけで方向性は正しいかと。 フジキセキ≒ステイゴールドが成立するのは、フジキセキの成功配合馬が母系からNijinskyやDeputy Minister+Nashuaを引いてくるから。フジキセキはIn Reality弄りとFl…
非NDサンデー種牡馬がこれほどハマる繁殖も珍しい。叶うことのない理想を言えばマンハッタンカフェを狙いたいし、ネオユニヴァースでもありかと思う。だがそれでG1馬が作れるかと言えば微妙であるから、Pacfic Princess頼みにディープをつけるのも当然かと。…