砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

宝塚記念のために天皇賞(春)を振り返る

宝塚記念の日程が変更されてからは

天皇賞組の勝率がやはり段違いのようです。

ということで春の盾をもっとくわしく知りたいな。


春の天皇賞の覇者はフェノーメノ

続いてトーセンラー。レッドカドー。

4着にアドマイヤラクティ、5着がゴールドシップ

色変えてる馬は今回宝塚記念への出走が確定している。

まずフェノーメノを基準にレース展開を見てみる。

発走後には前から4番目、内に付ける。良い位置。

しかしすぐ横、16番トウカイパラダイスが逃げを展開。

更に大外の18番ムスカテールがかかり気味に追う。

そんで18番の内にいた14番、15番が追っかける形で前へ。

前を主張したかった様子だがすぐにフェノーメノは諦めている。

右後方すぐにいた5番マイネルキッツを先に回してその後方につけた。

第三、第四コーナーを回る

2番サトノシュレンが先頭を駆けて行く。

それに従うように16番、18番が。

少し離れて9番ユニバーサルバンク。

すぐ後ろ14番コパノジングー、更に後ろ15番カポーティスター

フェノーメノは15番の後ろに。その左後方、5番マイネルキッツ

第一コーナーの辺りでインからスルスルと前に出た様子。

ホームストレッチへ。

逃げる体勢の2番。二頭追随。

離れて

先行する9番。二頭追随。

離れて

中団の頭を抑えているのが6番フェノーメノ

その後ろ内側に5番。その真後ろに続く1番トーセンラー

1番の真横に17番。後ろ13番、その内側後方7番。外後方12番。

後方に11番、8番ゴールドシップ、4番、10番、離れて3番、という形。

第一第二コーナーへ再び。

2番が一気に逃げ体勢に入る。差が広がる。

追うものないまま向こう正面へ入って第三コーナーへ。

展開が一気に慌ただしくなる。

2番が先頭、離れて16番、そして馬群。

馬群の内容、

内に9番ユニバーサルバンク

すぐ横に6番フェノーメノ

最内を行っていた18番をこの2頭がかわしていく。

次に18番をかわしていくのは一気に3頭。

内から

5番マイネルキッツ、1番トーセンラー、8番ゴールドシップ

その中でもトーセンラーが力強く前へ前へと押し上がっていく。

第4コーナーに入ると一気に来る。

16番トウカイパラダイスが予想を超えて粘る。2番サトノシュレンは脱落済。

その外にフェノーメノが、更にその外にトーセンラー

先頭グループが一気にペースを速める。

フェノーメノが一気に伸びてトーセンラーも来る。

特にフェノーメノは一気に2馬身のリードを得る勢いだ。

結局、中団が一気に先頭に襲いかかりそのまま差してしまう。

ハイペースにはありがちな勝ち方だ。

結局この2頭が連対するが面白いのはその後方である。

この展開では3位下は追い込み組が来るのが常。

ここからはゴールドシップがメイン。

ゴールドシップのまくりが始まったのは向こう正面半分過ぎから。

白い馬体がスルスルと外側を駆けて行く。

第三コーナーの登り、そして下り。勢いは留まらない。

そのままに先団へいつも通り平常運転に取りついていく。

しかし異常が起こるのは第四コーナー。

すぐ内にいたのはオレンジの帽子13番レッドカドー。

トーセンラーを追ってその位置にいた。

そして驚くことに4番ジャガーメイルが外にいたのである。

ジャガーメイルは何を隠そうゴールドシップを追っていきたのだ。

コーナー終わりに挟まれて失速してしまうのだが

コーナー途中でも同様に失速している。

こっちは失速というよりも普段よりハイペースであったことが祟ったのだろう。

息抜きの瞬間にペースが落ちて挟まれてしまい、失速につながった。

直線で失速した後は首根っこ引っこ抜いて外に振った。

そこからの鞭入れである。残りの距離を考えてもこれは厳しい。

さて、ジャガーメイルはそこから少し伸び悩むことになって

外に振ったゴールドシップの後塵を拝す。

レッドカドーは3着まで一気に行くのだが・・・。

あれ?ゴールドシップは5着。6着ジャガーメイル

4着は?となる。

7番アドマイヤラクティはなかなかおもしろい展開だった。

第3コーナー前ではトーセンラーの真後ろ。

コーナーに入ってそのまま付いて行くかと思えば全く行かない。

追い込み勢に巻き込まれてしまうものの後退していく18番が道を開いた。

18番を回すと一気にスペースが空いてスパートをかける。

第4コーナーが終わってもまだ前は空く。

まだ伸びる、まだ伸びる。

直線に入ってしばらくすると絶好機が訪れる。

             

          ⑬

          ⑧

          ④

の形でゴールドシップが失速したのは書いた。

そこから内側の⑬番は伸びて、④番は伸び悩む、コレも書いた。

   ⑬

       ⑧

      ④

 

となって

   ⑬

      

      ④

       ⑧

ゴールドシップが外に振る。

ちなみにゴールの瞬間は

 ⑥

    ⑬

  ①   ⑦

         ④

       ⑧

である。

分かってもらえただろうか。

ゴールドシップが外に振り、④番が失速、⑬番が加速したことにより

ゴールドシップのいたスペースが広く空く結果となったのだ。

元々ゴールドシップの遠く後ろから伸びていたから進路変更のロスもなく、

ただ走るだけで前が開いていった格好になった。

こうやって見てたら結構楽しいんだけどさ。

1レースだけ見ても馬のことなんてさっぱり分からんのよね。

分かるのはゴールドシップはかなり危ういバランスで勝ち進んできていたこと。

フェノーメノが本格化してきた、と書く人も多いし

フェノーメノVSゴールドシップはちょっと分が悪いかも。

[fin]