愛する馬。
ここ数戦は本当に調子が良い。これ以上ないほどに。
しかし・・・今回こそ難しいだろう、今回ばかりは駄目じゃないか。そう思う。
使いすぎな感がある。その上勝ちきれていない。
京都大賞典なんか展開が向いていたのだから勝っても良さそうなものだ。
しかし大穴馬ヒットザターゲットに敗れている。
やはり展開に助けられてきたんじゃないか、と思う。
そして今回もその好展開がくるんじゃないの?
理屈は分からないがトウケイヘイローの逃げに対応できている馬だ。
特殊な馬場状態だったとは言え、アイムユアーズを交わしているしさ。
この馬の好調はトウケイヘイローと共に来ている。ならば共倒れは覚悟だ。
しかし前に書いたように、コレに対応できる馬が他にもいると思う。
枠番も決定したし割りとまじめに薦めるよ。
まずはコディーノだ。
成長して、叩いて、そして関東開催。これは最高の舞台が整ったと思う。
2kgのアドバンテージしかないが本格化したのであれば悪くない結果になるだろう。
そんでエイシンフラッシュ。
どちらかと言えば上がり勝負に長けた馬。ダービー、秋天と府中に圧倒的な適性を持つ。
ただし淀みのないペースは苦手。どこかで溜めを作って上がり勝負に。
ジェンティルドンナを一応挙げる。
秋華賞ではヴィルシーナとハナ差で辛勝。宝塚記念もそうだが長い脚を使って逃げ馬を捕まえる展開。
ヴィルシーナとの力量差を考えると少し・・・苦手と言っていいのではないか。
ジャパンカップでは直線で並んでヨーイドンだ。エイシンフラッシュと傾向は似ている。
やはりジャパンカップの好走が気になる。低斤量で動きが良すぎるんだよ。56kgは本当に駄目かもしれない。
いや・・・願望入ってるかなぁ。
あとはダーク・・・
あっ、ダークシャドウ回避かっ!やっぱりアレは駄目だったかっ!
(アレ 側溝にケツをはめた http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131022-00000009-tospoweb-horse.view-000)
この3頭だけか・・・。
トウケイヘイローはほとんど緩みのないままハイペースで逃げるからなぁ。
そこら辺はサイレンススズカに似ている。
いざ書いてみるとジェンティやエイフラは対応しきれるのか。
東京2000mで35秒台の上がりを使う上にシルポートの様なペースで逃げるかもしれないんだぞ。
こんな逃げ馬捕まえられるのかよ。
あっ、そういやダノンバラードがいたか。
ディープインパクト産駒とは思えない切れない脚。だがしぶとい脚を使う。
前残りする様なレースじゃなかなか良い仕事する馬だよ。
逆に紛れのあるレース、あっちこっちからいろんな奴らが飛んでくるレースだとちょいと厳しい。
京都内回りの様にグワッと広がって直線に向くと変な馬飛んでくるでしょ?アレに弱いんだ。
ただ自在性のある馬だから結構上手く順応する。オープン戦ならともかくG1レベルに順応出来るかはわからないけどね。
例としては金鯱賞があるけど・・・ここじゃダノンバラードが逃げてるからなぁ。順応できてねぇ。
今回はどうだろう。鳴尾記念でトウケイヘイローとやってるけど鳴尾はラップが緩むんだよね。
長い脚を使える証拠とはなるけど緩まないハイペースに対応出来るかどうか。
で、アンコイルド。
G1初挑戦だから4着5着でも十分好走と言えるレベルだよなぁ。そのくらいの走りが妥当とは思う。
それに京都大賞典であおったじゃん?だいぶ疲れがたまってると思うんだよ。
でもこのしぶとい脚ってのはトウケイヘイロー戦では本当に貴重なんだ。
エイシンフラッシュは前との差が縮まらないと追うのを諦める傾向があるから。
いや、大抵の馬はそんなもんで、縮まらなくても根性で持っていく、という馬は少ない。
その少ない馬がこいつ。本当にトウケイヘイローを良く追ってる。貴重すぎる素質。
しかし京都大賞典のレースが気になるんだよなぁ。
ここを先行して2着なら問答無用で軸でしょう。でも追い込みだもん。展開が向いたよ。
本当にさ。ヴィルシーナがゆるめた所をニューダイナスティが一気に速める。
それをじっと追走して4角でまくって先頭!って展開なら本当に良かった。共倒れ覚悟で金賭けられた。
でも前崩れの中を追い込んで2着だろ?難しいよ。
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血統を見てみると予想以上の良血なんだなぁ。
ジャイアンツコーズウェイはファンになりそうなくらい面白くて強い馬だなぁおい。母親もG1馬の母だし。
こりゃあの粘り脚も生まれますよ。
それじゃあの追い込みの脚はなんなのだ?
一体どこからあんな脚を持ってきた。キレまくりだっただろ。京都外回りを追い込むほどの脚だぞ。
母方の脚かな?・・・。
母父はディープと同じじゃないか。
そのディープはストームキャット産駒との配合が良いとされている。
アンコイルドの父、ジャイアンツコーズウェイはストームキャット産駒。
遠くはリーディングサイアーばかりの良血中の良血。
近くはG1馬の母にGⅠ5連勝の父。
父は「アイアンホース」。母母は「鉄の女」の全妹。
鉄の配合と言える。
マル外はこういうのがいるから面白いなぁ。
となると・・・
あの根性が引き継がれて・・・いるじゃないか。トウケイヘイローを追うあの根性。
あれがなければ札幌記念は着外に沈んでいたはずだ。
つまり東京の長い直線はプラスになるかもしれない。
白百合ステークスという実績もあるし。東京2000mは合うぞ。
実績も血統も裏付けになってるんだから文句は言わせねぇ!
問題は能力だな。良血馬は走ることこそ保証されるが能力ばかりは天分だ。
逆を言えばテイエムオペラオーみたいのもいるわけだしさ。
(父オペラハウス。ジャイアンツコーズウェイレベルの良血ではあるが)
とりあえず。
外枠にまわったのがマイナスだよなぁ。トウケイヘイローが近いのは面白いけど。
飛び抜けた先行力があるわけじゃないから5番手くらいまで落ちちゃいそうだ。
となると中団やや前目。一瞬の差し脚がなければ根性を発揮するまでもなく沈んじまうぞ。
どうにかしてトウケイヘイローにくっついて行かないと。
外からはダノンバラード、内にはジェンティやエイシンフラッシュがいる。
ダノンの外枠は絶好だね。切りやすい。
ただヴェルデグリーンがそれに乗っかってきたり、レッドスパーダが頑張ったりすると迷惑かな。
それに対向するだけの先行力がない。
レッドスパーダもアンコイルドと似た状況だ。番手で勝負しないと話にならない。
となると先行争いは熾烈を極めるか?ジェンティとて中団待機はないだろう。
エイシンフラッシュだってやや内枠だからそこそこ主張はしたいはず。
しかしあまり熾烈が極まってしまえば後方組が喜ぶだけだ。
案外、強く主張すれば3番手くらいには収まれるかも。
前が崩れるとヒットザターゲットが嬉々として大駆けしてくるぞ。
こいつの気まぐれは連発するからな。前崩れの展開じゃ恐ろしいほどの勝率を発揮する。
崩れ切らない様な、あっちこっちから飛んでくる厄介な展開でも3着4着に潜り込んでくる。
そういう意味では今回の先行組の天敵と言えるよ。
次はそうだな。ヒットザターゲットを書いてみたい。
[fin]