砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

改めてエリザベス女王杯

「じょうおう」とついつい書いてしまいそうになる。

「じょおう」である。「じょうおう」では「嬢王」というややエロいホステス漫画になってしまう。

成功した一作目に乗じて同名を冠した二作目を連載したがこちらはすぐに終わった様子。


脱線癖は司馬先生から学んだもの。

加えて「作文は文字数が全てだっ!」と書き続けていたせいもある。

作文の発表会なんてので確か1度だけ途中で打ち切られた記憶が・・・。

そんで、エリザベス女王杯予想。

距離こそ違えど舞台は菊花賞と変わらない。

「4角で前に出たもの勝ち」という基本的な部分は同じだろう。

つまり、強い馬は強い。穴馬の台頭は少ない。

しかし。

最大の大穴台頭は09年のクイーンスプマンテ。2着はテイエムプリキュア

逃げ馬1着、2番手2着。大本命のブエナビスタは4角まくって3番手からの3着。

11番人気-12番人気-1番人気、とえげつない結果となった。150万馬券である。

馬単が25万という逃げ馬万歳馬券であった。

京都外回りは「前残り」が基本だ。

この年はブロードストリートブエナビスタなどの3歳が充実していた上、これらは差し~追い込み馬であった。

こうして結果を知ってしまえば、なるほど押し切りの可能性はあったわけだ。

今年はヴィルシーナを筆頭に先行馬が充実している。

まず逃がすようなことはないだろう。ていうかヴィルシーナが逃げることもありえるんじゃね?

いやいや、セキショウアグネスワルツもいるし。エディンってやつもいるし。ないなー。

(なんかセキショウが4番くらいの良枠に入りそうだなぁ。)

こうしてみると今年は先行差しが厚いな。ペースが上がったら面白いことにはなるだろう・・・。

それでも能力の高さがなければ差し追い込み台頭は不可能だ。

内枠に入ったら特にもう尾張。誤変換に乗じて戦国ネタをぶち入れようかと思うくらいには無理。

差し追い込み馬を狙うのならば外枠だろう。馬場状態によっては穴馬台頭がある。

オールザットジャズあたりが外枠に入れば面白い。

1着までは厳しいが複勝圏を狙うには丁度いいかな。京都外回りに適性があるかどうかは別として。

あとはマルセリーナ。この馬は突然、ある日突然ポンッと飛んでくる。

大外では厳しいが中枠に入れば・・・。5歳のディープ産駒は怖いぞっ!

そしてメイショウマンボが怖い。「怖い」のは馬券的な意味で「飛ぶ」可能性があるからだ。

クラシック組が狙い目でもあるのがエリザベス女王杯だが・・・。馬券に絡まないのは多い。

高人気馬で飛ぶのは大抵が3歳クラシック組だ。京都外回りへの適性が読めないから。

桜花賞阪神1600m、オークスは東京2400m、秋華賞は京都内回り2000m。)

ハナズゴールの取捨が難しい。ヴィクトリアマイルならば狙いたいところだが・・・。

チューリップ賞を勝っているのが難しくさせるんだ。

相手が相手。ジョワドヴィーヴルジェンティルドンナエピセアローム

阪神JFの覇者、後の牝馬三冠、後のセントウルS勝ち馬。これらを押さえて阪神外1600mで勝ち切った。

去年も同条件でマウントシャスタを破ってオープン戦勝利だ。外回りを差し切る脚は本物だろう。

問題がハナ差勝負になった場合。先行馬とそうなってしまったら差し切れるかどうか・・・。阪神と京都はそこが違う。

アイムユアーズがいればもっともっと面白かったのになぁ。

良くも悪くも均衡したレースだからタイプが増えれば増えるほど面白い。

札幌記念にゃ稼がせてもらったがこういう面では最悪なレースだよなぁ。ロゴタイプも潰れちまったし。

こうして挙げてみたけれどどっちかと言えば先行差しの方になるかな?

追い込みはオールザットジャズくらいか?あとアロマティコがいるか。

この馬の面白さは騎手にあるだろう。福永祐一騎手が乗るかもしれない。

目下重賞3連勝中だ。騎手の方で人気する・・・ってことも?

追い込み馬としてこのレースでは随一の実力馬だし。

しかし全体で見ると見劣りするか。重賞勝ちがないもんなぁ。

秋華賞マーメイドSを3着。そこそこ来てるんだけどね。

しかし・・・これは福永のスマート騎乗の犠牲者とも言える馬だな。

もうちょい泥臭く勝ちを拾いに行けないかな?

だけどマーメイドSの手応えで勝てないんだからこれが限界なのか?

追い込み馬としては完璧なレース運びで完璧な手応えだった。

平坦コースは得意っぽいし、人気もしなさそう。面白い。

問題がこのメンツで番手を上げられるかどうか、ってところ。

この馬の先行力では最後方待機もありえる。ていうかヴィクトリアマイルはそうなった。

マイルから2200mに伸びたことで変化があればいいんだけど。

府中牝馬では福永騎手とアロマティコのダメなところが全て出た。

前目で競馬したのは最高の選択だが直線で外へ出したのはダメダメダメダメダメ。

右によれる癖があるのは周知のことだろうが。なぜ左回りで外に出した。

右に誘導して後から右鞭入れて左へ締めて行くのではグッダグダすぎませんかね?

更に直線で前についていけないのならば先行などする意味がない。

外に出したことで一息つけたからこそ後の末脚が生まれたわけだが・・・。

後ろに下げながら外にまわすんじゃ話にならない。

前に前に行きながら真横に出すくらいじゃないと。

直線の始まりで真横にいたマルセリーナに道を譲って、下がりながら外に出す。

そこから一気に追い込んでマルセリーナと同着。まるでコントだ。

地脚に欠けているのかね?瞬発力は一流なのに。

ともかく京都には合っている。坂での止まり具合は半端ないからな、この馬。

福島牝馬Sなんて明らかに勝ちレースだったのにあの程度の坂で止まったもの。

京都の内回りや小倉あたりが一番マッチしているのだろうが・・・。

まぁ、外回りでもよかろう。

(東京よりも京都外の方がまだマシ、と思える追い込み馬がいるとは思わなかった)

あと・・・しいて言うならば・・・デニムちゃんかな。デニムアンドルビー

もう福永が乗れよ(暴論)。って思うくらいには内田騎手への信頼が薄れてきている。

七夕賞アスカクリチャン、ダービーのエイシンフラッシュ、数々の功績あれど最近は流石に・・・。

だってデニムアンドルビーの調子はまるで悪くないもの。ガッツリ走ってくれている。

やっぱり仕掛けどころと番手なんだよ。追い込み馬の難しさなんだろうなぁ。

内田騎手が下手糞云々以前の問題で、どこか歯車が狂ってるんだよ。スランプ?

あるいは外差しの限界か。確実性のある戦法ではないからなぁ。

化け物馬でも確勝とはいかない。まして3歳G1路線では・・・。

(かくしょう、と打って三国志武将が変換できることに喜びを感じた)

あまり難しく考えることはないだろう。

ディープ産駒でキレのある瞬発力のある馬だから京都外回りに向かなくもない。

仕掛けどころ次第では非常に面白い結果になるだろう。

京都外回りは抜けだしたもの勝ちな部分があるから・・・

先行馬の押し切りはもちろん、後方からのロングスパートもあり得る。

何が抜け出してくるかは分からないし抜けだしたところで届くかも分からない。

オークス秋華賞の勝ち方を見ればメイショウマンボが一等恐ろしい。変則三冠もありだ。

・・・3歳馬の取捨がえらく難しい。それがばっちり決まれば勝ちも同然だ。

ストレートに先行馬を選んでおけば問題ないんだよなぁ。

メイショウマンボは抜け出しに秀でた馬だしヴィルシーナの柔軟な走りは京都外回りじゃプラス要素だ。

ハナズゴールマルセリーナも前目で競馬すれば面白い結果になりそう。

穴馬にはアロマティコを推す。3着への滑り込みには定評がある。

前で喧嘩してハイペースになれば差し追い込みが面白いが・・・。

喧嘩してなお強いヴィルシーナ3連複の軸に外せはしない馬だ。

さて、最後になるが

マイネイサベルいなくね?ドナウブルーと一緒にマイルCSですか?

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