砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ジャパンカップ予想 ゴールドシップを信頼出来ない◯個の理由

国語の先生の教わったのです。

「~個の理由ってタイトルを使う場合は何個か決めなくてもいい。空白にしておけ。」

「書き終わった後に数字を書き込めばいいんだ。」

感銘を受けた、というのはこういうことを言うのでしょうか。きっと違うでしょう。

しかしそういう手法に関しては素直に受け取ることが出来る自分の都合の良さを誇りに思う。


前置き(というかネタというか)にこんな話を使ってしまったのでタイトルはそのままです。

何個になるかは分からない。しかしいくつかの理由は用意している。

まず一つ目。騎手の問題。

内田騎手の低迷が問題の1つとして挙げられるでしょう。

京都大賞典は馬自身よりも騎手の問題が浮き彫りになった結果だ。

ゴールドシップを走らせるにはどうしたらいいのだろう」

馬の勝ち方、というのを騎手の中で描ききれていないのだ。迷いがある。

つまりゴールドシップに関して内田騎手はスランプに陥っているのだ。

先行策もペースが緩めば必勝の策となりうるだろう。

エイシンフラッシュと同じ場所からヨーイドン、とやればゴールドシップは負けないのだ。

それが上手くいかない。前のペースが速まればついていけない。地脚がもたない。

エイシンフラッシュの場合は多少のハイペースでも追走は出来る。

それはスタートの良さがあるからだ。良いポジションで苦もなく追走できることって大きい。

調子の良い今ではそこから溜めてスパートをかけられる。これってさり気なく強い。

ゴールドシップはスタートが悪い。だからどうにもならない。

先行するために大きな犠牲を払う必要がある。一言で言えば燃費が悪い。

元来、この馬のガソリンタンクは非常に大きいのだがそれがイマイチ発揮できていない様子。

その原因というのが内田騎手には見えていない。というか陣営全体で頭を抱えているのだろう。

手探りであるから仕掛けのタイミングを失敗する。

京都大賞典も馬の調子が悪いとは言え、着を狙えばとれるメンツだった。間違いないだろう。

しかし結果は5着。これは勝ちにいって勝てなかった結果。

「ここから走れば勝てる」という展開に持っていって走らなかった負け方。

こういう負け方をしている馬は抑えて買える馬じゃない。軸にするか消すかの二択。

二つ目。コース適性の問題

阪神の勝ち方を見ると必ずしもそうではないが・・・。

瞬発力勝負になるとゴールドシップは見劣りする

宝塚記念の完勝を見ればそんなことはないんだけれどもね。

サッと抜け出してグググっと。そういう勝ち方だったから。

あれを再現できるのであれば今回もチャンスがある。

しかし阪神の2200mは坂を二度越える

飛天御剣流の奥義みたいなもんです。ゴールドシップも二段構えが望ましいんです。

坂でペースが落ち着くから阪神では先行策が活きたってわけ。

非根幹距離ってのはそこが怖い。

しかし東京というのはほぼ平坦に近いでしょ?

2400mだと最後にちょいと坂越えてあとはビャーと走るだけ。

シンプルながらも少しの難解さがある。まさに日本を代表する競馬場に相応しい。

そういう王道路線はゴールドシップは弱いと思うんだよね。

どちらかと言えばトリッキーな方がいい。

富士サーキットよりも鈴鹿サーキットのほうがいいんだよ。

だからこそ凱旋門賞という選択は間違いでない、と思う。

日本の東京コースと違ってロンシャン競馬場というのは考え方が根本的に違うんじゃないか?

東京は「最強の馬を決めるんだからシンプルな方がいい。アクセントは少しで」。

ロンシャンは「最強の馬なら難解なコースを実力で勝ち切れなければいけない」。

ちょいとひねくれたコースの方がゴールドシップは強いよ。

三つ目に他馬との兼ね合いの問題

どんなペースになってもその道のスペシャリストがいるわけです。

というかペースあまり左右されずにじっくりと構えられる馬が多い。

それはゴールドシップも言えることでこの馬もペース不問の馬だ。(実際はね)

スローならば先行策で、ハイペースならば緩みの出る4角から進出。それが出来る馬なんだ。

京都大賞典は前残りのする馬場状態。その上先頭に立ったのはヴィルシーナだ。

そりゃもう行くしかないでしょう。ゴールドシップ、先行策。

ところが和田竜二が行った。ニューダイナスティが先頭にかわってペースがぐんぐん速まる。

12秒半程度に抑えられていたペースが11秒台に速まり、最終的に11秒1まで。

それでも京都じゃなくて阪神開催なら勝てただろうな。登坂で1馬身は差を詰められる。

反面、ローカル巧者二頭は坂じゃ失速するだろうから縮まらない差ではない。

アホくさいよなぁ。こんなにアホくさいレースはないよ。

「スローからの番手勝負じゃ勝ち目がない」と行ったニューダイナスティ和田。

「外から圧力かければ勝機あり」と競り合ったトーセンラー幸。

ここまでしてゴールドシップを封じたのにローカル巧者がぶっ飛んできたんだから。

ヒットザターゲットは斜行とってもいいと思うよ、コレ。

エクスペディションに真横から突っ込んでるもん。行き脚失ってるから1馬身はロスしてる。

トーセンラーの体当たりもひどいしさ。なんでこのレースが審議にならないんだ?

アンコイルド-エクスペディション-ゴールドシップなら三連複取れてたんだぞ。

(今更になって自分の馬券が当たっていたかもしれない、という可能性を見出した)

(でもトーセンラーがスマートに追い出せていたなら一着まであるから言いがかりにすぎない)

脱線した。

しかしプラス思考に考えると結構勝機がありそうだよなぁ。

京都大賞典は「ペースが一気に変わった」ことが原因だから逃げ馬不在のジャパンカップはプラスだろう。

最後方からの競馬。そして緩んだところを進出。溜めて、ドンッ!

負け戦を考察してそう思えるんだから固いのかもしれない。

しかし本来ならばハイペースが所望だろう。

速いペースを最後方から追走して4角で進出、スペース探して追い出し。

早い段階からまくりにいく「二段スパート」ってのは苦肉の策なんだよなぁ。

スローからでは一気で交わせないから長く使える脚を強引に分けて使ってる。

一旦速めて、ゆるめて、スパートってのはすごい燃費の悪さだからやっぱ勝ち切れない。

うーん。勝ち目は薄そうだなぁ。

真っ当に走らせて3着。展開が向いて2着。他馬の不調があって1着、というところ。

こち亀なら両さんが「東京競馬場に雪を降らせろ」と中川にムチャぶりするくらい厳しい。

[fin]