砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

有馬記念予想 ラブリーデイの可能性

予想サイトを見てもラブリーデイ推しの人って少ないのよね。


でもローテを見てもさ。

小倉記念金鯱賞有馬記念 でしょ?これって消耗の少ないベストな状態じゃないのか?

そんでもってキングカメハメハ

こんなこと言いたかないけどね。2010年から3年連続でキンカメ産駒は着に絡んでる。

なぜ言いたくないか、というと・・・

ルーラーシップというキンカメっぽくない馬が走っているから。

そんでもって残りはトゥザグローリー

2010年はロングハイペースの先行前残り。全く緩まないロングロングのスパート体勢。

2011年は・・・ってあれ?トゥザグローリーが差してんぞ?

トゥザグローリー、オルフェーブルと同じタイムの上がり使ってんじゃん。

この年のトゥザグローリーの走りは・・・パワーだ。パワーの塊。

ラスト1ハロンまで追走に徹して、心臓破りの坂だけで5頭をまとめて抜き去った。

この年は本当に最後3ハロンの勝負なんだよね。だからエイシンフラッシュが台頭できた。

こう見るとトゥザグローリーというのはなかなか大した馬なんだねぇ。

しかし今年は・・・どうなんだろう。いや、これもまた難しい問題ですね。

とりあえずラブリーデイに絞って考えると・・・2010年パターンがお望みですな。

ロングロングのハイペース。トーセンジョーダンのペース。

変に溜めの効く展開ではサンデー系に勝てないことは金鯱賞で分かりましたね。

それなら皐月賞でさっぱり走らなかったのはどういうことだろうか・・・。

原因はやっぱり調教なんだろうか。飼い食いが悪くてさっぱり仕込めなかった、とか。

馬体重の減り方がおかしいもん。デビューからひたすら減らし続けるっていうんだからさ。

皐月賞、ダービーで2kgずつ増やしていったけど、ある程度結果が出始めたのはダービーから。

夏の小倉で4kg増やし、金鯱賞で6kg増やしてる。

デビュー時が488kgで金鯱賞んときが480kg。今回はどうなることやら。

小倉記念金鯱賞と相手が強化され、斤量差も減っている。それでも古馬戦線で結果を出しているんだから・・・

能力そのものを考えたらよっぽど面白い馬だよ。

あとマイナスな面と言えば・・・中山開催+ダンスインザダーク=大敗 というデータ。

ダンスインザダーク産駒は中山じゃ走らんのです。

ラブリーデイは母父にダンスインザダークを持っています。

なぜ走らないか、というとダンスインザダーク産駒は基本的にズブいからです。

サンデーサイレンス系らしからぬズブさ。

でありますからディープインパクトとかとは一線を画するサンデー系となります。

ネオユニヴァースとかみたいな感じ。そう。ネオユニヴァースみたいな。

ヴィクトワールピサネオユニヴァース産駒ですよね。(チラッ)

事実、2011年でヴィクトワールピサは大惨敗。

前走が前走であるから一概には言えないけど前年の覇者と思えぬ惨敗っぷりであった。

(前走のジャパンカップは13着。ドバイワールドカップを勝っている馬とは思えぬ負け方だった)

つまり、トーセンジョーダンが全盛期の逃げをすればラブリーデイにチャンスがある。

キングカメハメハの機動力。ダンスインザダークの高速追走力。

前目で競馬して、緩まずそのまんまー、というパターンならラブリーデイは二重丸ってもんでしょう。

ただ根本的にそういう競馬が難しいレースではあるんだよね。

2010年にしたって「ブエナビスタくらいしか来る馬がいなかっただけだよ」なんて反論があれば納得するしかない。

下り坂で一気にペースが速まって小回りな4角でスピードが殺される。

終いにやゴール前の急坂。惰性で行く馬は脚が止まってしまう。

であるから好位からしっかりと脚を使える瞬発力の鬼が強い競馬で勝つ。

あくまで「強く見える」だけかもしれないよね。先行馬は目に見えて脚が止まるから。

今年のオールカマーも大外からヴェルデグリーンがぶち交わしてきた。格好良かった。

しかし前を行くダノンバラードの脚が鈍っていたのは事実。

評価されるのはメイショウナルトを抑えきったことだけでしょうか。

これもまた難しい話。ヴェルデグリーンに能力があったから強い競馬が出来たのか。

それとも中山の特性上、強い競馬に見えただけなのか。

ここでダノンバラードがまんま残って勝ったならば買うしかなかったよね。

オルフェーブルに対抗する穴馬として完璧だった。

ディープインパクト産駒、有馬記念初挑戦にして初勝利!」と。

ところがあのペースで鈍ってしまった。よほど吟味せにゃ穴馬には出来ねぇよ。

その点ラブリーデイウインバリアシオンの追い込みをギリギリで抑えてるからね。結果的に。

金鯱賞って逃げたナルトが結構抜けて前にいたんだよね。

2番手のカレンミロティックすら向こう正面で5馬身くらい差があった。

そこから更に5馬身差で3番手のラブリーデイよ。縦長も縦長。

カレンミロティックは向こう正面からじっくりと差を詰めていった。

でもって1400-1600mの1ハロンを多分12秒フラットでラップしてる。緩め。

つまりカレンミロティックはラスト2ハロンの上がり勝負さ。サンデー系の走り。

でもラブリーデイってのはラスト3ハロンで勝負してる。

カレンミロティックの溜めのきく体質を褒めるべきか、

それともラブリーデイの3ハロン一杯使える脚を褒めるべきか、

あるいは30kg増で3着まで追い込んだウインバリアシオンを褒めるべきか。

本番の有馬記念が終わるまでは分かりませんね。

ラブリーデイはどうなんだろうね。レース展開次第。

次第によっては勝ち負けだよなぁ。

「2番手追走」「超スローからのロングロングハイペース」

というのであれば1着の目もあるぜ。ヴィクトワールピサ方式だ。

ラブリーデイ-アドマイヤラクティ-ウインバリアシオン

というおもしろ馬券になったらいいなぁ。

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