毎日王冠の悪夢がよみがえる・・・か?
調整失敗。ということで秋を棒に振った。
秋天、マイルCS、両方とも差しから勝ち馬が出ているからな。勿体無い。
結果としてジャスタウェイ、トーセンラーに届くか、と言えばそうでもない気も。
それでも浜中にG1を取って欲しかったなぁ。
普段から馬質は悪くないけどG1を取れる馬となかなか出会いがない。
ショウナンマイティは持ち馬の中で最もG1に近い馬だったはずなのに。
今年は楽しそうだよなぁ。ミッキーアイルにコパノリチャード。デニムアンドルビー。
ショウナンマイティは6歳。果たしてG1レベルに留まれているか・・・?
とりあえず今回。
衰えはともかく・・・本当に調整失敗だったのか、という不安がある。
もしかしたら走る気を失ったのかも、と。
・・・それでも長期放牧入れたんだから一変あると思おう。
で、結局。差しが届くかどうか、という不安。
そして根本的にマイティさんはマイルがベストなのか、という疑問。
元来彼は中距離馬だから。クラシック走ってるし。
「マイルもこなせる」→「マイルの方がレベル低いし」という図式なのかな?
宝塚記念的に言うと「4強」がいた時期。中距離では厳しい、と言えば確かにそうか。
対してマイル戦線は群雄割拠、というのもおこがましいくらいにレベルが落ちた争いをしていた。
安田記念はスプリント組のロードカナロア。マイルCSは中距離馬のトーセンラー。
結果を見てもまさにその通り。安田記念は実質的に勝てていたはずだし。
トーセンラー相手にはどうだったかな。京都なら流石に負けるかな?京都記念でも負けてたし。
それでもマイルなら・・・。マイルならチャンスはあったと思う。
さて。
血統的に見る。
この時期のマンハッタンカフェ、と言うとアドマイヤフライトとかガルボだよね。
アドマイヤフライトは母父トニービン。日経新春杯であるからこんなもんでしょう。
ガルボはノーザンダンサー系。ニジンスキーから派生して1代置き、ジェネラス。
対してショウナンマイティはストームキャットが母父である、と。
ノーザンダンサー血統だからガルボに形としては似ていることになる。
母父ストームキャット、で思い出されるのはキズナとかロードカナロア。
ディープ×嵐猫できっちりと東京に向きに向いた配合となったキズナ。
対してロードカナロアはキンカメ×嵐猫。パワーの必要な中京や中山あたりに向いた。
一台前のストームバードになるとウインバリアシオンがある。
ハーツクライ×ストームバード。ダマスカスの隠し味もあってスタミナ&パワー。
有馬記念2着もありながら京都で爆発的な走力を持っていることも面白い。
だが本格的に向くのはグランプリやスタミナ優位展開の春天だろうか。ジャパンカップなんかでは流石に一手足りないだろう。
ということを考えると・・・。
やっぱりスタミナ&パワーに向くのかな、と思うけども・・・
オヤジがマンハッタンカフェだろ?マンカフェったら菊花賞馬じゃねぇか。
ロングディスタンスだよねぇ。なのにマイルから長距離までカバーする種牡馬になってるんだから面白い。
血統的に未完成なんだろうな。上手に母親選んだら走る、ということなんだろうか。
マンカフェ×ストームキャット。距離短縮を促す様子もないから中距離だと思うんだけど・・・。
瞬発力一本でなんとかなるほど東京の中距離は甘くないわな。先行&瞬発だから。
京都も外から一発ドン!と勝てるとこでもない、と。
うーむ。惜敗続きなのが分かるよ。脚は使うから届きそうだけど位置取りが甘いんだ。
そういう馬がどうしてマイルでそこそこ届くようになったのか、という疑問。
ちょいと安田記念を見なおすか・・・。
・・・とりあえず。マイルのペースにしっかり追走できてるし。
しかも1分31秒5というハイペース。終いの脚が非凡過ぎる。
2番に入って外に出せずにウダウダしてたのにどうして届く。化け物め。
ロードカナロア相手に2馬身差を瞬く間に縮めてるし。
ダービーを見ても外差し馬場だからなぁ。
最内のキズナが最後方に行って大外に出したのはそういう意味があったのか・・・。
安田記念に関しては浜中は上手い騎乗をしてないんだよね。
結果的に外に出す手間が大きくて1馬身以上はロスしてるでしょう。
武豊のキズナ騎乗を基準にしたら、の話。番手に拘る必要はなかったのかも。
ただロードカナロアの斜行によって差し場を失った後、すぐに外へ回したのはやっぱり非凡。
騎手って運動神経いいんだなぁ。判断も速い。
しっかし・・・。ショウナンマイティじゃないとなにも出来ないレース展開だったよなぁ。
外に出した時にダイワマッジョーレに対して斜行している。
審議にならない程度に落ち着いたのはマイティならではでしょう。
横に出しながらもマッジョーレと同じ脚を使っているから。普通は相対的に失速するのに。
クイックに外へヒュンヒュンと出せるのもすごいよね。筋肉柔らかそう。
真っ直ぐ走る馬だよねぇ。
あんだけ方向転換を強いられてもしっかり前へ前へと抜けていく。
今年の府中G1はしびれるなぁ。やっぱ差し馬が派手でいいよねぇ。
ジャパンカップもデニムが頑張ったよねぇ。は、は、浜中っ!
ウオッカがダービーを勝った時もあれやこれや言われて
今も「今の府中は馬場が固いから俊敏な牝馬が台頭しやすい」なーんて話もある。
事実なんでしょうかね。正統派ディープ産駒のジェンティルドンナとか。
ジェンティは先行力と強烈な差し脚があるから近代競馬の代表格でしょうね。
これが最後方一気の原始的強さを誇ったディープインパクトから生まれた、というのが面白い。
デニムもディープ産駒だしね。
デニムアンドルビーは次の京都で買うか買わざるか。
母父にキンカメだからね。パワーに向いて京都には合わないのかもしれない。
阪神のローズSでしっかりと差し切っていることを思うと・・・そういう方向でしょうか。
ディープの阪神G1勝利と言えばマルセリーナ。ラストタイクーンの血は同じだが・・・。
デニムアンドルビーの持つ最大の特徴はやはりヌレイエフクロスに濃厚なノーダンクロスでしょう。
6代にまで遡ればだいぶノーザンダンサーは濃くなる。
ヌレイエフが濃い、ということは・・・距離短縮、ありえるんじゃないかね?
東京巧者、ということで今後の安田参戦も・・・?
そんでヌレイエフクロスってことはトゥザグローリーに似たモノがある。
ディープだから有馬を走るということはないだろうけどもね・・・。
ディープでパワーに向く、というと・・・
長くは持たない、と。オールカマーはこなせても有馬はこなせない。
多分2200mも本来なら危うい。そこまで行くとジャンポケやキンカメがきっちり勝つのではないか、と。
やはりジャパンカップあたりがベストかもしれない。
ジェンティルドンナを基準にすりゃ秋天もだいぶ走りそうでもある。
タフな馬だから牝馬路線よりも牡馬路線で軽斤量を活かしたほうが走るかも!
タフ、ね。
ショウナンマイティも高速競馬の適性が高かったな。
京都記念の乱ペースをしっかり追走してしっかり差してるわけだから。
高速追走→差しのパターンがマイルはハマりやすいのか?
しかし今後のマイルにシルポートはいない。アンブラスモアもいない。
大逃げする馬がいないならショウナンマイティが活きる場所は少ないんじゃ・・・?
比べるにはちょいとレベルが違うが似た面がある。
展開がハマれば「すわっ!G1クラスか!」と思う反面、ハマらないと上がりを使って掲示板がせいぜい、ということも。
ショウナンマイティはG1レースで格の違う末脚を見せたわけだけどもそもそもは重賞の勝ち切りも怪しい馬だ。
東京新聞杯はタフなレースになるのか?緩んだペースになりかねない、とも思うよ。
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