砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

弥生賞予想 土曜の展開は?

何やらエアレーションだかで中山の芝も変わっている様子。

過去のデータには頼りづらいか。


総じて・・・前残りですよねぇ。顕著。

まぁ、差し脚の使える馬は未勝利戦なんか大体はこなすもんですから。

未勝利戦2000m、黄梅賞1600m(3歳500万下)、と逃げ馬がしっかり勝ち切ったのは仕方がない。

スピカステークス(1600万下1800m)はドスロー逃げに2番人気のホーカーテンペストが被せていった。

そのまま押し切りに行ったがアタマ差で交わされるはめに。差し切ったのはトーセンジャガー

そして土曜のメインレース、オーシャンステークス

「前残りなら!」とハクサンムーンの本命はなおさら揺るがなかったのでしょうが・・・惨敗。

飛んできたのは3番人気、重賞初挑戦のスマートオリオン。横ノリがやらかした。またもや。

2着には11番人気のスノードラゴン。ダートからの変わりでここまでしっかり脚を使った。

3着は前残りの象徴とも言えるレッドスパーダ

しかしなかなかに面白い結果となったよ。うん。

スマートオリオングラスワンダー×ウイニングチケット×ロイヤルスキー

ウイニングチケットトニービンの傑作。母父にマルゼンスキーがいる。

グラスワンダー産駒の成功例は基本的にクロスにまみれる。ノーザンダンサーとか。

母母父にノーザンテーストが入る名牝系との配合が非常に良く、母父はバリエーション豊かだ。

それでもサンデーサイレンスが入ることが多い。スクリーンヒーローとか。

トニービンとの相性はそこまで良いわけじゃないんだけどねぇ。

スノードラゴンアドマイヤコジーン×タヤスツヨシ×サウスアトランティック

タヤスツヨシサンデーサイレンス×カロ。アドコジの父父がカロなので3×4と濃いクロス。

更にタヤスツヨシは母母父にバックパサーが入る。意外と大事な血統要素だと思います。

サウスアトランティックはミルリーフ×リボー×デディケイト×ナスルーラ

ナスルーラとプリンスクイーリオがそれぞれ18.75%の高濃度で配合されているわけです。

この配合でなにがどうしてダートなんかを走ったのかさっぱり分からない。中山1200mも走ったし。なんなのだ。

カロクロスがアレでアレなのかなぁ。

なにはとまれ、本格的にダートへ向いた馬ならともかく、ちょいと難しい境目の馬なら今の中山はアリだということだ。

・・・スプリントならば。2000mは分からんねぇ。

レッドスパーダタイキシャトル×ストームキャット×ベイツモーテル。

カーリアンが映えるよねぇ。そういえばカーリアンが目立つよなぁ。ニジンスキーかぁ。

しかしまぁ。ここまで穴扱いされるとは思わねぇな。前残り+渋い馬場、なら走るのは分かっていた。

毎日王冠は明らかに強い4着であったし秋天での惨敗は至極順当な結果。

東京新聞杯なんて粘りのきいたクラレントが異常なだけで典型的な前崩れ展開。

この馬はハイペースに対する適性がゼロに等しいのだ。スロー展開からの粘りこみは超一流だが。

そう考えれば今の中山は分かりやすいほどにタフな馬場なのか。スロー上等なのだな。

ていうかよほどのスローじゃなきゃレッドスパーダがスプリントで活躍できるとは思わねぇ。

まさにデスペラード的な話だ。3600m→2200mで同じ競馬をするには渋馬場スローでなければ。

うーん?つまり・・・アグネスドリームが愉快なパターン?

スマートオリオンは函館で未勝利戦、500万下を連勝しているぞ?

アグネスドリームも函館で未勝利を脱出している。

こいつって・・・外から差されてはいるけど先行馬に交わされたことって少ないんだよねぇ。

それこそマイネグレヴィルとかルファルシオンとかホウライアキコとか。

すぐ横から二の足使って交わされたのはマイネグレヴィルくらい。

結構負けが続いているけど大崩れせずに脚は使ってくれている。

ホープフルS京成杯と差しの届く展開が続いているしここで一変は望めるんじゃないか?

ホープフルS有馬記念と同週、京成杯AJCCの前週。

この馬場で逃げてどうこうしよう、というのは少し無謀過ぎるわけだよねぇ。

それを7着で逃げ粘っているんだしなかなか悪くないと思うのです。

展開次第ではトーセンスターダムとアタマ差で勝ち負けできる馬だし!

プレッシャーをかける先行馬もいないに等しい。

サトノロブロイやキングズオブザサンが少し邪魔をしそうなくらいだものね。

これは楽逃げも視野にいれられる展開ですよ。

うーん。ちょっとコレはおもしろ馬券になりそう。

もうちょい煮詰めて2着3着をじっくり吟味するか。

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