砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

競馬熱冷めやらぬ

今週はやめとこ、と思ったら思った以上に順当な結果でありました。

よかった。ヒットザターゲットとかに手を出しかねなかったから。


他にはモーリスとかねぇ。

1着は大体想像通りなのだけどヒモで失敗したでしょうね。サトノノブレスも。

逃げたバンデが上手なのかは分からないが1秒差は負けすぎだよねぇ。

京都ではノブレス、阪神ではバンデ、ということなのか、それとも長距離では覆らないのか。

サトノノブレスはディープらしい脚を使うので京都じゃ段違いのスペックでしょうが・・・。

しかし展開負けが激しすぎるのでね。一概には言えない。

しかし展開を言うならこの少数立てじゃ本番との比較は出来やしない。

つまりは分からない。

分からないと言えば日経賞でしょう。これは手が出しづらい。

ゴールドシップが2年連続で阪神大賞典を勝ったと思えば日経賞フェノーメノ?と思いますが。

これはどうなのでしょう。故障明けの1戦目は分かりません。

相手も相手でウインバリアシオンなんかがいるわけです。

他にディープな奴らが大勢いますが中山2500mで話になるかは怪しいところ。

サクラアルディートのレベルでようやくこなすことを思えば切るしかないでしょうね。

なにせ相手が相手だ。ステイゴールドハーツクライ、と中山に強い本命馬がいるわけで。

その点ちょっと面白いな、と思うのがボリクリのサトノアポロ。これも故障明けの1戦目ですね。

あとは場違い的に香港に行ってしまったアスカクリチャン

これも7歳にして未だ現役続行。G1を勝っていても種牡馬になれなさそうな血統ですから仕方がないか。

東京2500mのアル共を勝ったりアンコイルドと一緒にトウケイヘイローを追っかけたり、と昨年は抜群のパフォーマンスを見せた。

それを保てるか、というとなかなかに怪しいもんですがまだ明けたばかりですから目に見えて落ちるとも限らない。

限らない、というだけで調子は休養明けにいきなり落ちていたりするもんですがね・・・。

なにはともあれ、過去の七夕賞勝ちなどを見ても今の馬場は合うでしょう。

コースそのものに合うかは未知数、というか怪しいところだ。

とにかく怪しい。分からない馬。それがアスカクリチャン。分からないままにアル共勝ちだからな。

満を持して、という参戦馬がマイネルジェイド。

1年に及ぶ未勝利生活を終わらせてからは2着1着1着1着、と怒涛の走り。

後ろ二つの1着は中山2500mであるから日経賞に狙いを定めて来たわけですよねぇ。

日経賞はそうそうフルゲートにはならないから登録すりゃ走れるだろう、と。

期待が持てる理由はまず4歳、という若さにある。

「馬体重も20kgほど増やしたし勝ち癖もついた。これは本格化を遂げた。化けたんじゃないか」とね。

また血統がなかなかにね。うん。

親父はステイゴールド。ほほぅ、中山2500mは悪くないじゃないか。(オルフェとゴルシとフェノーが稼いだ数値だが)

母父は・・・マヤノトップガンですよねぇ。

母母父にジェイドロバリー。母母母父にサンシー。サンシー、誰だお前。

サンシーの父がサンクタス。サンクタスはディクタスを輩出しているわけで。

ディクタスというのはステイゴールドの母父なんです。

ディクタスと言えば他にはイクノディクタスなんかが有名ですよね。エリ女を勝った馬だったかな?

なにはとまれ、ステゴ×マヤノトップガン×ジェイロバ×サンシー。

ジェイドロバリーというのはダート血統だ。

「ダート転向のジェイドロバリー産駒はとにかく買え」という血統だったはず。

これは母父に変わっても同じで、マイネルジェイドの叔父にあたるメイショウサライがダート転向で一定の活躍をしている。

このメイショウサライってのは親父がマーベラスサンデーであるからダートを走らないでもないわけだね。

ワキタフウジンやスマートギアを考えても時計が少しかかるくらいが良い産駒を出している。

更に面白いのがこのメイショウサライの・・・全弟だね。

この全弟、キングジョイってやつは中山大障害を勝ってる。障害レースのG1を勝っているんだ。

途中までは兄貴と全く同じルートをたどっていたけど違うのはダートでも走らなかったこと。

1度3着しただけでボロ負けもボロ負け。

しかし障害で見事に花咲いた。中山大障害を2連覇している。

中山グランドジャンプも2着してるし、ちょっとした時代を築いたのかもしれない。

面白いのは2013年産駒にはディープスカイがつけられていることさ。

ディープスカイったらアグネスタキオン産駒じゃないか。ちょいと軽め?雰囲気変えた?」

と調べてみたら面白いのなんの。

産駒成績は芝で5勝、ダートで4勝。うち、芝の2勝は不良馬場と重馬場。

完璧に渋馬場希望じゃないですか。マーベラスサンデーと同タイプと言っていい。

もう売れる馬を作る気ないよね?と思っちゃうぜ。メイショウドトウとかつけたり。

グラスワンダーとかコマンダーインチーフは面白いと思ったけど・・・。

また、セン馬になっちゃう奴らが多いんだわなぁ。気性が荒い様子。

しかし唯一とも言える肌馬をサッとかっさらうところを見ると流石のラフィアンと思いますな。

安っぽい血統から走る馬を作り出す技術は日本一、と言われるのも納得。

その肌馬がマイネディアマンテ。マイネルジェイドの母。マヤノトップガン産駒。

マヤノトップガンをつけるというセンスがすごいよね。トップガンは好きだから無用なほどに褒めるよ。

これもマベサンやグラワンなどと同じように渋い馬場希望の馬ですよね。

このマイネディアマンテにはアドマイヤマックス、というこれまた安っぽい馬をつけるわけです。

血統的には悪くないけども。サンデー×ノーテーの黄金配合。

ノーザンテースト父のダイナ系だからそこまでハズレな血統じゃない。

しかしこれが走らない。全く走らないわけではないんだが・・・。

条件戦でごたつく程度の走りはしているからマイナス収支は避けられているかも、みたいな。

きっちり走る馬じゃないんですね。

09年と11年にアドマイヤマックス産駒が出ている。今の3歳がテルミドールって牝馬

10年にステイゴールドがつけられてマイネルジェイドが産まれたわけですね。

とりあえずつけてみて走り次第ではもう一度、みたいな感じでしょうか。

10年、というのがなかなか面白いタイミングだと思います。

ドリームジャーニーナカヤマフェスタなんかが走った時期ですよねぇ。

つまりそれらの成功例を追えるかもしれない、という母親なのでしょう。

ドリジャニの母父はメジマック。言わずと知れたオルフェの全兄ですからね。ステマ配合です。

ナカヤマフェスタというのがデインヒル。ステゴ×デインの配合はフェノーメノが追ったわけですね。

あれですか?筋肉が固いとか柔らかい、とかそういう話なのでしょうかね。

となるとマヤノトップガン×ジェイドロバリーのマイネディアマンテは筋肉が固いのでしょうか。

デインヒルってのは筋肉が固いタイプでしょ?

柔らかい=ストライド 固い=ピッチ と安易に分けるとしたらオルフェとディープは真逆になるでしょ?

ほかにトゥザグローリーなんかがピッチ走法ですか?

キンカメ×サンデー×ヌレイエフという配合の馬で、ヌレイエフクロスによって米血が強く出た、と見るならば・・・

見るならばジェイドロバリーマヤノトップガンというのは割りと面白いのかもしれません。

ジェイドロバリーは米血でありますし、トップガンにしても両親共に米血です。ブライアンズタイムアルプミープリーズ

米血=筋肉固い。とまた安易に思えばステイゴールドの成功パターンなのかしら、なんて。

でもフェノーメノの母親ってアイルランドっ娘なんですよねぇ。アイルランドの馬って牝系が不思議だわぁ。

デインヒルってのもまた面白いですな。

ディープをつけてもステゴをつけても走る、と。

ノーザンダンサーを主軸に据えた繁殖だとディープが良い様子で、アウトブリード的なのがステゴ向き?

それだとサトノヒーローやサトノフェラーリの母にはステゴをつけるべきだろうか?

成功しているディープ×デインヒルを見るとノーダンクロスが五月蝿いくらいだからなぁ。

フィエロなんかはディープ×デインヒル×ビーマイゲストで5*4*4。

エバーブロッサムはディープ×デインヒル×フォーティナイナー×ニジンスキーで5*4*5

サトノ の2頭はディープ産駒にしては成功しているとは言えないかね。

期待を思うとちょいと・・・足りない。

フィエロはまだ成功かどうかもわからないしね。これからの馬だ。

うーむ。

ステイゴールドの産駒で活躍する奴ってのは大抵ノーダンクロスがあるわけですよね。

オルフェやドリジャニはノーザンテーストでクロスしているくらい。

しかしこいつにそれがない。こいつってのはマイネルジェイドね。忘れそう。

大抵、と書いたけども今のところは全部ノーザンダンサーでクロスを入れているわけですよ。

ゴールドシップフェノーメノレッドリヴェールオーシャンブルーナカヤマナイト

エクスペディションにエムエスワールドフェイトフルウォーマイネルネオスにシルクメビウスナカヤマフェスタに・・・

(んぁ?ナカヤマフェスタって母父デインヒルじゃないの?うぁぁぁぁぁぁぁぁ。

母母父にデインヒルか。のぅ。ノォー。ノー!)

見なかったことにしよう。

サンライズマックスマイネレーツェルアルコセニョーラソリッドプラチナム

そして

バウンシーチューン、オルフェーブル、ドリームジャーニーコスモプラチナ

の4頭はノーザンテーストクロスがあるわけです。

例外はただの一頭。ケイアイチョウサン。

唯一、ノーザンダンサーのクロスを持たない重賞勝ち馬。

なんだか書いていけば書いていくほど間違いだらけで虚しくなっていくな。

ステイゴールドってちょいと勘違いしてたよ。色々と。数えられないほどに色々と。

望田先生の記事をいろいろ見てみるとステイゴールドはそんなにパワータイプな馬ではないのね。

なんか・・・アクの強い繁殖を上手に料理してしまうイメージ?

まろやかに包み込む大人の魅力だな!よくわからないけど。

そう考えりゃマイネルジェイドの母親ってのは見事なアクの強さだ。

ステゴ×ロベルト系の戦績というのも悪く無いらしいし面白いのかもしれない。

今回はあれだね。

とにかくマイネルジェイドを追い続けて買えるか買えないかを理解スべきですね。

買えないなら観戦。買えるならガッツリ。みたいな感じで。

ステゴ×トップガン×ジェイロバはありなのだろうか。最大の焦点。

で、高松宮記念の話ですよ。

果たして果たして集まりました有象無象の強豪たち。(有象無象の使い方を間違えすぎ!?)

(でも本来の意味は「あらゆる全てのもの」って感じらしいから。間違いじゃない。)

(使い方を間違えてはいないかもしれないけど言葉としては間違ってるよね。それって使い方だよねぇ)

ロードカナロアが引退。そして訪れるか、と思われる戦国乱世。

戦国乱世なら穴馬が、と思えど信長的な怖い穴馬なんているのかしら、という状態。

そもそも応仁の乱から下克上云々の要素を思えば今のスプリントは秀吉亡き後の時代と見る。

戦国時代は1年前でしょう。つまり探すべきは信長ではなく家康。家康って誰さ。

ということになるのではないか、と。

一応家康ポジションにあるのはハクサンムーン

秀吉カナロアと凌ぎを削った小牧長久手。そして敗戦。

カナロア引退後は天下を手繰り寄せん、と意気込むわけですよね。

しかしオーシャンステークスでは大敗。

家康ハクサンはこれを杭瀬川と見るか、というのが焦点でありますな。

それじゃお前、石田三成さんはどなただい、となるわけだよ。

秀吉の生前はずいぶんとあれこれ権力を振るった奴と言えば・・・ハクサンムーン

あの大敗は武断派のカチコミですか?あれ?

あれが武断派のカチコミなら政争に敗れて佐和山隠居まっしぐら!?

隠居してどんなに力を蓄えても本番の関ヶ原は負けちゃうじゃない・・・。

だとしたら家康は誰なんだ。ハクサンが石田になった場合は誰が家康に。誰が勝者に。

引っ張るのはやめるか。

ストレイトガール、レディオブオペラ、ハクサンムーン、と3頭がしのぎをけずる形。

コパリチャやレッヴァルはやはり1400mベストでしょうし、他の有力馬たちもマイルよりも馬が多い。

スプリント馬が阪急杯で結果を出せば買いたいのだけどサンカルロなどは買えたものではないわけで。

となるとオーシャンステークスで結果を出した馬あたりをプッシュするべき。

ところがオーシャンステークス組ってのがこれまた難儀な話で。

スノードラゴンを代表して徹底した渋馬場巧者が集ったわけです。

高松宮記念も渋れば良いのだけどそうそうそんなこたぁならない。

つまり。

阪急杯オーシャンSで評価を落とした馬が狙い目、ということになる。

そういう意味ではハクサンムーンは割り引きしすぎるのはアレになる。

シルクロードSの2頭が人気を集めるのも当然でしょうな。

ただシルク組は夏に結果を出した奴らがきっちり結果を出した面がある。

そういう意味ではマジンプロスパーは切れる馬だ。シルク以上の結果は出せない。

ここで1着とれるだけのパフォーマンスがあれば高松宮記念でも要注意だったが。

インプレスウィナーも同様。オーシャンステークスは好条件だった。

狙い目、という言葉はあまり使いたくはないが・・・アースソニックは絶好だろう。

渋馬場の中山で評価を落としたがそこそこ良好の中京ならもうちょい走ってもいい。

速い流れに乗る走りは悪くないし鞍上に不安がなければ積極的に、と。

そこら辺の適性を言うなら本命路線のストレイトガールやレディオブオペラも怪しいもんだが・・・。

戦歴が薄すぎてさっぱり分からない。

ストレイトは尾張Sで中京1200mを走っちゃいるがオープン戦であるし。

過去のデータから共通項ってのを探してこないと駄目ね。

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