よくよく考えりゃオーシャンステークス3着だしね。
ありえないこともない。
そしてこいつを含めりゃ逃げ候補は4頭になるわけです。大惨事。
血統ビームの人が
「ディープが通用したりキンカメ×サンデーが走る中京1200m。」
「マイル志向の馬が走る傾向がある」
という・・・そんな感じのことを言っておりましたね。
ロードカナロアはキンカメ×嵐猫ですが傾向としてはそういうこととなります。
中京の展開は緩いくせにタフい。そこが少しマイル的要素を感じさせるのかもしれません。
それでも一応。一応は現在の中京になってからはカレンチャン、ロードカナロアと強いスプリンターが勝っている。
でもロードカナロアは安田記念を卑怯勝ちしているわけですから。(執念深し。マイティー)
マイル的な要素が必要なのは間違いないかもしれませぬ。
サンカルロが仕事をする理由はそうかも。サクラゴスペルもなかなか走ったわけですし。
9番人気6着、と若干の好走をしたグランプリエンゼルという馬もNHKマイルC3着の実績がある。
ヴィクトリアマイルも好走の域に留まるが4着。
ジョーカプチーノは11着に敗れている。これがNHKマイルC勝ち馬。
落ち目であったから、とも言い訳がきくが。
・
・
・
マイルっぽいスプリンターが走る、と。
該当馬は少ないですな。
サクラゴスペルだけか。
マイル本線で活躍しているがここでも好成績なのがサンカルロ。
結局は走ってみなきゃ分からねぇ。ということですよねぇ。
石橋先生は「スプリントっぽい」とレッドオーヴァルを穴馬候補に挙げておられる。
言葉の繊細な部分に触れはするけど「スプリントっぽいマイラー」がニアイコールにならないでもない。
ここまで広げると候補はある程度あって、
コパノリチャードはどういう扱いにするか怪しいところですね。
こいつはマイラーとスプリンターの間を行き来するコウモリのようなタイプなので・・・
それこそ求めている素質!ということかもしれません。そうじゃないかもしれません。
ヘタすれば、1400mしか走らねぇぞ!みたいなやつかもしれない。とまれ戦歴が予想の範疇に留まらせる。
ロードカナロア居なき今。どうしても混戦模様であるしチャンスとばかりにマイル馬も進出している。
そうなると・・・あるいは展開そのものが変わってもおかしくない。かも。ね?
少しでもマイルよりになればガルボあたりにも少しは可能性が回ってくるだろうし
G1というよりも試金石のステップレースじみた感じがあるよ。
夏に実績をつけてきた奴らが秋の初戦に挑む。そんなイメージ。
ところが。
オーシャンS→中山は例年以上に渋ってアジエク的に快走馬が続出
シルクロードS→ストレイトとレディオブのマッチレース。
阪急杯→マイル馬がやたらと頑張った
と、ステップレースの体をあまりなしていない。
高松宮記念はスプリンターズのステップレースです、みたいな感じになってる。
だから「前走は好走しているな」という程度にオーシャンシルクハンキューは見るべきだ。
さて。
今回のレース。逃げが多頭、というのは何度も確認した。
そういうとき、大切なのは先行集団の先頭。つまり今回の場合は5番手の馬だ。
ただレッドスパーダが逃げ争いに参加できるとも思わないし、参加するとも思わない。
レディオブオペラも3番手が確保できりゃ上々か、という面がある。
コパノリチャードも逃げにしてはテンの良い馬じゃない。内枠だが。
すると逃げ競走単体で考えりゃハクサンムーンが半歩リードした形だろうか。
内にインプレスウィナー、シルクフォーチュン、ストレイトガール。少なくとも2頭分のスペースがある。
ハクサンはね。ロードカナロアを一度破った馬だから。しかも対面切ったセントウルで。
つまり侮ったらいけない。少しの油断が逃げ切りを生む。
だから番手に抑えたとしても結構プレッシャーをかけると思うんですよね。
逃げ馬は楽させない。しかし俺たち番手馬は楽をさせてもらうぜ!と。
ところがハクサンムーンは体調が完璧ならば番手を潰せる馬だ。スプリンターズでサクラゴスペルを潰しているわけです。
だから簡単な潰し方は初っ端。ハナを押さえることになる。
堂々巡りですよねぇ。そうなると結局テンは速くなる。
速くなるどころかそのペースを引きずりかねないのではないか。
面白いところは。コパノリチャード、レディオブオペラという稀代の逃げ馬がいるところですよね。
コパノは1400mじゃ敵なしと言ってもいいでしょう。馬場は多少なり選びますが。
レディオブも向ききらない馬場のシルクロードSで2着ですから力は確かにある。
特にレディオブ。鞍上の藤田も含めてキーポイントっぽい馬じゃないかな。
ただし。シルクロードSの馬場に向かないのであれば高松宮記念も合わねぇだろ。
やっぱり無理はしないのかもね。過去にも番手で抑えて勝った経験があるし今回もそうかな。
となると逃げ合戦は
という図式になるわけですね。
テンの速さでは白山月ですが枠の逃げっぷりはリチャに軍配が。
テンの争いになればやはり内枠が有利ですから。押して押しての逃げ先行は外が有利だけども。
そういう意味じゃレディオブは押しまくってハナを切ることも可能。
・・・。
そう考えると無理矢理逃げて「あいつは潰れるな」と油断させてペースを自由に操るのも?
しかし白山月が逃がすわけもないか。競り合いになれば内にいる方が有利だ。
結局は無理矢理にでもハナを取らなきゃならんのはリチャと白山月だけ。
レディオブはハナを狙うだろうが出たなりで番手に落ち着かせることも念頭に置くはず。
レッドスパーダも本職じゃないからね。狙いつつも好位を取れりゃ好位で。
5番リチャ 7番スパーダ で6番にリアルインパクトがいるんだよねぇ。
リチャードに迫りつつスパーダを牽制する位置。リアインはスタートが良けりゃ強い位置にある。
つまりスパーダとリアインは共存できない。同じ馬券に納めるなど以ての外って奴ですね。
リチャードが出遅れすれば可能性はあるが。
終わった・・・俺の4時間の結晶を間違って消してしまった・・・。
もうだめだよ。犬でも洗うよ。クセェからな。
まとめると。
内~真ん中は逃げ先行を選びたい。9番以降は差し先行。
リアルインパクトは買えるギリギリのライン。
どうも内馬場の悪化が例年以上の様子で外差しがだいぶ届く様子なので。
サンカルロも内枠に収まってしまったから最後方に近い形になる。厳しい。
そのたぐいの切れる馬はスノードラゴンが担うのだろう。
レッドスパーダは好走に留まるかもしれない。
新潟の関屋記念がいい具合だったし中京はまた別腹なのかもな。
流れにのるタイプでもなく、ズンズコズンズコとマイペースだ。
好位に抑えるなら外に出すなりしたいし、上手に馬群を割らなきゃならない。
そういう競馬が得手か、というと違うだろうしね。
単独2番手、とかそういう流れなら悪かないだろうけど。
差し馬がどこまで届くのか。昨年は2着までドリームバレンチノが届かせてきたわけで。
ドリバレってのは今はダート1400mを走っている。
スノードラゴンは1400mと1200m。どっちかと言えば1200mをダートで走ってきた馬だ。
ダート的差し馬、という点では同じくするがダート1200mベストだと中山的になっちゃうんじゃないのか?
望田先生は「中京1200mはパワータイプの1400m巧者を選びたい」とのことである。
ダート1400mを主戦場としているドリームバレンチノはまさにそういうことじゃないかな。
だから1200mのパワータイプと推測されるスノードラゴンはちょいと違うだろう。
サンカルロやマジンプロスパーが好走していることを思えば間違いはないのだろうが・・・。
この2頭が今回は厳しい枠に入った以上、期待できるのは・・・アースソニックしかいない。
そんでリアルインパクト。中京1200mならば距離が短めに思える今回もこなせるはずだ。
本命はやはりストレイトガールに落ち着くだろうね。
どうなるのやら。
[fin]