砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

珍しくいい具合に予想が固まった

大阪ハンブルグは見て楽しもう。


桜花賞の方は、というと。

大外のハープスターがやはり固い。

ここまでずば抜けた実力を持った馬ならば外枠は好材料と言える。

まぁ、変に内枠に入るよりは、という意味で。

対してレッドリヴェールの12番は鬼門になりかねない。

今回は前が厳しい展開になる。

リラヴァティ、シャイニーガール、ニホンピロアンバー、カウニスクッカ、コーリンベリー、ペイシャフェリス、フクノドリーム、ベルカント

過去に逃げたことのある馬がこれだけいるのであります。

どれがハナを切るか、というのはもはやどうでもいい話でありまして

とりあえず緩みはしないだろう、みたいな曖昧さで十分。

なので「最後方でもそこまで問題としない」というハープスターはある意味「自在的」。

大外枠というのも手伝って「上手いところにひっつきゃいい」という形だ。

ところがレッドリヴェールはある程度は好位から差したい馬だ。

阪神JFも完璧なタイミングで追い出してしっかり差しきり、交わしきった形。

後方からどうこうできる長い脚を持たず、追走→末脚の流れをよどみなくこなしたい。

であるからなんだかんだで前にくっついて中団後ろはとりたい。

今回は好位差し馬においてもなかなか多くて困ります。

6番手7番手を確保したい馬は腐るほどいるでしょう。フォーエバーモアにしてもヌーヴォレコルトにしても。

上の逃げ馬でも好位から上手に競馬を進めようという動きはあるだろうし、

ある程度後ろからの競馬を強いられる。ここで競り合うほどの力はレッドリヴェールにゃない。

そういった流れの中にいると12番、というやや真ん中寄りの外枠は危険だろう。

後ろすぎず、中団後方、という競馬をしたい馬がこの外に2頭いるわけだ。

それがアドマイヤビジンとマーブルカテドラル。よりによってこの2頭。

それに加えてハープスター

外にはホウライアキコなどもいる。

これは好位競馬であるからリヴェールの前あたりを使いたい。

自然に取れそうなポジションである。

つまり。 

囲まれちゃうんじゃないの? っていう懸念。

ハープの内はベルカントリラヴァティホウライアキコ、であるから横壁にはなりえない。

更に内はマーブルカテドラル、アドマイヤビジン、と続くが3角までに落ち着けそうだ。

レッドリヴェールは囲まれそうな展開で馬群の捌きが面倒そう。

また、よりによってホウライアキコという伸びそうで伸びなさそうな馬が前に来そう。

そして外差し勢はほぼ確実に伸びてくる。

きっちり割るか、きっちり前を空けるか。

なんとかしないと追って差す展開になりかねないですな。

なんたって展開的な外差し馬場だ。

みんな外へ外へ回してくるだろう。逃げ馬ですら距離ロスよりも馬場ロスを恐れそうってもんだよ。

半端な外は壁が出来る。位置が決まってからチョイ外出しで差せりゃいいのだが・・・。

ハープがいる以上、外に出すタイミングはシビア。

戸崎としてはそういう選択を迫られたら負けであるから・・・

何らかのベターな考えを実行してくるはず。

単純に

「前に馬を作らない」「外に馬を設けない」ということだよね。

外の馬を消すためにゃ前で競馬をしたい。中団真ん中。

前の馬云々というのなら後ろで競馬をしたい。中団後方。

怖いのはベルカントよな。

距離不足を補うために中団前目で競馬することは考えられる。

ベルカントの素質なら無理な前付けより中団だろう。

それを思うと武豊師匠は・・・潰せる馬は潰しそうなもんです。

レッドリヴェールの前につけて、ハープより早く仕掛ける。

そういう競馬もあるかなぁ、と。

しかしまぁ・・・ベルカントよりかはフォーエバーモアの方が勝ち目はありますが。

それらを考えりゃレッドリヴェールは外を見ながらの競馬をして

どうにかしてハープの前を潰しにかかりたい。

ところがハープを潰せるほど後ろで競馬をしたら自分がさっぱり届かない。

前が厳しいからこそ、好位からざっくりと両断したいのであります。

それが出来なきゃ勝ち負けなんて出来ない。

しかし好位は伏兵がたむろしている、と。

だからレッドリヴェールって積んでると思うんですよね。

次に期待して消したほうがよい。あるいはヒモ。

ハープとアドマイヤビジンしか後方追い込みで届かせられる見込みはないと思うと・・・

あとは好位でしっかり伸びるフォーエバーモアヌーヴォレコルトあたりになります。

ダイワメジャー産駒のマーブルカテドラルも狙いたくはありますがね。

こいつは内外兼用ではありますな。折り合いがつけばパフォーマンスはある。

しかし鞍上の田辺は関西では並のジョッキー。

関東でのパフォーマンスは非常に高いし、中山重賞なら意味もなく人気を集めるだろうがね。

阪神外回りは4角でいかに展開するか、という勝負であって

中山の様にコーナー中から勝負をかけるのとはだいぶ違っている。

中山はなにも考えず、タイミングだけしっかりはかって外からグングンいっちゃえばいい・・・

暴言だけどもそんなイメージ。

阪神は周りの動きを見ながら外に上手く出していく、ってんだから東京っぽいかも。

マーブルカテドラルは枠が非常によいのでシンプルな形を使えるはず。

だが阪神JFの関東不利を思うと輸送の怪しさに箸が進まない。

なんでステップレースでもう一度輸送を経験させなかったのかなぁ。

大事にするのはいいけどこっちが困るんだよね。(理不尽なキレ方)

しかし・・・血統を見ても中山を上手にこなしそうな感じはあるし

ストライドっ!って感じの走りでもなく、ごくごく普通である。

一定のパフォーマンスは見せるだろうが・・・?

こいつの場合、「一定」が3着くらいまで届かせそうなんだよねぇ・・・。

ハープ-ビジン-モアorマーブル

みたいな感じか。

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