砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ヴィクトリアマイルに駆ける

NHKマイルCなんて知ったことか!

そう思います


さて、ヴィクトリアマイルは穴が期待できる愉快なレースです。

なんで穴があくか、というと・・・

・ステップレースの阪神牝馬はあんまりステップとして機能していない

・中山牝馬、福島牝馬から向かう馬が多く、それらも関連性が薄い。

前哨戦に問題が多いのですね。東京マイルはなんだかんだで特殊な条件です。

そしてこの時期の府中マイルは味付けがきつい。

府中牝馬などはダラダラと流れてビシッと引き締めるような1800mですが

今だと初っ端から終いまできっちり流れて流れて・・・終いは搾り出すマイル戦になる。

ブエナビスタの年以降はその傾向は強くなっている。

10、12、13年は1分32秒4。11年は31秒9と好時計。

ほとんどは前傾ペースになり終いは33秒台後半~34秒台と厳しいもの。

牝馬戦らしい展開は望めず、ことごとく搾り出すような消耗戦となる。

混合戦でも好走する馬の台頭が目立つのはペースの問題だろう。

それに比べれば牝馬戦というのはスロー展開なのでことごとく人気馬が飛ぶのである。

愛知杯に似ている。中京2000m前残りで終いを搾り出す変態展開。

牝馬戦らしからぬ厳しさで穴台頭待ったなしのレースだ。

となるとフーラブライドキャトルフィーユがありなのか・・・?

好位から34秒きっかし使えれば勝ち負けしそうなもんだ。

混合戦で結果を出した馬は・・・

日経新春杯3着のフーラブライド

東京新聞杯1着のホエールキャプチャ

高松宮記念3着のストレイトガール

ジャパンカップ2着のデニムアンドルビー

おそらく1番人気はデニムでしょうね。

マイルとは言え東京。しかもヴィクトリアマイルならばデニムしかいない。

スプリンターズのように世代交代の意味が強いレースなので4歳世代が台頭しますもん。

おそらく枠的にそういった操作が行われているのでは?商業的にも名ヒロインは作らなきゃなりません。

ヴィクトリアマイルの意味ってそういうところにあるでしょ。

さて、過去の勝ち馬、アパパネホエールキャプチャヴィルシーナ、などを見ても好位競馬が有利ですね。

例外はブエナビスタ。大外から桜花賞を追い込んで勝ち切っただけに驚異的な馬です。

展開に助けられたともいえるけど・・・よく直線だけで6馬身差を詰めて差したな、と。

この年はカレンミロティックの半姉、ヒカルアマランサスが4番手から抜け出しているし。

単独4番手まで持って行きながらも一旦緩ませてから追ってるんですね。エイフラ的。

ブエナビスタとハナ差2着であるから傾向的にはこっちが勝ってもおかしくはなかった。

それくらい好位差しというのは有利。

ということで傾向は

・好位差しが展開不問で圧倒的有利

・ハイペースへの適性(混合戦での戦績が欲しい)

あとはG1経験馬が望ましい。

クラシックで勝ち負けし続けた馬が勝ち負けするレースであります。

そんでステップレースは極端に言えば度外視しても良い。

むしろ中山や福島で好走した馬なんかは買うべきじゃないかもしれない。

それを言ったらキャトリフィーユやフーラブライドが買えないが・・・。

そこらへんはきっちり追及していきたいね。

度外視は可能、と。ヒカルアマランサスは京都牝馬を勝って阪神牝馬11着だ

あと・・・

展開の違いからホエールキャプチャみたいに復活を果たすパターンがある。

ヴィルシーナが同様に狙える。

起動の速い馬ではなく、包まれてから抜け出すような競馬が出来ない。

それらの理由から阪神牝馬エリ女は度外視は可能。

東京新聞杯牝馬ディープがどうこう出来る馬場ではない。

京都記念でジェンティが崩れたことからもそれは分かる。

京都大章典は差しが台頭したレース。逃げたヴィルシーナにゃ厳しい。

弁解できないのはジャパンカップだけだが・・・

これはコンマ2秒差の7着。問題とするような負け方じゃない。

むしろ荒れた内馬場にいて良く伸びた、とほめられるべき。

つまり不調なんてなかったんですよ!

ヴィクトリアマイルは好位競馬で、まず包まれることはないでしょう。

馬場に問題がなく、展開も昨年の覇者だけにこれまた問題ない。

これがホエールキャプチャ復活の真相。単純にレース展開が合う機会がなかったのだ!

だからヴィルシーナがここで一発かましてもおかしくない!

やっぱり前で受けて34秒使う馬だからね。後ろに下げたら33秒台前半使えるか、と言われりゃ違う。

大魔神佐々木は好きだがオーナー佐々木はでしゃばりすぎて好きじゃねぇな。

今回は出しゃばるなよ。内田がきっちり走らせるから。安心して見てなよ

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