砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

スマートレイアーなど炊き込みご飯に等しい。

こいつはヴィクトリアマイルで華々しく散る典型的なタイプだと思うのです。


何度も言うようにヴィクトリアマイルで求められるのはひねり出す脚であります。

元からあるものを使う馬ではなく、ないものを搾り出す馬を買うべきです。

ディープ産駒というのはほとんどが「持っているもの」を使う馬で、

それを使い切る展開、馬場だと見事に散ります。反面、京都の1回目などはびっくりするほど強い。

ジェンティルドンナがJCやDSCで快勝する反面、京都記念では見事に散ったのはそういうことだ、と。

ジャスタウェイなどは使い切るまでの深さが尋常ではないのです。

あれはどこまでペースが上がっても34秒で上がってきそうな馬ですよ。

ここまでは見事すぎるほどのレース選びです。次は安田記念らしいですがここもまた負けないでしょう。

ジャスタウェイを買わないのであればスロー巧者ですよ。

えげつない瞬発力で直線を突き抜ける馬。まさにディープインパクトの様な。

さて、ということでディープ産駒の取捨が難しい今レースではよくよく考えたいですね。

華々しく散るのがディープ産駒ならば凄惨に勝ちきるのもディープ産駒。

危ういバランスなんではないかなぁ、と。

クロフネ産駒とディープ産駒がワンツーするのはG1どころか重賞でも珍しい。

いや、ホエールキャプチャってのは不思議な馬ですねぇ。

俺の中央初馬券はダービーのペプチドアマゾンですが

初予想はヴィクトリアマイルホエールキャプチャなんです。

両方とも複勝予想ですのでビギナーズラック恐るべし、というところ。

500円でも買っておけば5000円ですから複勝馬券では大成功でした。

買っていれば・・・ね。

そんでウイニングポスト8ではチヨダマサコにお世話になりました。

「どっかで見たことあるぞ」とこの馬をもらって育てていました。

その後攻略サイトをのぞいてみれば「もらうならチヨダマサコ」と。

「確かにニッポーテイオーは強いわ」と。

で、望田先生の「クロペリオンもといクロマサコ」ですね。

そうか。チヨダマサコホエールキャプチャの血統表で見たのか、俺は納得。

そういった経緯もあって定期的にホエールキャプチャへの愛憎度が増していきます。

憎むのは東京新聞杯ですねぇ。「分からん!今の馬場は・・・分からん!」と放り投げたらホエールキャプチャ

「買えるはずがない。ないのだが・・・ホエールキャプチャを信じていれば!もっと愛していれば買えたはずだ!」

こういう矛盾した想いを募らせてしまい・・・愛憎へと突き進む。

そして因縁のヴィクトリアマイル

ホエールキャプチャの連対率は100%。

いや、本当にどうしようね。

デニムなんかはスロータイプだし・・・。

気軽に人気しちゃうディープ牝馬はアタマまでは届かないと思うんだよね。

すると・・・

オークスから始まり、秋華賞エリ女と数々のディープ主義者に煮え湯を飲ませてきた・・・

メイショウマンボですよ。

牝馬の軽やかさを思えば東京馬場は悪かない。だが忙しすぎるかな。

オークスエリ女は通ずる部分があるけど秋華賞は結構不思議な勝ち方だね。

オークスエリ女はスローから地味に展開したレース。

秋華賞はだいぶ流れた。

長い直線に向く馬ではないものの、外回り展開は合うのだろう。

京都内回りとて外外からまくり差せばちょいと違うのかな。

終いの伸びっぷりは他の馬と一味も二味も違っていて、そこが勝利の鍵となったか。

ヴィクトリアマイルに欲しい要素ではあるから・・・。うーん。

フィリーズレビューの勝ちもあるから無理のある距離ではないはず。

しかしG1戦線においては距離延長で頭角を現した馬だ。

距離の合う一線級と争うことを思えばちょっと買いづらい。

思い切ってエリ女の真逆を買うのも一つだろう。

例年通りのペースならば昨年のドスローエリ女は似ても似つかない。

出走できればミッドサマーフェアとか、あるいはヴィルシーナなんかだよね。

合わない展開でよく伸びた、という解釈をするならデニムとホエキャプを。

実際、ホエールキャプチャの充実ぶりは恐ろしいよ。

いまだ充実期にあると思えば買うしかない。

ヴィルシーナは・・・併せたらいけないのかも。

本質的には逃げ馬なのか?

ともあれ、安田記念で3着の一線に位置したのは間違いない。

マイラーとしてトップクラスの実力馬であるから復活は期待したいなぁ。

上がりはこの馬にしちゃきっちり使えてる。

東京新聞杯の負け方は不安をあおったけど阪神牝馬Sで復活した。

一昨年のエリ女は雨に助けられただけに東京新聞杯も同様に好結果を招くと思っていたからな。

オークスでは追い出しの早さが目立つね。

内田らしいと言えば内田らしい。サトノノみたいにずぶいのかな。

うん。ずぶいのだろうね。

じゃなきゃエリ女の負けっぷりなんかが説明つかん。

・・・都合の良い説明がつかない。

阪神牝馬Sにしても鞭一発ズキューン!って脚を使う馬でもないからさ。

それが出来れば大外一気で秋華賞で勝てたはずだ。ジェンティレベルの名馬になったはず。

ヴィクトリアマイルなら傾向的に大丈夫。ここで勝ち負け待ったなし。

なのだが。

枠はまず間違いなく外目だろうね。

ホエールキャプチャと仲良く並んだりしそう。

なぜなら・・・ヴィクトリアマイルとは世代交代の象徴と言えるレースであるから。

ヴィルシーナなんかが最内枠にもぐりこめば内田が何をしでかすか分かったものじゃない。

一発を期待させつつもアタマは許さない。その程度の枠に落ち着くだろう。

最内は毒にも薬にもならない馬・・・スマートレイアーなんてどうだろう。

出遅れ癖のある馬を内にいれるのはJRAの必殺技よ。

スタートに成功すりゃチャンスはそこそこあるしね。

今年のパターンだと先行馬はバラけるのかな。

外枠は結構割りを食うかも。

ところで。

もう4時間ほど日記を書いている。

もはや中毒。競馬予想中毒。

活字中毒かつ競馬予想中毒。

なんだか救いようのない人間だなぁ。俺が最内枠に入るのがいいかな。

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