砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

悩みどころのゴールデンナンバー

アユサン回避などで出走できちゃいそうな感じです。


この馬は展開任せで「とりあえず追い込ませろ」という使い方をされています。

それだけに3Fの弾けっぷりは凄まじく、東京マイルでは32秒0で追い込んだりもする。

瞬発力の鬼なのですが・・・ダイワメジャー産駒なんですよねぇ・・・。

ダイワメジャーというとカレンブラックヒルコパノリチャードに見られるように前受け粘りこみですよね。

そして共通するのは渋り馬場への驚異的な適応力。

カレンブラックヒルNHKマイルCコパノリチャード高松宮記念。渋れば強いんです。

だから瞬発力とは無縁のイメージです。

ところが牝馬になるとパワー<瞬発力という風になってやや軽快な差し馬が出る。

重賞馬では・・・エピセアロームにエクセラントカーヴにトーセンベニザクラマーブルカテドラル

あくまで「やや」ですね。基本的には重厚な差し馬が出ます。

それらと比べればゴールデンナンバーは非常に不思議な存在で軽快な馬場でもきっちり上がる。

かといって重馬場が苦手か、というとそうでもなく。やはりこいつはダイワメジャーの産駒なんですよ。

勝利は東京2京都2中京1と分かりやすい傾向。やはり差しを届かせやすい舞台です。

中京戦績は1-1-0-1。着外は愛知杯で最後方追い込みした結果ですから実際に相性は悪くないのだなぁ、と。

インベタ傾向が残る京都牝馬でも大外殿一気で6着まで来ているからあとは展開だけだ。

ところがハイペースから33秒6の脚を搾り出す馬でもないから困り者。

初G1で「待ち望んだぞ前崩れ!」と猛然と追い込む馬でもないのは愛知杯の上がりタイムからも分かる。

やはり限界はあって、スローから弾ける展開でなければ駄目なのです。

すると望みは一団馬群からさらに圧縮させ、その上で前が空くという夢の様な話になる。

逃げ馬から3馬身以内の位置にスローのまま位置取りできれば勝ち負け、という普通の追い込み万歳展開です。

なのでここはあまり深く期待は出来ず、これもまた予定調和の追い込み馬だろう、と。

これに金をさくならスマートレイアー単勝でも買いましょう、という請け合い。

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