砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

まとめてみよう ヴィクトリアマイル予想

まとめないとね。うん。
前回まではこういうことです。 大外一気に関して
・勝ちきりは厳しい。ジョワドヴィーヴルは届かなかった。
・苦し紛れの馬が割りと邪魔。スムーズに追い込める機会は乏しい。
ブエナビスタ級の脚が必要

好位競馬について
・ジリ脚タイプが好位から突いても対して届かない
・好走に留まることが多い。たいていジリ脚タイプ。
・ここからのちょい外一気は隠れた勝ちパターン。ホエキャプやアパパネなど。

番手競馬について
・穴馬はここから。穴は絶対に番手。
・番手競馬の達者が内枠にいれば買うべき。絶対に買うべき。
・先行力の裏づけがあればやや外枠でも買いかも。今年は逃げ馬、番手が多くて厳しい?

枠について
・内枠の番手馬が強烈。穴はここから狙いたい
・内枠の差し追い込みはかなり届く。中穴くらいなら狙ってもいいか。
・多少の外枠でも大きな不利はない。大外枠は多少の割引をしたいところ。
・昨年の愛知杯のこともあるし大外先行の可能性も忘れずに。 ・ ・ ・ 馬券的に言えば ・ちょい外からバキュンっ!と抜けてくる馬(候補:スマートレイアーホエールキャプチャ) ・番手につけてジリジリと伸び伸びする馬(候補:ホエールキャプチャヴィルシーナ、、ラキシス) ・好位からスッと出てくる馬(候補:デニムアンドルビー) ということになります。 マンボなんかは脚色的に前々につけなきゃなりません。 ただ持続戦になった場合はやはり強く、お守り代わりに単勝を買いたい気も。 しかしマイルの対応力の低さは4歳勢でもトップだろう、という観点から可能性を認めつつも消しちゃいます。 ちょい外バキュンっ!を期待するのはスマートレイアーホエールキャプチャ。 中団~好位から外に出してグングングングングン!と伸びてくる馬です。 昨年のホエールキャプチャや一昨々年のアパパネなんかが使った戦法で、なんだかんだいいところまで来ます。 ただスマートレイアーというのはタフい展開になると脚色が衰える。 武騎手はこういう馬を上手に扱ってくるので好位展開は望めないかも・・・? 中団に位置してバキュンっ!と考えたらアタマはあやしくなってくる。 末脚そのものはずば抜けているから深く考えすぎて裏目を引きそうな気も。素直にアタマ? ホエールキャプチャはそういうところに安心感抜群で、東京新聞杯が保障いたします。 ただ最近はズブい感じも出てきてジワジワ・・・番手につけてジリジリするほうがいい気もする。 これもまたちょい外一気が成功するパターンではないのでは? 番手ジリジリーをするならば先行力の裏づけがとっても必要であります。 これを外枠から成功させたのは一昨年のホエールキャプチャドナウブルー、昨年のヴィルシーナ。 今年でやってくれそうな馬はラキシスホエールキャプチャヴィルシーナ。 ホエキャプとヴィルシは上の通り実績があります。ラキシス中日新聞杯エリ女で多少の実績。 ラキシスってのは番手でジリジリすることに関してはG1級です。 京都記念の馬場でもアンコイルドと差のないジリジリを見せたし、エリ女でも2着まで残った。 中日新聞杯ではジリジリの出鼻をくじかれて2着に終わったがあの馬場で2着はさすがの一言。 このジリジリ脚が活かされるのはこのヴィクトリアマイルしかないのです。 それはヴィルシーナホエールキャプチャの勝ち切れなさが証明している。 だからこそ・・・ここはラキシスかな、と。 能力の裏づけは十二分。エリ女のスローをあれだけジリジリ残って中日新聞杯で好位差しを成功させた。 その上ジェンティすら散る京都記念の馬場を4着で終わらせているのだ。距離しか問題がない。 状況次第で勝ちきれる、という馬はいらんのです。カワカミプリンセスが証明している。 ここは勝ちきれないG1級を買うべきだ。 そこはヴィルシもホエキャプも同様です。ここでしか買えない馬がいる。 ヴィルシは不調なんかじゃないしホエキャプは好調続行中。 ただヴィルシーナは外に入りすぎて展開に不利が出そうだ。ホエールキャプチャは先行する鋭さを失いつつある。 ラキシスが番手ジリジリを成功させりゃスマートレイアーは届かないだろう。 展開を考えりゃスマートレイアーは3着程度に落ち着きそう。 それじゃ2着って何よ?と。 そりゃ好位から微かな切れ味、確かなジリ脚。デニムアンドルビーですよ。 内からもぐりこんでジリリンジリリンと忍び寄るデニムの影。何とかスマートレイアーを凌ぐはずだ。 ・・・ ・・・ 凌ぐかな? 浜中も馬鹿じゃないからこの枠で後ろに下げることはないはずなんだなぁ。 素人目でも後ろからじゃチャンスはないと分かるもの。これは内からブッ差すしかないよ。 ウリウリとデニムの枠が逆だったらめっちゃ困ったけどね。 ウリウリの4角力って洒落にならなくて、10番手くらいから6番手くらいになってたりする。 そこらへんの小器用さが勝ち切る内差しの本領発揮。 その小器用さがデニムにあるか?とはさすがに考えづらい。 やはり順当に回って4角からジリジリといくだけだろう。ヒカルアマランサス式だよねぇ。 ちょいと馬群に飲まれそうになりつつもジリジリジリジリ、と。 ケイアイエレガントを交わして、そこで前が開けばズバっ!と抜け出せるはず。 そこまで行けばラキシスとハナ差勝負だ! 外からスマートレイアーが迫るけど1馬身足らず、という感じ。 ・・・ 不気味な存在はストレイトガール。 最内に入ってすぐ外は逃げそうなクロフネサプライズ。 2番手にストレイトガールがついたらかなり困ったことになる。多分勝ち負け。 岩田騎手の特徴ってのは 一に豪腕、二に内差し、三に先行。ほぼすべてが活きる展開と言えるのだ。 不気味な存在というしかない。 いっちばん恐ろしい展開はケイアイエレガントを主砲とした外枠総突っ込み。 13番ケイアイエレガント 14番ヴィルシーナ 15番エクセラントカーヴ 16番ローブティサージュ 17番フーラブライド 18番ウリウリ 内枠の主要馬・・・ホエキャプやスマートレイアーがおとなしく好位展開を選んだ場合 外に回った先行馬がケイアイエレガントを筆頭に前づけを選択する可能性があるのです。 特にケイアイエレガントは前で競馬をしなきゃ話にならないので前づけに動くはず。 それに乗じてヴィルシーナローブティサージュフーラブライドが乗っかってくれば・・・。 ローブティサージュの恐ろしさってのはここでは発揮されませんが・・・ 止まらず、行かずの邪魔臭い壁にはなるでしょう。便利。 ヴィルシーナも止まらないだろうけど3着争いが関の山。 一番ヤバイ奴はフーラブライド。 何度も書くように「中山牝馬勝ちの差し馬が前づけしたらヤバイ」んです。 中山牝馬を勝てる牝馬ってのは驚異的な持続脚の持ち主なんです。大外ぶん回して勝ってるんだもん。 それが前づけしてしまったら壁になりつつ確かに伸びる。3着2着に絡むんです。 そして外枠先行ってのは伸び切らないからよほどの展開でなけりゃ勝ちきれない。 「よほど」ってのは一昨々年のアパパネ殺しの包囲網状態。このくらいじゃないと。 それじゃ何がくるか、って言うとチョイ外バキュンっ組がじわりじわりと差しきるんです。 スマートレイアーホエールキャプチャ、これがくるでしょう。 この2頭が確実にアタマに絡む、ってのは外枠前づけパターン。 おそらくホエールキャプチャが一枚上手でしょうね。 ・・・ しかし蛯名ならばホエールキャプチャは前づけに動くのではないかなぁ。 昨年だって躓いたから中団に入っただけであってね。戦略的に中団を選んだわけじゃない。 何よりクロフネサプライズは逃げに逃げるだろうし。 ケイアイエレガントは2番手を確保して十分。この体制ならスローもない。 かといって競り合う二頭でもないからハイペースにゃならん。十分。 それに続く3番手が何になるか、というのが最大の焦点。 (ヴィルシーナが逃げてドスローに落とす可能性もあるが。それならそれでスマートレイアーが楽に差しきる。) この3番手集団からはやっぱりゴロゴロとね。団子になるんじゃないかなぁ。 ホエールキャプチャストレイトガールラキシスデニムアンドルビーヴィルシーナ、と。 ローブティサージュも入るか?キャトルフィーユも。 先行番手~好位の馬はなんだかんだでいい馬がそろった。揃いすぎている。 ここから抜け出す馬はいてもその後ろから差すはめになる馬はまずまず届かない。 スマートレイアーなんかはかなり外を差すことになるんじゃないのかな? でもクロフネサプライズを突っつくのはさ。ケイアイエレガント1頭なんだよねぇ。 この先行好位集団はペースは速めたくない。馬の習性としてケイアイエレガントがペースを作るだけ。 この好位集団が間違いなく34秒の脚を繰り出す。 好位の好位にいる馬、ラキシスホエールキャプチャストレイトガール・・・デニムアンドルビーがいい脚を使いそう。 デニムがスタートの競り合いできっちり結果を出したならば簡単に勝つだろう、と思うしね。 さすがにそこらへんはラキシスが一枚上手で、デニムは2馬身ほどの差をつけられて直線を向くだろう。 間に1頭いるから展開的に向ききるわけじゃない。そもそも800mの距離短縮で反応が良いはずもないべ。 (いや、かかっていたから関係ないか。むしろショウナンマイティ式に反応は良いかも?) (スタートが決まったら好位は間違いないか?それを承知でマイル挑戦したの?) しかし・・・ホエールキャプチャは確実にラキシスくらいのポジションにはいるはずで、 今の馬場ならホエールキャプチャの持続脚&パワーは絶対に活きる。強烈なほどに。 レッドスパーダが勝つ馬場だ。ミッキーアイルが勝つ馬場だ。パワーに向くのでは? それを言ったらヴィルシーナもだけど。デニムもね。 ・・・ これは・・・差しがこないパターンじゃないか? 府中牝馬みたいな感じに前残り好位差し比べの展開? 傾向としては中日新聞杯的で、内~真ん中に位置する先行馬が伸びる&伸びない状態。 そのくせ外が抜群に伸びるわけじゃなく、ジリジリと外を追い込む馬がたまに台頭する程度。 マーティンボロスマートレイアーはなれるのか、と思えばなんだか怪しい気持ちにもなる。 ブエナビスタですらヒカルアマランサスに手間取ったし、今年はヒカルアマランサス級の好位馬が勢ぞろい。 ブエナビスタ級でなければ勝てないスマートレイアー。 ・・・便利だなぁ。「ブエナビスタなみの実力馬ならば」という仮定は。便利だなぁ。 スマートレイアーの比較がブエナビスタならば・・・ デニムアンドルビーウオッカですよねぇ。好位差しに本格化を果たしてくれるのか。 決めた。 ラキシスホエールキャプチャデニムアンドルビー 3着はデニムかスマートレイアーか迷ったが・・・ デニムの本格化のほうがまだ可能性は高いはず。 ホエールキャプチャは非常に強く、ラキシスよりも粘り腰は強い。 それでもラキシス京都記念4着、中日新聞杯2着のキレを内包した粘り強さにかける。 良枠から良展開に持ち込めるのも強みだし、ここは充実の4歳、勝ちきれない4歳に。 マンボは前づけが出来るとも思えず、結局ジリ脚タイプであるから前につけられなきゃ競馬にならん。 ここは掲示板外だろう。 ヴィルシーナも外から押して押し切れるだけの能力はない。 それが出来るならばジャパンカップルルーシュを交わせる。交わすべきだった。 昨年はまさに今年のラキシスほどに恵まれた枠と展開であったから単純に少し足りないのでは。 キャトルフィーユとはいい勝負をするだろう。 エクセラントカーヴは枠が悪すぎる。 外外を回って勝つには格が足りず、好内容を見せるのは間違いないが結果は足りないはず。 ストレイトガールは・・・来たら事故。 ウリウリは内枠内差しでこそ買いたい馬だ。 京都牝馬の様な競馬はここでは期待できず、例年通り外枠から馬群縫いの内差しは掲示板まで。 フーラブライド日経新春杯が限界の馬で延々と持続脚を使えるタイプではない。 そういうタイプでなければ外から先行してジリジリと伸びる競馬は出来ないし、マイルは忙しいだろう。 マルゼンスキーの血を生かす芝式ゴールドアリュール産駒は中距離渋馬場がベスト。1800でもこなす程度だった。 ケイアイエレガントは持続的に「差せる」脚がないのが欠点。好走どまり。 2番手から34秒前半の上がりが繰り出せるなんてことはなく、攻めても34秒6で8着だろう。 時計がかかる馬場でしっかりと逃げ切れる展開が欲しい。 スマートレイアーはタフい展開になればまるで走らない。 スローから弾けさせてなんぼ、という馬であるから平均ペースの牝馬G1でも対応は怪しい。 前崩れが見込めるわけでもなく、むしろ前の馬がしっかり残る展開。ここは足りない4着か。 [fin]