砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

スマートレイアーのストーカーは糞食らえ ヴィクトリアマイル回顧

6着以下は1分32秒6・・・上位5頭だけがしっかりとヴィクトリアマイルを走っていた。

みんなスマートレイアーと競馬をしすぎですよ。


ヴィルシーナというのは「自在先行」という言葉がひどく似合う馬です。

逃げ先行は思うがまま、押せばきちんと行ってくれる。

今にして思えばケイアイエレガントなんかはテンの速い馬じゃないんですよねぇ。

だから逃げを打てないレースがなんだかんだで多いし。

となると相手はクロフネサプライズでありまして、これは復帰2戦目。

内外離れているし、その間に出の良い馬がいるわけでもない。

押せば逃げ争うことも出来たんですねぇ。

結局は春天NHKマイルCと似たように内をしっかり走った馬が勝ち負け。

マンボもストガールもキャトルフィーユもみーんな内ラチ沿い。もちろんヴィルシーナも。

例外ってのはまさにホエールキャプチャですから・・・やはり1枚上手の馬だったんですね。

しかし6歳では・・・あそこからズバッと切って捨てる脚はありません。前々で競馬をしなきゃ。

東京新聞杯の競馬を考えりゃもう一つ上のギアがあるから。まだ買うタイミングがありますよ。

ストレイトガールってのはね。やはり岩田ですよねぇ。上手い。

マンボとスマレイを見ながら、じっくり溜めて、機をみりゃズバッと内差しです。

驚きなのはね。岩田・・・踊ってないんですよ。カメラで見られる限りは踊っていない。

もしかしたらストレイトガールもまた脚を使い切ってないんじゃないのかな?

ものすっごい手ごたえで内をスルスルと抜けてきたからね。こりゃ強いよ。

綺麗な岩田もいいが・・・その騎乗でなんとかなるのは馬が良いからだぜ?大丈夫?

メイショウマンボはあれだけロスのない巧い競馬をしながらもヴィルヴィルさんにゃ届かない。

兄貴の馬にみんな集中して弟はジワジワと内を差す。勝負の世界はかくも恐ろしいものなのか。

にしたって弟よ。これでヴィルシーナが差せないのでは話にならんぞ。

今年のヴィクトリアマイルで最も展開利を得たのがマンボです。

それで3番人気が2着してもなーんもさ。なんも驚かない。ただ内差しなら届くのか、ってくらいよ。

ジリジリと迫る脚はホエールキャプチャ級であることは実証されたので。収穫と言えばそれくらいだね。

スマートレイアーは哀れだったよ。アパパネ化していた。

蛯名ってのはそういう囲い込みから展開するのが下手糞なのに参加したがるんですよねぇ。

そういうのは池添とか福永とかそれこそ武豊騎手に任せていいのにな。

縦長展開になったのはスマートレイアーに有力馬が付き合った結果ですね。

結果を見てみれば逃げ切り有利の材料は腐るほどありますな。

このメンツでは逃げ馬を突っつく意味もないし逃げは楽を出来たのですね。

結果として前残りでした。

ただ、外から取り付いた馬はことごとく散っています。分かりやすい例だとローブティサージュ

ストレイトガールだけが差しで届かせていますが・・・岩田の内差しですから不思議なこともない。

大外一気のデニムが7着まで届かせているんだからね。あの位置からよくやったよ。

にしたって騎手の方々はね。ヴィルシーナを軽視しすぎだよ。

あの展開で逃がしてしまったらスマートレイアーよりよほど脅威だぜ?結果的になっ!

何度も言うようにあのジリ脚ってのはヴィクトリアマイルでこそ活きるのよ。

言ってみればヴィクトリアマイルは別世界なの。NHKマイルCの勝ち馬が古馬で活躍しないように。

だから過去の勝ち馬は軽視できないし、不調なんてなかったし。

ジャパンカップであそこまで粘りこんだ馬をなんだと思ってるわけ?

京都大章典でもロンスパ勝負でゴールドシップとコンマ3秒差だぞ。当代二のロンスパ馬とコンマ3秒差だぞっ!?牝馬ディープがっ!

あっ

安田記念で外からシルポートと差のない先行争いをしてる・・・。15番のオレンジ帽で。

そこから4着の一線まで残っての7着。1分32秒フラット。2番手からめっちゃ粘ってるじゃん。

・・・俺はぜんぜんヴィルシーナのことを知らなかったんだなぁ。佐々木オーナーごめんなさい。フォーク投げて。

東京新聞杯も大して見ていなかった。ホエールキャプチャの恐ろしさにしか目を向けてなかった。

大外から押して押して押して押して・・・3番手。あの馬場であれをやったらなぁ。

結局逃げ先行グループでは最も外を回らされてズルズルと後退。

それでも逃げを競ったレッドスパーダコスモセンサー、それよりも先着してる。

・・・牡馬と競り合えるだけのテンの良さ。牡馬より先着できる粘り強さ。

驕ったわ。まだまだ俺はヴィルシーナのことを知らなかった・・・。

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