砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

曖昧に考える 安田記念予想

前々で競馬する奴らが多いから好位差しって台頭しづらくね?


今年の特徴は好位~番手を粘り馬が独占することでしょう。

逃げ ミッキーアイル

番手 カレンブラックヒル ヴィルシーナ クラレント レッドスパーダ リアルインパクト

と言えども本格的に番手争いを繰り広げるのはヴィルシーナリアルインパクトレッドスパーダくらい。

どいつもこいつも「あわよくば逃げちゃる」と虎視眈々と狙いを定めているだろう。

クラレントは流石にこのメンツ相手じゃ厳しすぎる。

逃げ馬がいない時にそっと逃げてスローに落とし込んでそのまんま、って馬だからね。

相手が揃うと番手に控えるしかないし、番手に控えることも今回は厳しそうである。

前を行く馬の中においては上がりを使える方だから好走程度はできるだろう。

カレンブラックヒルは抜けてスタートが良い、というわけでもない。

だが最内枠をキープできる可能性があり、内々をきっちり回ることができれば面白い存在だ。

馬場によるロスは少ないから嫌うのは距離ロス。5番手辺りからじわりと脚を使えれば。

あ、ロゴタイプは安田回避か。いいぞぉ!いたら面倒くさいからっ!

ホエールキャプチャは安田行き決定!?

・・・

ホエールキャプチャの正念場ですね。2つ目のG1タイトルを得るチャンスはもう少ないし。

ヴィクトリアマイルは外を回って差して4着。穴馬としては最高級と言えるぜ。

何よりもあの位置から差して4着だ。キレはなくなったが馬としての深みは増している。

ペースが厳しくなる安田ならばその深みを使いきれる!もちろん勝ち負けかは分からねぇ!

でもホエールキャプチャという馬の根っこを見られる絶好のレースだと思う!早く6月上旬になれっ!

なんかね。ホエールキャプチャの勝利を信じて単勝1万円突っ込むしかないんじゃないかって。

そう思えてくる。

それはないにしてもヒモは十分あり得るよ。マイネイサベルが4着するレースだもん。

結局今年の安田記念は「ジャスタウェイは盤石か」というテーマに終始するわけですね。

一にも二にもジャスタウェイっ!かの馬は不破であろうか、と。

ドバイのレースを見てみると1000mは1分足らずくらいで通過しているんだよね。

トウケイヘイローが逃げている割にスローすぎる。

メイダン競馬場のレコードを出した、という話らしいがそのレコードが1分45秒5ほど。

東京のレコードは1分44秒2。中山は1分44秒9。阪神は1分44秒5。

最速が京都競馬場グランデッツァが先日記録した1分43秒9。これ日本レコード。

つまりメイダンの馬場は海外らしい柔らかく時計のかかる馬場なのでしょう。

だから日本の高速馬場はあまり合わないのではないかなぁ、と思う。

ハーツクライがそうであったように海外への適性が強いのではないかな。

パワー&スタミナ がハーツクライの根っこだろう。

そういう傾向のあるジャスタウェイを打倒するのに必要なこと。

スロー ポジション の2つか。

スローに落として前残り。という展開で勝ったのがエイシンフラッシュ

あれは完璧にポジションの差だったよねぇ。上がりタイムはコンマ1秒速いくらい。

そんで関屋記念エプソムカップは出遅れ。後方から追い込みきれる馬じゃない様子。

だがジャスタウェイってのは伸びっぱなしなんだよね。入線するまで。

後方から追い込んできた馬に詰め寄られる、ということが全くない。

そういうところが圧倒的に見えるのだろうな。

ハーツクライ産駒の特徴というと「晩成型」が有名ですね。

元から言われていたことですがジャスタウェイの活躍で常識にすらなっています。

金鯱賞を勝ったカレンミロティックなんかもあって古馬ハーツクライ産駒が意味もなく人気したこともある。

金鯱賞後にゃ「ウインバリアシオンの+30kgってなんなんだよ」「成長分だろ」みたいな会話が掲示板でかわされたり。

一躍ハーツクライブームが。

そんでもう一つ大きな特徴がありまして。それが「昇級戦に強い」ってことです。

つまり速いペースへの対応がきくわけだよねぇ。

体が出来上がる前

血統的に終いが速いわけじゃない

条件がベストでもスローだと惜敗してしまう

体が出来上がる

終いがそこそこの水準までくる

スローでもなんとか勝ち負けできるようになる

昇級しても持ち前のスタミナとパワーでハイペース対応。終いが衰えない

その究極形態がジャスタウェイだ。ハーツクライの最高傑作でしょう。

体が出来上がり、その資質を活かせる舞台、展開が今まで用意されつくされてきた。

今回も揃うのか?ってのが今回のテーマなわけです。

くどくどと同じことを言った意味は「ジャスタウェイハーツクライ産駒の典型」ということを再確認したかったのです。

典型にして最強形態。それがジャスタウェイっ!と。

そういうことであるからハーツクライ産駒として強烈なスピードというのは持ちあわせちゃいない。

安田記念。東京1600mってのはハーツクライ産駒としてどうなのだろうな。マイルはこなす程度だとも思うが。

しかしこなす程度でもペースが速けりゃ余裕でこなす気も。

つまり「ジャスタウェイはマイル戦をどれほどこなすのか」というのが一つの焦点でありますよね。

次回。「ジャスタウェイのマイル適性」

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