砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ジャスタウェイを買えない◯個の理由 安田記念予想

キャッチーなタイトルをつけてみた。 その胡散臭さ。俺は大好きです。自分がやる分には。
他人がこんなタイトルつけてたら「スカしやがって。くそったれが」とか思う。 と思うが・・・ そこらへんはともかく。主題。 オークス、ダービーとハーツクライ産駒がクラシックを連勝しています。 「この調子で3連勝?」とジャスタウェイに期待する人もほんの少しいるでしょうが・・・ 競馬歴、晴れて1年となった俺が否定いたしましょう。「お前は俺以下だ」と。 (ジャスタウェイが勝ったら恥ずかしい) しかしね。考えて欲しい。 京都3200mの春天。中山2500mの有馬。過去類を見ないスーパー不良馬場になった2011年の東京優駿。 これらを2着してきたのがウインバリアシオンというハーツクライの傑作であります。 つまり、ハーツクライというのは基本として中長距離馬なのです。 なお、春天フェノーメノ、有馬とダービーはオルフェーブルステイゴールド産駒にやられている。 長距離路線でハーツクライを打倒できるのはステイゴールド。逆もしかり。と。 何度も何度も書いてきたことです。 しかし自分に言い聞かせないとたまにど忘れするから。備忘録を兼ねているので容赦あれ。 続き。 2000mそこそこのレースはディープがやはり強い。 東京1800m~2000mなんかはディープに逆らえはしません。 しかし優駿2レースで証明されたように、如何なディープとて2400mでは厳しいものがあります。 キズナディープブリランテはやはり例外といえば例外でありましょう。 ブリランテは前受けてジリジリと粘り込む。パワーとスタミナがあるんです。 中長距離馬はハーツクライ産駒を見ても晩成的なのですがブリランテは皐月賞にすら間に合ってる。どうして? キズナもやはり早い馬。そしてパワーがなんだかんだある。 凱旋門賞4着、大阪杯の圧勝。ああいう馬場で走るディープはちょっと変であります。 ダービーの追い込みも最後まで脚は鈍っちゃいないし。バケモノです。 そういったバケモノが今年のダービーにはいなかったんですね。 どうも今年のバケモノはフジキセキに回っていった様子。あれは規格外。 個人的にはステファノスがバケモノ枠だと思っていたのだけど・・・賞金が。 でも白百合を勝ったし!よしよし。 ・・・まとめよう。 ダービーを勝つディープ産駒はバケモノ。ディープ産駒は基本的に1600m~2000mで。 というわけです。 ディープ産駒のG1勝ちは16勝。うち10勝がマイルG1です。 2000m超のレースはオークス、ダービー、秋華賞ジャパンカップオークス秋華賞、そしてジャパンカップ2連覇がジェンティルドンナ一頭の勝ち。 ダービーは上のキズナとブリランテの2勝。 ジェンティルドンナはあとドバイシーマクラシックを勝ってるなぁ。 重賞も考えましょうか。 大阪杯 中日新聞杯 日経新春杯 マーメイドS×2 新潟大賞典 京都新聞杯×2 青葉賞 フローラS  弥生賞 京都記念 AJCC 目黒記念 京成杯 ラジオNIKKEI杯 2000mが・・・9勝 2200mが・・・4勝 2400mが・・・2勝 2500mが1勝。 例外は絶対にあるわけです。そしてそれは例外であるわけです。 重賞は全部で61勝。うちG1が16勝。 61勝のうち22勝が2000m以上になります。その22勝のうち10勝が2000m。 2200m以上が12勝。うち5勝がG1であります。 残りの7勝。この内訳が・・・
目黒記念スマートロビン
青葉賞ヒラボクディープ
日経新春杯サトノノブレス
京都新聞杯キズナ
京都新聞杯トーセンホマレボシ
京都記念トーセンラー
AJCCダノンバラード
トーセンラー春天2着、キズナは4着の実績がありますね。そもそも二頭ともG1馬です。 サトノノブレスも相手関係が易かったとはいえ馬場悪の菊花賞を2着。バンデを交わしたのはすごい。 ダノンバラードは必殺の斜行ブレードでの勝利。 トーセンホマレボシはブリランテと叩き合った素質馬でした。 ヒラボクディープ青葉賞ジャパンカップの劣化版みたいな糞スロー。 スマートロビンはディープの名を借りた変な馬。 基本的にきっつい馬場で結果を出してくるディープってのはバケモノなのです。 ヒラボクディープはこれからに期待であるし、トーセンホマレボシはこれからってときに終わった。 ダノンバラードは東京皐月賞3着の素質馬だった。ラジオNIKKEI杯も勝ってる。 つまり。色物ディープはスマートロビンだけ!他はG1級の器。 重賞勝ち馬36頭のうち1頭だけが変な奴なのですよ。かなりの低確率! そして目黒記念は東京2500m戦。ダービーと同日。その年のダービーはディープブリランテが勝った・・・。 今年のダービーと似ていて先行力がえげつなく発揮される傾向が。スマートロビンはイケイケ先行でした。 うん。傾向を考えりゃ距離以外は完璧すぎる展開だった。 やはりスローに落ち込んで事実上の2000m戦になるとかさ。 あるいは展開が向きに向く、とか。あるいは能力がずば抜けているとか。 そういう手助けがあってこの7勝がある。 オヤジ殿から受け継ぐ距離適性。それの限界を超えるのってすごく難しいことなのです。 ハーツクライの限界はやはりマイル。 ステゴのレッドリヴェール阪神JF桜花賞を勝ち負けしたのが異常であるのと同じで ハーツクライ産駒がマイルを勝ち負けするのもやはり異常な話なのです。 ジャスタウェイがその限界を超えられるか、というと俺はないと思う。 アーリントンカップのように渋れば話は全く別だろうがね。 もう少し具体的な方に行くと・・・ 例えば枠。外枠を引いたらジャスタウェイはない。掲示板まで。 マイルのペースで先行は出来ない。外に取り付く形では距離ロスが厳しい。 どんな強い馬でも勝ち負けへ持っていける状態じゃないでしょう。まして外差しが万全とも言えないだろうし。 やはり勝負は内。最内を差したいけど・・・これだけ人気を背負ってしまえば厳しすぎる。 包まれて終わる。スマートレイアーの二の舞だ。 それじゃ真ん中か。黄色あたりが欲しい? 8番手くらいから抜けだして・・・どうにかなるか、というくらい。 時計勝負になったらさっぱり走らないと思うがね。それだけの高速決着を経験してないっしょ。 そうなればワールドエースとかのディープマイラーがどうあがいても優勢です。 だから期待値ってもんを考えるのであれば。俺は考えないのですがね。 考えるのであればジャスタウェイは馬券に絡めるべきではない。雨が降らない限り。 雨降ればジャスタウェイ単勝一本でいいわな。 2着はホエールキャプチャとか・・・ミッキーアイルの逃げ残りとか。 逃げ残りがあるならレッドスパーダも良いし! 時計がかかるマイル戦ならクラレントも捨てがたいな。 あれ。雨が降ったほうが面白い?雨が降っても面白い? 雨が振らなかったらディープ無双なのは目に見えている・・・。 グランデッツァはどこまでやれるのか。こいつも色々考えなきゃな。 [fin]