しかし春天は勝てない。
本職の長距離馬がヒモで荒らすのが菊花賞というレースです。
一方、春天というのは本職の長距離馬がアタマから荒らしてしまう。
馬場の問題もあって、京都4日目という高速展開ですからやはり前残りはあり得るのです。
しかし長距離を逃げ切る、押しきれる馬は少なく、僅かなそれらの馬は長距離が本職なのです。
一方で菊花賞はクラシックの3冠目。
クラシックとは中長距離馬がしのぎをけずるものですので、結局は中長距離のペースになる。
だから長距離のスタミナで押しきれることにはならず、中距離的な瞬発力で勝ち切る、という寸法。
現代では短距離、中距離、長距離でそれぞれグラパゴス化が起こっています。
それ故にマイル路線の弱体化が起こり、中距離馬やスプリント馬が襲いかかった、という歴史もあって
逆に長距離G1で本職が中距離路線を撃退する、ということも起こったわけで。
だから菊花賞馬のステマ二頭は中長距離馬として菊花賞を制圧し、春天で撃退された。
しかし宝塚記念という渋馬場中距離ではホームグラウンドの意地できっちりG1を勝ち切る。
他に共通点といえば皐月賞を勝っていることなんかもあって、中山2000mはなかなか悪くない関連性があるのではないか。
かといって通常の2000m巧者は話にならないことは忘れちゃいけません。
ダノンバラードは日経新春杯2着、目黒記念4着、AJCC1着。
ショウナンマイティは気性の面でマイル中距離だが本来なら2200mは守備範囲。
マウントシャスタはクロウキャニオンの息子であります。
中長距離の実績が欲しい。
その観点では2200mという曖昧な距離が非常に迷惑。まさにヴェルデグリーンのこと。
ダノンバラードに関連してAJCCはそこそこの関係はあるかもしれないが。
それら観点からするとエピファネイアなんかは最高に面白いはずだ。
クラシックをすべて好走。菊花賞勝ち。
と、ここで終わりになるか・・・。
実は開催日程の変更なんかもあり、一昨年までのデータしか役に立たないのです。
11年なんかはエイシンフラッシュやアーネストリーが走るわけですよ。
秋天や金鯱賞(鳴尾記念)あたりを勝ち負けした馬が面白い展開。
ここ2年のデータではこのくらいしか書けねぇな。
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