フェイムゲームはまだ4歳。ハーツクライ産駒としてまだまだ先は長いじゃないの。
するとジャスタウェイと同じようにスタートが得意じゃないはずで、
壁を作ろうとする動きは遅れまいとかかる馬を抑える意味が強いんじゃねぇのか。
すると先行を選択するにはまだまだ能力が足りぬ。
あくまで宝塚記念は春天を好走した中長距離馬が勝つのであって、
春天を好走した長距離馬が走る土壌なんてないのです。
ってことは・・・前々で粘り込める馬ってのはゴールドシップだけか。
押すしかない、とは思う。宝塚で押して行かない理由がない。
ヴェルデグリーンとて母父スペであるからやはり弾けさせる方が競馬にはなる。
長い直線で加速するならともかく内回りなら前受けよりもまくりロンスパが望ましい。
やっぱりホッコーブレーヴが?
この馬はまさしく中長距離馬。ハナ差3着でウインバリアシオンを追い詰めたその脚は・・・。
だがその伝手で行くとウイバリをハナ差で交わして欲しいところであるよねぇ。
外外を回して強い競馬で臨んだウインバリアシオンを
あのホッコーヴの差し色はVMのストレイトガールに似ていて、上手に中長距離の脚色を切り貼りしたのだろう。
最後まで伸びて伸びて・・・30cm長けりゃウイバリを差しきれたかもしれない、ってくらい。
とりあえずゴルシやウイバリよりもはるかに切れる脚がある。
そしてその切れ味が京都では活きた。高速の3200mで上手に切れた。
けれどしぶとく切れるタイプなのか、って不安がある。
着実に成長しているのは見えて、昇級戦や相手関係の強化で人気を下げ、しっかり着順も下げる。
本格的に穴を開けたのは日経賞。
日経賞なんかの中距離中山を上手に走っていることを見ても渋い馬場は苦手じゃないのかね。
仮にそうであっても4角を華麗にまくり上げる姿は想像できず、ズブズブと外をまくるしか・・・。
だからこそ後の先を取るまくり差しが決まるわけだしなぁ。
大外一気が届くほど外が薄いわけでもない。だから内~真ん中に差し込む。
内枠は最良。だが2200mの内回りでゴルシやウイバリが春天ほどに脚は鈍ることはない。
馬場ロスを嫌う差しよりも強い競馬に勝ち味がある、これもまた宝塚のルール・・・。
ショウナンマイティってやっぱり異常な馬なんです。レジェンド級のG1馬であるはずなんです。
それだけのパフォーマンスがあるのに気性難でどこまでも損をしている。
オルフェーヴルよりも気性が悪いよ。仕上げの難しさも拍車をかけているしね。
だから宝塚記念を後方から一気に追い込む、なんて真似は愚策なのだ。
あれだけ強靭に斬れる馬は他に無く、気性の問題さえなければ能力差でG1など3つ4つ勝てる。
そうでなければショウナンの馬主が現役にこだわる意味なんてない。全盛期を過ぎてなおG1級だ。
[fin]