一頭一頭の特徴を捉える。
こういう細やかなことも嫌いじゃないのだけど、思いついたことをトントンと進めるのが好きなので。
まぁつまり。大抵は破綻するのですよね。
しかし競馬予想には必要なことです。
いっつもいっつも中途半端にして勿体無い外し方をする。
サダムパテックも着目しておきながらアレだもの。いや体調不良で煮詰められなかったのもあるが。
で、オツウは小言でちょっと触れたのでパス。
ケイティバローズはどうでしょうか。
ダート馬ですよね。
マンハッタンカフェ×キングマンボ×A.P.Indy。バリバリの米血統です。
母がアメリカ血統、ってのがマンハッタンカフェの黄金配合でしたか?
それにしてもこれはきっつい。芝を走る様子がない。
安田記念的な馬場にでもならない限りいらんでしょ。
しかし小回り的な固いダートが得意であるし、逃げてみたら伏兵的に残ることも。
若い騎手を乗せて最内枠に入ったら怖いかもねぇ。
だが・・・良馬場の芝でダッシュはつくかは。
しかし「逃げ先行しかない!」という思い切りの良い競馬をしてくる馬は好ましいな。
スマートレイアーが被せられる可能性がどんどん増えるから。
サンシャインは狙う価値がある?これもまたハーツクライの前受けタイプだ。
ここ数戦はイマイチだったが阪神内回りできっちり復調してきた。小回りだし同様に狙えるかも。
それを言ったらコスモバルバラの方が断然いいのだろうけども。
七夕賞ってのは異常なレースなんです。だから度外視して良い。
メイショウナルトがかからないペースで前半をラップしていったわけですよ。
12.2-11.4-11.2-12.0だぜ?前半4Fが速過ぎる。
あの馬場状態でこれだけ飛ばして、ラスト1Fまでバテずに11秒台ラップです。バケモンですよ。
別に快速馬ってわけじゃないけどね。馬場のことを考えりゃ速いペースだ、と。
だからコスモバルバラが好位競馬にシフトした、ということはないでしょう。
単純にペースが速いから抑えただけです。後半に番手を上げているのは潰れた奴らを交わしていった結果です。
4角では外を走ったわけであるし不利らしい不利を受けているんですね。
ヴィクトリースターには交わされましたがこいつは勝負に出ていないので論外。度外視。
8着。とちょいと物足りないように見えるかもしれませんがそんなことないんですよ。
内を突いた馬はニューダイナスティにミキノバンジョーにダコール。逃げたナルトもそうだろ?
映像を見ると最内の馬場は悪くないんです。そこを使った奴らは結構残ってる。
それら以外で先着したのはマイネルラクリマとラブリーデイ。ヴィクトリースターな。
ラクリマはこういった馬場のスペシャリストだから仕方ないでしょ。
ラブリーデイは力負けと見ていい。
ヴィクトリースターはマイペースに差した結果だから俺は認めたくないね。
七夕賞であんな位置から差せる奴はいるのか。あのペースで追走して福島を34秒半ばで上がれるのか。
こうして色眼鏡で見てみればラブリーデイと1馬身の差しかなかったわけですよ。
そこまで負けに負けた感じではないよ(斤量差あるけどね)
中山や福島、函館なんかの小回りで勝っているし面白いんじゃないのかな?
最終的には7番人気あたりに落ち着くだろう。
フィロパトールも恐ろしい馬の一つ。
これもまた馬群に埋もれたら終わるタイプで、ヘタしたら単騎逃げすら狙ってきそう。
こうして見てみると気性の荒い奴らばっかりだな。
オツウなんかに比べてゲート出が非常に良いから内枠から一気に飛び出したらちょっと怖いかもね。
ケイアイエレガントなんかよりもよっぽど良く出る。
展開の鍵を握る馬だね。一気に飛び出ちゃうから余裕を持てる。
そこから騎手がどう動くかによって展開が大きく変わりそう。
こいつばかりは鞍上のチェックをかかせません。本当に、本当に。
例えば菱田なんかは引き付けすぎて埋もれちゃったりとかね。
先行勢が疎らにならない展開だと困りますな。今回はそうなりそうだ。
「それならば」と逃げるかもね。序盤でどれだけハイペースを演出できるかが鍵か?
マーメイドS組からはアイスフォーリスも登録していますね。
ステイゴールド産駒。ノーザンダンサーのクロスを持たないタイプなんですよね。珍しい。
クロフネが母父なので一応は遠くにクロスはあるのだけど・・・それ以外にはない。
曾祖母のダリアってどっかで聞いたな、と思ったらキングジョージを3歳で制した牝馬ですよ。
今年のキングジョージを3歳牝馬が勝ったらしく、3歳牝馬の勝利は珍しいことなんだと。
ハイペリオンの血量が多い母母で、それにクロフネですから母親はモチジュン先生的には好配合馬になるんでしょうか。
それにステイゴールドで当馬。
つまりはジリ脚がどこまでも果てない様なタイプでしょう。
中山をまくって、東京で前受け、という黄金パターンでクラシックを好走している。
それだけに秋華賞じゃ足りませんでした。
宝塚記念で見せた様にヴィルシーナというのは粘り脚と気性だけは超一流なわけです。
それを最内に入れて外からかぶせようだなんて横綱相撲にもほどがある。
それが許されたのは秋華賞の結果通りにジェンティルドンナであり、
今もなお、逃げたヴィルシーナを外から交わせる牝馬はジェンティルドンナだけであります。
で、アイスフォーリスは秋華賞の競馬をみてもヴィルシーナにキャラクターは似ているのでしょうね。
だからマーメイドSでまくり気味にいって4着を確保している。
(ディアデラマドレは大阪杯のキズナみたいなパフォーマンスだったから仕方ない)
(2着のコスモバルバラは内をロスなく行っているし。)
(3着のフーラブライドに交わされたのは痛いorz)
フーラブライドはストライドで中山を大きくまくってしまうタイプであります。
中京の愛知杯を勝ったのもそういうことであるし、阪神内回りはベストパフォーマンスが望めない。
阪神内はまくっちゃいけない。けれどストライドだからまくっちゃう、ってわけです。
ディアデラマドレはこうしてみると結構回転が早いタイプ。
そういやこいつは京都内回り2000m。秋華賞で人気した馬だったっけ。
スロー気味の阪神内回りを直線だけで一気に交わしきった脚は回転力のなせる技か。
やっぱりフーラブライドはG1級の逸材だし、雨のエリ女をスムーズに先行させたら
それこそ逃げのヴィルシーナを外から交わせるのではないかな、と。
話を戻す。
札幌を好位からジリ脚で抜け出す、ってのは決して悪い話ではないのでは。
そのためにはやっぱり内~中枠が欲しいところか。
スマートレイアーはどうなんだろう。俺はいっつもこいつを過剰人気していると思うのだよ。
うーん。下ってなんぼ、というのならば愛知杯の負け方はおかしい。
愛知杯は、中京競馬ってのは「外をまくり。外を差す」ってもんでしょ。
武豊としては直線向いてチョイ差しをやろうとしたんだろうが・・・。
本当に下り馬ならば後ろに下げて一気に外をまくり差すはずなんだ。
好位競馬を選択するのは持続力がないからじゃないのか?
ヴィクトリアマイルは本当に・・・クソ騎乗だなぁ。しみじみと思う。
内に進んだのは前の馬が潰れる予定だったからでしょうね。
思いの外・・・ケイアイエレガントもヴィルシーナも頑張ってしまった。
その割にはクロフネサプライズが順当に落ちてきてしまった。
それらをさばいている間にレースは終わってしまったわけで。
馬場自体はイン有利だったから極端に外へ出すわけにはいかなかったんですよね。
それってつまり追い込み馬はほとんどノーチャンス。
でも面白いことに追い込みを届かせちゃったのが2着3着なんだわな。
幸四郎は意地が悪い。本当に心の底から思うぜ。
敬愛する兄貴の馬を目掛けて後ろに下げ、兄貴の馬が詰まるのを見届けてから最内へ進み始める。
いや、俺が武豊だったら殴るね。絶対殴る。内馬場で邪魔ばかりしくさった弟を殴る。
面白いのは・・・捉えたと思ったヴィルシーナがトコトン粘り込んだことだ。
ラスト50mくらいでは完璧に捉えたと思っただろうに、入線時には突き放されてるくらいだ。
マンボもやっぱり瞬発力な馬なのかも。
すると・・・?
小回りの回転力ではアロマティコに譲ると思う。
でも小回りの競馬って枠次第でどうとでもなっちゃうんだよね。
1800mだと特にそうではないかなぁ。
人気やマークの具合はアロマティコに分があるでしょう。馬券的に狙いやすい。
けれどJRAの枠に関してはそうとは言い切れず。
メンツが揃いすぎたよなぁ。
そうなると素直にアロマティコ1点勝負でいいかもしれない。
スマートレイアーは誰が乗るんだろう。池添って話があるみたいだけど。
池添か。それはそれは面白い。
ウリウリはだいぶ異常なタイプだが、それに近い走りができればいいんだよねぇ。
(ウリウリは縦横無尽に内を食い尽くしながら差してくるから・・・)
でも池添は人気薄かダントツの実績馬じゃないと買いづらいイメージ。
特にテン乗りとなれば穴馬しか持ってこなさそう。
ロスのない競馬で持ってくるからさ。人気馬はマークされてどうしてもロスが生じてしまう。
今回はロスがなくても厳しい競馬になるし、真っ白な芦毛はここでは買いづらい。
外差し馬場だったらめっちゃくちゃ面白いんだけどね。
この3頭が一気に外から差してくる。そんなレースになったら鼻血ブーですよ。
[fin]