砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

クイーンステークス 止まる奴らと止まらない奴ら

函館記念函館スプリントSがそうだったけどさ。 止まる奴らって本当にピタリと止まるよね。
その煽りをくらって大惨事になる。 好位の馬は抜け出せない。外馬場がいいわけじゃないけど外の流れが相対的に速くて外に出せない。 結局内でのろのろとつまり続けて入線。 今回も例外にあらず。 この現象は洋芝適性に弾かれた奴らが一気に止まるわけですよね。 そんで先行有利だから前のめりに流れていって、止まる。 前回で書いた様に「緻密」さが求められるのでしょうし、 ここは消去法的に絞っていくしかなさそうだ。 つまり「どんな馬が止まるのか」と。 一昨年の結果を見てみましょう。昨年は少頭数だったし。
1着8番アイムユアーズ5-5-5-434.7
2着14番ラブフール14-14-13-1233.7クビ
3着10番ミッドサマーフェア9-8-7-934.61/2
4着13番レインボーダリア8-8-7-634.71/2
5着2番オールザットジャズ5-7-7-634.7クビ
6着7番モーニングフェイス11-11-10-1034.61
7着1番エリンコート11-11-12-1234.3クビ
8着6番フミノイマージン9-10-10-1034.8クビ
9着12番ナムラボルテージ2-2-2-235.63/4
10着11番シースナイプ13-13-13-1434.2ハナ
11着9番レジェンドブルー1-1-1-135.81/2
12着4番アニメイトバイオ.3-3-3-435.63/4
13着3番ピュアブリーゼ5-5-5-635.71.1/4
14着5番コスモネモシン3-3-3-336.11.1/2
8着まではほとんど一塊で入線しています。 9番手くらいまでが4角の時点で先行集団として一塊の状態。 ミッドサマーフェアは前にギリギリ取り付いていた形。クイックに回ってレインボーダリアの内に潜り込む。 つまり1着3着4着5着は前で競馬をしていた、と。 2着のラブフールは異常な回転脚で追い込んできたので今年のアロマティコみたいなもんかと。 外差しならやっぱり2着が限界で、ラブフールでさえ2着で・・・。 アロマティコでは3着に届くくらいでしょう。 だからアロマティコが勝とうとするならやはり巴賞の様に内をすくうしかない。 でも4日目の場合はそこまで内が良くないから逃げ切りや最内突きはイマイチなんだよねぇ。 これもまた敢闘賞の2着3着が限度になりそうな。 内をすくって勝つなら中山牝馬で着を拾いたかったな。 だからこその4角交わしの押し切り策がはまりやすい。2番手~4番手からのね。 ミッドサマーフェアみたいに外目からグイッと伸びるのもよほど強い馬じゃなければ・・・。 ジャスタウェイエプソムカップみたいな「変な上がり」を使う馬がいれば違うけど。 加速力云々ならアロマティコ≒ディアデラマドレ>>スマートレイアーなんですよ。 エリ女でアロマティコが3着、ディアデラマドレが9着でしょう。 重馬場を擬似洋芝って見たらやっぱりアロマティコが一つ上? しかしディアデラマドレは4歳になって本格化した様子もあるし。どっちが上かは。 なんたってマーメイドSを強烈な末脚で追い込みきったわけですしね。 そしてアロマティコもディアデラマドレも常識の範囲内で加速する馬で、 小回りを差す脚はあるのだろうが差しきるだけの脚があるかは疑問符が尽きない。 そうなると展開利を大きく受けるコスモバルバラあたりを狙うが良いのでは。 さて、話がそれまくり。 結論を言えば「一昨年のレースで止まった奴らは完璧に不調状態であった」という虚しいもの。 コスモネモシンにピュアブリーゼはコレを皮切りに二桁着を繰り返していたりするんですな。 前者は追い込んで2着したりするわけですし、適性云々は関係ないかもね!(開き直り) ちなみにアニメイトバイオは後退する二頭に絡まれて伸びれなかった可哀想なやつだよ。 逃げたレジェンドブルーも12キロ減。牝馬では厳しいよ。 今年の場合だとフィロパトールやオツウあたりが盛大に後退するのではないかね? 福島牝馬は先行有利だったからフィロの3着はそんなに評価できるもんではないし、 クイーンステークスは4角で被せ被されの激しい争いだから揉まれちゃいけないこいつらは怪しい。 4日目の開催で逃げ馬はそこまでいいもんじゃないしさ。 良枠からポンッと出て単騎に逃げてそこそこ抵抗しながらも番手馬が外から交わしてくる。 そんな展開で7着のコンマ4秒差くらいに落ち着けばマシでしょう。 どっちかが枠の関係上どうしようもなく潰れる様な展開になって、 残ったほうが良枠からポンッと出て逃げて、4角で突き放す、と。 それだけ恵まれた上で、思いの外強いぞ?ってなったら3着になるかな?という程度。 買うだけ無駄ですわ。アイムユアーズでさえ4角交わしの押し切りだぜ。 二日目の開催なら逃げもアリですがね。4日目ですから!・・・ 4日目ですからっ! ケイアイエレガントキャトルフィーユ、コスモバルバラ、アイスフォーリス、サンシャイン。 4角交わしの押し切り。その候補ってのはこれだけいますよ。 スマートレイアーなんか買う金があるならこいつらでワイドボックスやりなさい、って。 内回り、小回り、ってなるとスマートレイアーはこなす程度になるでしょ。 本質的には後藤が大好きな好位差しが得意技なのだけど、それをやるには過剰人気が邪魔すぎる。 勝ち方が強すぎるんだわな。後方から外を一気に交わしさる、しかも鞍上武豊って。 ミッドサマーフェアの競馬で着を拾えればまし、という程度に落ち着くし、 4角から先頭に立った奴らを交わすだけの脚はあるのだろうが芝と直線距離が許さない。 ん・・・アイスフォーリスはないかな。 これはどっちかと言えばフーラブライド的な馬でしょう。 けれど中山を外からまくりきれる脚はなく、あったとしてもここじゃ消しになりそうだ。 よほど恵まれれば考えるくらい。 マーメイドSで外気味にまくりすぎた奴はあまり信用ならない。 外から追い込んだ馬と4角まくりに行った馬くらいじゃないですかね。信用できるのは。 サンシャインはギリギリ。実際・・・ギリギリ。これもまた恵まれれば。 信頼できるのは中山牝馬で逃げ先行したケイアイエレガントキャトルフィーユだ。 ヴィクトリアマイルで一線級とやれることを示したし。 コスモバルバラは試金石の一戦になる。余裕でやれると思うけどね。 [fin]