やっぱ蛯名にはフェノーメノがいるから、とかそういうことなんだろうか。
だがセントライト記念の勝ち方を見るとイマイチ怪しいよねぇ。
そりゃエピファネイアの時も同じことを言っていた気もするけど今年の菊花賞は層が厚そうだし・・・。
何よりも二冠目を争うワンアンドオンリーを京都3000mで競り落とせるかとなると・・・。
東京2400mは適性での僅差だが京都3000mはその僅差を際立たせる舞台じゃないかねぇ。
いや、勝機がないとは言わないけど。
つまり俺は秋天に出てきたイスラボニータを相手に四苦八苦したかったのだ。
「東京2000mであの切れ味は洒落にならない」「いやいやロンスパ戦になれば」
「ジェンティルドンナを相手に追い込みを図っても勝ち目はある」
「問題は先行粘りのフェノーメノだ」「淀みなく流れた場合はジェンティよりフェノーが脅威のはず」
なんてグダグダ考えて眠るのが楽しみだった。
パリッパリの良馬場で開催される秋天ならばきっと楽しみはたくさんあるけど
ワールドエースほどに面白い馬であるイスラボニータの菊花賞参戦はバッドニュースと言うしかない。
ハイペースになればフェノーメノとワールドエースのステゴディープ最終決戦になる。
でもスローになればジェンティルドンナとイスラボニータのディープフジキセキ究極対決ですよ。
こいつらの争いは非常に面白いよ?うん。楽しい。
でもフジキセキVSディープインパクト、その傑作同士が東京2000m秋の天皇賞で大決戦・・・
そーんなおもしろ愉快な出来事は他にないよ。
初年度からクラシック馬を出して日向舞台を闊歩するディープインパクト。
初年度はマルセリーナやリアルインパクト、トーセンラーなどを出し、
2年目にはジェンティルドンナにヴィルシーナ、ディープブリランテ、ワールドエース。
3年目もデニムアンドルビーやキズナなどを出して、4年目の今はミッキーアイルなどなど。
対してフジキセキは輝かしい現役時代からの転落、そして復活を経ている。
カネヒキリによって見直され、それ以降はキンシャサノキセキやサダムパテックなど出して一線級へ。
そして念願のクラシック馬が誕生する。
その皐月賞勝利後に11年産駒が最後の産駒、つまりラストクロップであると正式に発表されるわけですよ。
11年を最後に休養していたフジキセキの引退がアナウンスされたのだ。
最後の最後にようやく出た芝中距離の傑作ってのがイスラボニータ。
それがG1を6つも勝っているジェンティルドンナを堂々と破れるかも!という期待。
ワクワクするだろう!しないわけがないだろう!
それを奪われたんだ!畜生が!
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