ヴェルデグリーンがいたらなぁ。
新潟2200m内回り。
字面を見れば「あぁ、好位競馬かな」となりまする。
ところがアロマティコとかいう恐ろしい内回り専用追い込み馬がいるわけでありまして、
ちょっとしたスペースからグイグイと加速してくることは必定。
また初めの直線が長いこともあって多少なり速い展開。ドスローではない。
アロマティコが好走した函館・札幌1800mはすぐに1角でありまして、
函館はややスロー気味に、札幌は総じて流れて行く、というようなペース。
内をまわりながらビュンっと抜け出る脚色は恐ろしいですが別定戦では足りないかもねぇ。
やはり向こう正面では落ち着くことが予想されて、メリハリのあるペースになりそう。
12秒を二度ラップしてそこからグイグイグイグイグイグイグイッ!と
そういったペースで後ろから追い込めるのはそれこそアロマティコくらいで、
前々できっちりと競馬をするラクリマやノブレス、モンタナ、カレブラなどに注意したいのだ。
ただ外まくりの外一気ってのが可能ならば少しだけ話は違ってきて・・・。
サンシャインSみたいなロンスパまくりをマイネルメダリストが決める可能性もまた一つ。
目黒記念はハンデ戦であったし、ここは試金石の一戦となります。
馬場の問題もあって、おそらく中長距離馬が面白いことになるんじゃないかと思う。
じっくりと流れて上がりが35秒台、という競馬になるならばね。
函館記念のイメージです。内回りを中長距離のスタミナまくりで差し切っちゃう。
洋芝や先行争いのツケを食らって内の馬が鈍っていく中をじっくりと差しきるわけです。
外差し馬場になるならば新潟でも同じことが出来るかなぁ、なんて。
もちろんそうなるとフェイムゲームが出てくるわけで、
上がり競馬では二つ三つ劣りますがこういう馬場ならなかなかに固い馬となる。
AJCCは4角を向いてそのまんま真っ直ぐ抜けられれば勝ち負けまで行けた脚色で、
実質的な中長距離競馬となればトップクラスであることは間違いない。
確かに適性は1800mあたり、中京マイル特化の馬なのですが・・・。
なんだかんだで中距離で折り合いがつくようになって本職がないがしろに。
ところがAJCCでは最後方からまくって大外のヴェルデグリーンをもさらにまくるという大技を披露。
これは中山外回りだからこそ出来る技なんだけども、ちょいと夢を見たくなるよねぇ。
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