外枠に収まったと言ってもハクサンムーンですよ・・・。
阪神スプリントは初めの直線短くて外枠の不利が非常に大きい。
対して新潟スプリントは最初の直線が長いし、
今回は逃げで争うようなことはほとんどないからまずまず問題はない。
出遅れが気になるが不必要にテンの速い展開になるとは考えづらいのだ。
また中山に比べて差しが届きやすいのだが・・・昨年のスプリンターズほどじゃあるまい。
パドトロワ、フォーエバーマーク、サクラゴスペルなんかの2番手集団は総崩れ。
5番手集団から最内ロスなく差してきたマヤノリュウジン、
あるいはねじ伏せに来たロードカナロアなど。
4着のマジンプロスパーは大外枠から大外競馬。
好スタートからゆったりと下げて中団外目。そこから持続脚で緩まずに差してきた。
俺がマジンプロスパーに期待するのはこの持続脚で、
マヤノリュウジンと枠が逆ならあるいはハクサン超えもあったであろう脚色。
けれど中山の4角の凶悪さを思えば持続脚で最内差しは出来ないので外枠がベターだった。
新潟も出来れば内枠は遠慮したかっただろうが・・・
差し馬有利ではあるから持続脚にも使い道はありそう。中京や札幌で走る馬だし。
セントライトやオールカマーを通して新潟内回りを学んだわけだけども・・・。
先行馬に関しては長い直線を得意とするタイプがいいのかもしれない。
あの最終コーナーから立ち上がって短い直線をじっくりと粘る。
これって後ろの馬を待ってから追い出す東京なんかと似た話なんだよね。
だからイスラボニータやマイネルラクリマ、ラキシス、カレブラなんかが走ったんじゃないかな。
これらは総じて渋馬場なんかのスロー展開で東京を好走してきた先行馬だ。
反面、差し馬に関しては様々。
アロマティコみたいな内回り小回りの鬼みたいなピッチ牝馬が突っ込んできそうになったり、
フラガラッハみたいな持続脚の化け物みたいなのもいたわけです。
あるいはフェイムゲームやクリールカイザーみたいな長距離系の持続脚ね。
持続脚系は中山まくり・・・ステファノスとかもそうだし。
差しは面倒クセェな。手段問わずに突っ込んできやがる。
ともかく先行馬はジワッと溜めてバキューンですよ。つまりハクサンムーンですよ。
そしてマジンプロスパーですよ。
ま、本音を言えば母父バブルガムフェローにロマンを見るだけなんだけども。
だってサンデーサイレンスの2世代目ですよ。サイレンススズカの前の世代ですよ。
(改めてサイレンススズカの競走成績を見ると圧倒されるなぁ)
結局のところ、あんまり位置取りが後ろになりすぎれば絶対に届かないし、
かといってハクサンムーンのペースに引きずられれば差しの域から外れてしまう。
そこら辺を思うと一流馬+一流騎手の組み合わせしかない、と思うから
結局はストレイトガール、あるいはベルカントだとか。主戦が乗ってほしいよね。
先行での粘りこみ、と考えたら牝馬は信用に値しないけども
鋭い差し脚、と考えなおしてみるとなかなか面白い。
それでもやっぱり見るレースだよ。
[fin]