砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

雨ですか。そうか。雨か・・・ スプリンターズステークス予想

ハクサンムーンって悲惨なやつだなぁ。

本格化を遂げてみれば世界のロードカナロア、翌年は雨攻勢。


本当に悲惨な奴だ。これほどの素質を持ちながら・・・。

出脚の速さなんてえげつないスピードでしょ。昨年のスプリンターズの映像みたら胸が高鳴っちゃうくらい。

いや、本当にね。「このくらいの渋りならいけるんじゃね?」と新潟馬場を追ってみれば台風です。

台風直撃ではないけど余波を十分に受けての雨雲一気。やめて。

そうなったら結局はコパノリチャードなどが人気するでしょ?

混戦がさらに混戦に。もう何が来ても驚かない!(でも驚くだろうなぁ)

一周回ってハクサンムーンが来たら俺は生きる!一所懸命に生きるぞっ!

よし、ハクサンムーン来いっ!安藤帯刀みたいなかっちょいい男になれるよう応援してくれ!

チェスターコートの似合う渋い独身貴族になれるよう願っててくれ!

・・・

というのが本音だけど「予想」と銘打ってしまったからもうちょっとまともに。

雨渋りということで高松宮記念の結果を受けてのコパノリチャード推し。

それがシンプルなのですが・・・。

どうもコパリチャさんは馬群がバラけたことに意味があるらしく、

それに加えてダイワメジャーの先行粘りパワー炸裂!であります。

今回は新潟でありますし、そこまでの大雨でもないことから馬群がバラけることに期待は出来ない。

すると外枠+雨渋りでハクサンが逃げを諦めることを祈って、コパリチャが逃げに行くしかないわけで・・・

雨で差し脚にリミットがかかった馬場。その上でダイワメジャーの押し切り力。悪くないんだよねぇ。

たださ。もう一つの世界を制した馬を追い詰めた奴もいるわけですよ。

安田記念の馬場でジャスタウェイに勝ち負け出来る馬ってのはいないと信じていたし、

大外枠で盛りだくさんのロスを得たワールドエースがどこまで迫れるかが見もの、というレースだった。

しかし全ての予想家の何もかもを覆す走りをしたのがグランプリボス

「雨は気性荒」という側面があるのは知っていたけれどこんな見違えるほどに変わるのか、と。

高松宮といい安田といい、少し気性に問題のある奴が奮闘しましたよねぇ。

ホントに。ジャスタウェイがいなけりゃ「え、え、え、グランプリボス!?」って大騒ぎになっただろうに。

「やはり天才?」と三浦皇成が話題になったはずなのに!

(東京ではもともと成績が良かったけど今年のコーセイは上出来すぎて怖いな。なんで?)

ともあれ、ちょいと厳しい展開になるようならグランプリボスに期待をしてもいいかな。

あの大激走を「前向きな気性」の一言で説明をつけさせるならば。

モチジュン先生はスプリント的な馬体になっている、と言っているのだけど・・・。

サクラバクシンオー×サンデーは身体が柔らかく、マイル向きに出ることがあって

 それでも古馬になるころには身体が頑強になってサクラバクシンオーらしいスプリンターになる、と)

それならそれでいいんだけどスプリンターがあそこまで脚を持続させるのは不思議としか言い様がない。

「お前、どんだけ激しい気性なんだよ」というレベルじゃん。限界を超えて走ってる。

そういったレベルで気性がプラスに働くほど馬場がしぶるとも思えないんだよねぇ・・・。

いや、分からん。こんなレース買う気しない。

でも面白いだろうなぁ。面白いレースになるよ。

夜は夜で凱旋門があるし。ハハハ、秋の夜長になりそうだ。

[fin]