砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

エリザベス女王杯展望

これもまた面白いレースになりそうですね。


京都2200mは外回りを使用。3Fを目一杯追える楽しいレース。

2000mまでの実績が多い牝馬たちは2200mだとスローに落ち着かせたがることが昨年判明した。

しかし過去のレースにおいては割りとロングスパートに動く。

11年はシンメイフジが大逃げ。

12.4-10.5-11.4-11.5-11.7-12.4-12.8-11.8-11.8-12.9-12.4

残り800mから徐々に差をつめていって本格的に縮まったのは直線の半ば。

先頭が変わったのは残り100m地点あたりで、その直後にスノーフェアリーが段違いの伸び脚で差し切った。

スノーフェアリーの上がりが33.8でホエールキャプチャが35.1。公式ラップが37.1。

ホエールキャプチャの3.51秒はおそらく・・・11.7-11.3-12.1というようなもんではなかろうか。

ということは・・・11.6-10.9-11.3くらいの勢いでスノーフェアリーは突っ込んできたとでしょう。

つまり大逃げになったとしても11.8-11.7-11.3-12.1くらいを刻めば捕まえられるわけで、

例えばフーラブライドが先行していれば捕まえられるくらいのレベルです。

スノーフェアリー英オークスアイルランドオークスなどを制したその年の最強牝馬でして、

香港カップを豪脚一本で勝ち切ったりするすんごい馬ですので例外ですよ。凱旋門賞3着馬だぜ?

今年は逃げ馬不在であります。

しかしヴィルシーナが逃げることで結果を出していますからここも逃げたいのでは。

ヴィクトリアマイルでエライ目にあってますから楽に逃げさせてくはない。

しかし腐ってもG1二勝馬だし牝馬三冠を全てジェンティの2着だった名牝であるからね。

これを潰すのは並大抵の話じゃない。

つまりほとんどの確率で1800m的になる。秋天と同じですね。

するとオールカマー組が良い。ラキシスであります。

そして秋華賞組の一部もまた歓迎出来ますね。

ショウナンパンドラヌーヴォレコルトサングレアルでしょうか。

サングレアルの伸び方ではエリ女は足りないとも思うんだけど・・・。

秋華賞のレースは素晴らしいですよねぇ。

前も後ろも。ぜーんぶピッタシに脚を使い切ってる。前も後ろもみんな同じ脚色で入線してるぜ。

騎手って上手いなぁ、と。

こういった中で「おいおい直線短くないか、伸びたりないぜ」という牝馬がいれば面白いんだがねぇ。

流石にG1級ともなればみんな馬を手の内に入れていますから・・・。

となるとレース自体はかなり手堅くなるだろう。

上位陣は強いし多いし。一桁人気で溢れかえって、その中で決まるでしょうねぇ・・・。

[fin]