エアソとノブレスか・・・。
カレンブラックヒルが逃げたけど・・・
こりゃ失敗だったな。秋山は持続戦でもカレブラを持ってこれると信じていたのね。
確かに過去のレースでもカレンブラックヒルはスロー限定の馬ではないのは知っていたけど
2000mくらいになると・・・特に中京2000mは時計がかかり気味だから無理にでもスローへ落としこむと思っていた。
オールカマーも秋天もスローに落とせるなら落とす。そういうことだと。
「落とせるなら落とす」。そういうスタンスであることを考えてなかったな。
スローじゃなきゃいけない、という馬ではなかったわけです・・・。
おそらく秋山は勝ちに来てましたよね。完璧な展開だった。
この騎乗を是非とも秋天でやって欲しかったと思うよ。
おしむらくは・・・58秒に突っ込んでくる馬がいたことか。
サトノノブレスはちょいと想定外だったかなぁ。
でもラスパクを推した時点でこれもまた忘れちゃいけない馬だった。
中京2000mってのはやっぱり京都的であり中山的でありローカル的であり。
すんごい面白い舞台だと思う。中京2200mの重賞が望まれるよ。
で、このレースで必要なのは「持続力」「粘り強さ」であります。
これが猛威を振るったレースこそが今年の京都大賞典であるからラストインパクトを推したのです。
完璧にハマったタマモベストプレイを差し切ったラストインパクトのパフォーマンスならば、と。
こっちは故障明けって感じのレースになっちまったがねぇ・・・。
となれば菊花賞や日経新春杯、小倉記念で持続戦を経験してきたサトノノブレスも忘れちゃならなかった。
ちょいと穴を狙いたくなったんだ。ニューダイナスティの人気は・・・orz
ペースが落ち着かなかったこともあってエアソが残った。
毎日王冠みたいなレースが所望であるとするなら今回は距離が長かったかもしれない。
途中で一息つけたなら勝ち負けまで行けたかな?そこでまた折り合いの問題が出るんだが・・・。
カレンブラックヒルは1000-1200m間でペースが上がってしまったのが痛かったかな。
ちょうど坂下りが始まったところ。コーナー開始と共にまたペースは落ちていったが・・・。
中京スロー化の難しいところはここなんだよな。
内追走だとペースを上げきれないけど外からまくって行くなら坂下りで突っ込めてしまう。
それを活かした早仕掛けは止まってしまうんだけど・・・登坂後はみんな脚が止まるからね。
そういった持続戦へ持ち込んでしまえばやりようはあるのがサトノノブレスだった。
そして馬群の中で息を潜めて弾ける川田ラスパク、というのが想定内。
綺麗にハマったなぁ。
気に食わないのはラブリーデイよ。まさか1馬身差とはいえ4着までくるとは。
これが一番自身のある予想であっただけにラブリーデイの4着が一番許せない。
それにしてもダークシャドウとカレンブラックヒルの関係は面白い。
それからカレブラが低調になって・・・
復活してからの再対戦が今年の秋天。
結果はカレンブラックヒルが1馬身差で先着。
で、今回はクビ差ですよ。
今まではスロー気味だったから今回は交わせると思っていたが・・・
ん?
この秋山の逃げって・・・完璧なのかな?
坂下りで突き放し気味にいったのは後ろの差し馬には致命的と言ってもいいですよね。
結果的に1800m-2000mは11.9秒で収まっているのだから。
後ろから届かせてきたのがダークシャドウであるのが何よりの証拠。
これだけの粘り&持続馬でしか届かせられないのは・・・!
1600-1800m間が11.6ですから切れる馬しか届かせようはありませんよ。
けれど1000-1200m間を11.6で刻まれてしまうと瞬発系の差し馬は終わります。
ここで溜められないということは5Fの差し脚を要求されるという意味だ・・・。
その5Fの差し脚というか持続脚というか粘り脚を使えるのがダークシャドウだけだった。
ウイバリはちょいと病み上がりがたたったね。
つまり・・・平均に刻んだように見せつつも要所を抑えて後方の差し馬を潰している。
そしてこのキツめの持続戦的ペースに対応できた前の馬が掲示板を占めた形ですね。
池添は本当に上手いな。よくぞあそこで仕掛けた。
そうなのよ。ディープ×トニービンという残念配合はあそこで仕掛けなきゃならんのよっ!
クランモンタナは反応が悪いから中団で構えるなんてのはダメですよ。先行しなきゃ。
ノブレスは幸か不幸か小回り的な脚をARLから受け継がれているらしいからあそこで加速できる。
けれどクランモンタナは反応できない。周りが加速し始めたら遅れるさ。
ノブレスは見事なる器用貧乏なディープ×トニービン。
けれどクランモンタナは先行粘りに尖ったディープ×トニービンだ。
長い直線で粘ってこそ光る馬であるから狙いやすいよ。
[追記]
やはりゲートは出脚勝負ですか。
内外で逃げ馬に対する利があってもよほど出脚がよくなければ意味がない様子。
トゥザは京都大賞典でもゲート出は劣っていた方で、押して押してなんとか前へ行けた形だった。
[fin]