砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

有馬記念雑記1

来春はカテゴリにある「競馬情報倉庫」を充実させることに時間を使おうと思う。

回顧で復習はしているつもりだけども。


つもりはつもり。つもり。

つもりではダメなんですな。納得できるくらいにやらなきゃ。

既にある宝塚記念秋天の奴も書き直したいな。

まぁ、そういうこと言ってるとダメなんだけどね。

まずは過去記事を読み直して体裁だけでも整えていかなきゃな。70%の出来でいい。とりあえずは。

で、有馬記念を観直しておるんですが・・・。

とりあえずは血統面ですね。

近年はさすがにステイゴールドハーツクライの独走状態で、

今年こそ例外的にディープインパクト産駒が飛んできたけど本来はありえない形ですな。

この2頭の配合の肝はそれぞれノーザンテーストトニービンでしょう。

ノーザンテーストというのはレディアンジェラが肝で、そこの増幅にクロスを使う。

かといってそこら辺を詳しく考えるのは置いとこう。

ノーザンテーストのニアリークロス判定の広さは凄まじく、レディアンジェラをきちんと刺激しなくとも発現する。

Storm Birdノーザンテーストってなんだそれ。共通点少なすぎだろ。

Lady Angelaの血統表

とまれ、この名馬を刺激することで非力なステイゴールドが素敵に生まれ変わるわけですな。

特に母父メジロマックイーンノーザンテースト(ニアリー)クロスはオルフェーヴルゴールドシップを出しています。

またデインヒルとのニックスもあって、これがフェノーメノナカヤマフェスタを。

こうした配合によって彼らは父に似ない頑強な身体を手に入れます。

それはノーザンテースト経由によるもんですから馬体は小さくなるらしいのです。

例外はありますがね。ゴルシもフェノーも平均的な500kg前後だ。

でもこの二頭は外回り的な馬だなぁ。小回りで鋭く切れる馬でもない。

切れ、というと間違いですかねぇ。ノーザンテースト的ステゴ産駒に切れなんてないのでしょう。

それこそオルフェーヴルなんかの例外を除いて。

基本的に奴らは速い上がり勝負で勝ち負けした歴史など持ち合わせてなくて、

ゴルシやフェノーなどの外回り気味な奴らでも中山を走るのは切れ以外を要求する舞台だからだ。

特に馬場の悪い有馬記念なんかは一部の外回り的な特性が活きるレースであるし、

そして馬場の悪くない有馬記念ではその競馬は届き難いこともまた明確となった。

対してトニービンというのは一般的には「東京巧者」と見られておりますが・・・

というか一般的にも今じゃそんなことを言う人はいませんか。一般的に。

こいつは配合次第で色んな顔を見せる馬でありますからあんまりアレコレはないでしょう。

ジャンポケとて東京巧者なイメージがあるけどエアソミュールみたいな小回り巧者もいる。

ことハーツクライに関して言えば小回りでしょう。確実に。けれど東京や京都でも走るんです。

本質的には東京なんでしょう。けれど東京で切れる脚を持たないんです。ウインバリアシオンジャパンカップが証拠です。

だからゴールドシップフェノーメノ的に外回り的に内回りをこなすしかない。

あるいは前受けですよね。鋭い脚がないから前受けでネバネバする。

ワンアンドオンリーのダービーがまさしくそれ。

ハーツクライは基本的にスタミナ血統で、切れを補完しても完全な切れ馬は出てこない。

ジャスタウェイは切れる馬と見えなくもないですが、追い込んだ時の詰め切れなさは切れ馬のそれじゃない。

切れる馬は残り400m-200m間で一気に詰めるわけですが、その区間のジャスタは前と同じ脚色。

驚異的に詰め寄るのは残り200m-0m間で、1秒ほど詰め寄ることも多い。

この特性はそれこそスピルバーグキズナと同じに見えて、持続的な脚なんですな。

(スピルバ~リファール的な粘り キズナ~深衝撃×嵐猫の柔らかジワジワ加速 微妙に違う)

ジャスタウェイもリファールを持ちますがそこが焦点というわけでもなさそうで、

どっちかと言えばトニービンで、どっちかと言えばトニービンハイペリオンで、と。

モチジュン先生の過去記事を漁っても「とりあえずハイペリオン」と言わんばかり。

血統表を見ても分かりやすいスピード血統ってないんだよなぁ。

なんだか渋い中距離血統の多いこと多いこと。でも名馬が揃ってる。

なんだべなぁ。ノーザンダンサーの脇でちょろちょろするような渋さだよねぇ。

その肝心のノーザンダンサーはリファール一本。渋い。渋いぜ。

そして面白いことにリファールとトニービンにそれぞれ脈絡している部分がちょいちょい見つかる。

「あぁ、これをして『緩い相似配合』としたのか」と。

特にHormbeamに対する脈絡がハーツクライ産駒としての方向性を決定的にしているのだろう。

というかウインバリアシオンもある程度は脈絡しているし。ワンアンドオンリーも。

ハーツクライ産駒としての曖昧な切れ味が発揮されるのはそういうことなんだろうか・・・。

ルーラーシップ的なトニービン×Special配合、と言えるらしいです。

ヌーヴォレコルトはヌレイエフ、アドマイヤラクティFairy Kingメイショウナルトサドラーズウェルズ

カレンミロティックギュスターヴクライフェイムゲーム以外はHormbeam刺激パターンですねぇ。

パーツ構成としては・・・

・Special(Hormbeam刺激)

シアトルスルーリヴァーマンで代替も)

ミスプロ系(ニジンスキーなどで代替も)

・フェアトライアル及びサンインローのリファール刺激(リファールクロスも)

ノーザンテーストを絡ませてオープン級も出てはいる。それこそフェイムゲームがそのパターンだ。

敬遠すべき配合ではないのだろうが積極的に狙うべきものでもないみたい。

ジャスタウェイは上記の内でもHormbeam刺激とリファール刺激だけで走っている。

中山でスルリと加速出来るわけじゃないが中山記念みたいに最内をソコソコに行くことは出来る。

ゴールドシップに同じことを出来るわけじゃないしね。うん。アレはアレでフェアトライアル。

トウケイヘイローが無茶な逃げ方して早々に失速した。4角で鼻っ面を突っ込んだ脚はフェアトライアルがほんのちょっと覗いたか?

 正確にはHormbeam刺激なダラダラ加速+Hyperionの持続ストライド+小フェアトライアルみたいな。

 ストライドとピッチ。どちらかへ極端に振れる様な配合ではないのだろう、と。

 というかモチジュン先生はHyperionの影響大と見ているのだろう、と。)

・・・

もう話の収集がつかんな。

これはこれでいいんだけど。

いいんだけども・・・年越ししながら書くことでもねぇ。

[fin]