京都マイルは好きなんですが・・・
牝馬戦なのでそんなに流れずに切れ勝負になると予想はされます。
しかし石橋先生の言う通りに(スポーツマスター無料登録で対談を見てみましょう)、他の要素も必要ではあります。
ウリウリはディープ×フレンチデピュティと見れば持続力型の外回りディープではあるんですが
母母のリアルナンバーがレインボウクエスト×サザンヘイローでありまして、
Bold RulerやHalo≒Red Godなどのクロスもあって機動力が強調された配合になっています。
阪神牝馬を2着したり阪神カップを4着したり。本格化した今では内1400m>外1600mとも見えて買いづらい。
重馬場のローズSを追い込んできただけにやっぱり母父フレンチデピュティの力っぽさもあるし、
ここは案外伸びないのではないか、と。
本命としたいのはキャトルフィーユで、愛知杯は外回りの脚で突っ込んできたと見ていいでしょう。
ヨーイドンの愛知杯をじわじわと伸び続けた2着は非常に素晴らしいもので、
マイルは少し短いと思うがロンスパ気味になれば格の違いで差しきれるだろう。
人気しているダンスアミーガはサクラバクシンオー産駒だが・・・大丈夫なのか?
驀進王×エルコン×サンデーと夢のある配合で、母母がダンスパートナーという名家出身。
サンデーサイレンス×ダンシングキイはダンスパートナー=ダンスインザムード=ダンスインザダークを出した間違いのない名配合。
ちょいと枝が違ったところではダンシングキイと同血のキーフライヤーにキングマンボとサンデーサイレンスを重ねたスズカマンボがある。
それなら単純にミスプロを重ねりゃいいのかな?と思えばそうでもなくて、
ダンスインザダーク産駒にしてもまぁいろいろあります。
ただバランスさえ取られれば問題はなさそうで、エンパイアメーカー×ダンスパートナーでフェデラリストがありますし、
ダンスインザダーク×ミスワキあたりは結構ニックス的に良い馬を出しています。
おそらくミスプロとかではなくてバックパサーのトムフール×ウォーアドミラル×ブルーラークスパーが良いのでしょう。
Key Partherの母母のDinner patherがトムフール×ブルーラークスパー×マンノウォーで脈絡するから。
名牝系ってのはつまるところ名種牡馬×名牝でお互いの良いところをひたすら増幅させてきたわけで、
ダンスインザダークで言えばKey Partherあたりをきちんと掴めば名馬として出てくるのでしょう。
だからエルコンドルパサーは素晴らしい。Special=Lisabellでクロスを山ほど抱えた名馬ですから
エルコンにイタズラをするだけで名繁殖の血が増幅されるという仕組みであります。
デインヒルもノーザンテーストも名繁殖をクロスさせることで生きてきましたし、
ところがサクラバクシンオーというのは・・・常に蚊帳の外で生きてきた種牡馬であります。
あんまり母親とベタベタしないのです。「俺は俺。お前はお前」と。
家庭内別居のままになんだかんだでグランプリボスなんかが代表産駒になってしまった。
そんな中、サクラユタカオーの母アンジェリカを落としに来たのがショウナンカンプでありまして、
アンジェリカ≒メジロハリマで3*4。さらにサクラユタカオー自体が強烈な相似配合だから
テスコボーイ≒アンジェリカ≒メジロハリマで3*3*4とも言えますか。
ショウナンカンプは間違いなくサクラユタカオーのラインを継ぐ馬でしょう。
で、ダンスアミーガの話に戻すと・・・。
胴が短いあたりはやっぱりサクラバクシンオーで、軽い手応えでゲートをスパッと出る辺りも力っぽい。
そもそもダンシングキイはニジンスキー的な馬体から一定の脚さばきで伸びる馬を出すわけで、
決して柔らかさを伝える牝系ではなく、サンデーサイレンスを作用させるにしても2代父では遠すぎる。
ましてや母父エルコンはキングマンボ直系のSpecial=Lisabell祭りであり、
BMSの代表産駒を見てもアイムユアーズやトーセンアルニカの様な内回り巧者が目立つ。
内回り向きの粘着力+驀進王的馬体+ダンシングキイ脚さばき・・・
これはマイルでは長いんじゃないでしょうか?せめて内回り小回りじゃなきゃ・・・。
グランプリボスだって驀進王×サンデー×セクレタリアトよ。柔らかさ増し増しよ。
4番人気がベルルミエール・・・。これまた・・・orz
どうして牝馬限定の京都マイル重賞で1400mぽい馬を人気させるんですかねぇ・・・。
5番人気が・・・フォーエヴァーモア。ネオユニ産駒orz
だからどうして粘着力あふれる馬を。
6番人気がレーヴエトワール。だからなぜ内回りっぽい馬をorz
3歳条件の京都マイルは内回り開催じゃなかったかなぁ・・・。
そりゃスローからのヨーイドンなら内回り加速は好都合ではありますが・・・。
7番人気がアロマティコ。・・・orz
いや、まぁ・・・うん。エリ女を差したことはありますからね。うん。
・・・。困ったねぇ。本当にスプリンターと内回り巧者しかいねぇよ。
いや・・・本当にこのメンツなら展開次第でパワースポットとゴールデンナンバーが差しきれるかもしれんよ。
・・・ちょっとこのゴールデンナンバーのオッズは美味すぎるんじゃないかねぇ。
[結果が出ました」
モチジュン先生の本命であるケイアイエレガントが勝ちました。
そして2着にゴールデンナンバー、3着にパワースポット。
実は馬券を買ってしまった俺はケイアイエレガントとゴールデンナンバーとキャトルフィーユの3連複一点買い。
嘘でしょ!?マジで届くの!?パワースポットまで来るの!?orz
パワースポットはヌレイエフをクロスしたりLypard増幅したりと忙しいスズカマンボ産駒。
とても柔らかいわけではないけどストライドは伸びる、というのはキーフライヤー=ダンシングキイのイメージで、
これはNijinskyが働いたタイプの馬ではないか、と。だから中山の好走歴もある。
スズカマンボは勝手にキーフライヤーが増幅されていますからNorthfieldsくらい緩い相似でもニアリー判定されるかもしれません。
そしてヌレイエフの粘着力とかLypard増幅とかでちょいちょいオープン級の脚まで昇華したのかな、と。
[追記]
パワースポットは外回り向きで、ダンスアミーガは内回り(≒スプリント)というのは
結局は脚の長さと胴の長さが全てであって、脚さばきはほとんどダンシングキイ=キーフライヤーのものだと思います。
サクラバクシンオーも母がかのアンバーシャダイの全妹ですからスプリントに出る意味がさっぱり分からないんですよねぇ。
当時の人達も「なんで秋天勝ち馬に有馬記念覇者の妹でスプリンターなの?」と思ったらしいし。
実際、サクラユタカオー×ノーザンテーストは秀でた中距離馬を出した配合である。
母母のクリアアンバーが問題であるわけですな。
そしてサクラバクシンオーの代表産駒にこのクリアアンバーいじりを敢行した馬はいない。
とも見えるが・・・???俺には分からないレベルかな?
Bull Leaの継続クロスは母父サンデーサイレンスでも可能なわけですが
おそらくここまでくればクリアアンバーの父であるAmbiopoiseのニアリーとか
あるいはクリアアンバー全体をニアリーするくらいの気持ちでなければならない。
MahmoudやBull Dog=Sir Gallahadの継続クロスは当たり前のようにします。
だけどトウルビヨンを用いた形が驚くほど少ないんですねぇ。Gallant Manのクロスも見当たらない。
これは不可侵領域なんだろうか?
[fin]