会社とかCIAとかじゃなくてですね。
ルナプロスペクターがサドラーズウェルズ=フェアリーキングの全兄弟クロスで、
それに加えてストームバードとノーザンテーストをクロスする・・・。ボルキロクロスも。
多分これは相似配合のジャンルかと。
カンパニー自身が遅咲き、あるいは長持ちした馬ですから晩成型と行ってもいい種牡馬でしょう。
だからこういったクロスのうるさい産駒が勝ち上がるのは当然と言えば当然。
配合の肝としてはクラフティワイフ自体をニアリーしてやろうという目論見が見える。
タイセイラビッシュはストロングウィドウ≒クラフティワイフを狙っていそうで、ミスプロとバックパサー、ボルキロの流れがニアリーしている。
更に母父シンボリクリスエスなのでシアトルスルーからボルキロをもう一丁。
ところがシーキングザゴールド≒クラフティワイフとも・・・まぁ言えなくもなく。
こうなるとシーキングザゴールドっぽさがガッチガチで増してしまいそうで、全日本2歳優駿3着は納得か。
おそらくいちばん面白おかしい配合をしているのはストーリーセラー。
ミスプロ、ノーザンダンサー、バックパサー、ボルキロを共通させたブリリアントベリー≒プロモーション2*2。
そして驚愕のセントクレスピン。Lady Angelaへの熱いニアリー攻めですわ。
ただこれで調和が取れているのかは疑問で、ヘクプロ×クラワイは確定ですから頑強さは目立つ。
中山をまくるなら一定の柔らかさは必要で、その供給元が間に合っていないのではないか?
戦績を見ても伸び悩んでの惜敗がほとんどで、それはつまり最高速=柔らかさの欠如ではないか、と。
コーナーの出口でガツンッと加速してまくり切るだけの力がないのはその辺りが原因と見えて、
やはりノーザンテーストを刺激するのであれば小さな小さな馬体でクルクルと脚を回さなければならないのだろう。
カンパニーだって450~470kgの間で収まるくらいの馬体だった
それならやはり相似配合がベター?だがトニービンの相似はあるのだろうかorz
こいつを無視してしまうとゴリゴリする馬になっちゃうからなぁ・・・。
ダンジグやリファールを交えてハイインロー的に足の回転を速くしてもいいのだろうが
そうするとノーザンテーストがちょいと邪魔くさくなってしまう。
ディープインパクトの好配合馬にノーザンテースト持ちはほとんどいない。
狙うとしたらやはりステイゴールド的な方向か。
そうするとクラフティプロスペクターがとんでもなく邪魔臭いわけで、サドラーズウェルズもトニービンもだいぶ邪魔臭い。
ステゴは一発屋であって、これらのベターな血統と仲良くして好配合のオープン級を出す種牡馬ではないか。
するとトニービン×ノーザンテーストのイメージでエアグルーヴ?
それならそれでバレークイーンの主張が迷惑である。
トニービン×ノーザンテーストのラインに加えて名牝バレークイーン&クラフティワイフの両巨頭。
日本競馬を支えた彼らの融合が産んだカンパニーという名馬。
ところがこいつらを上手に料理するのは無理じゃなかろうか。
どういう形にしても闇鍋になってしまって納豆とかチョコレートとか酢昆布とかが目に入る。
ルーラーシップも同じ道をたどるのだろうか。
[追記]
カンパニーはやはりこう・・・ミラクルアドマイヤなんですかね。彼は。
ブリリアントベリー-クラフティワイフのラインから生まれた馬というよりも
トニービン×バレークイーンのミラクルアドマイヤっぽさを追うべきかもしれない。
それはつまり小回り内回りをピッチで加速して行くイメージであります。
そしてそうなると・・・ノーザンテーストは弄るべきではないはずなんですよね。
つまりノーザンダンサーのクロスだけでノーザンテーストがオンになる可能性はあって、
これ以上のノーザンダンサークロスはちょいと遠慮したいな、という風潮がありそう。
しかしそれはそれでまた・・・サドラーズウェルズとノーザンテーストの共存の難しさが。
どっちかを捨てなければならない。だがどちらも捨てづらい。
エルコンドルパサーはヌレイエフ≒サドラーズウェルズのニアリーだからもう手をつける必要がなかった。
キングカメハメハはヌレイエフもトライマイベストもニジンスキーも手付かずのまま放ったらかしだ。
ところがカンパニーはサドラーもノーテーもきちんと下処理済み。しかもクロス近い。
これは・・・走る馬は出せそうだ。出せるんだろうけど・・・ローアベレージだろうなぁ・・・。
もう国外に逃げさせた方がいいのではないかね?日本の馬場の軽さが憎まずにはいられない。
母父スペは相性が良さそうだし、ロベルトも入れてダートっぽく出来やしないだろうか。
今をきらめくゴールドアリュールを母父に据えるのはどうでしょう。
母父スペが走ったんだからマルゼンスキーも悪くない・・・と。
果たして母父ブライアンズタイムはまともに走るのだろうか。
ロベルトとシアトルスルーを併せ持ったシンボリクリスエスならなんとかしてくれる・・・!
どうにかしてナスキロボルキロをゴリ押しできないだろうか・・・という目論見。
こういう遊びをしていても面白いんですが結果が出るまでに金も時間も山ほどかかりますから「道楽」ですわ。
本来は貴族たちの暇つぶしですし、これを生業とするのは過酷な道であるのだと再確認。
[fin]