砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

悩ましきオーシャンステークス

本当に難しいんですわ・・・。


中山外回りを利用するスプリントですから前半にビューッと行って、4角回ってウンガー、と。

ハイペースで流れてから窮屈な4角が待っている。これはなかなか難しい条件なのですわ。

直線が短いから追い込み馬は届きづらい。届く展開になっても落ちてくる馬を避けながらになるし。

つまり広くスペースを使える外差し馬場でなければ極端な差し追い込み競馬にはならないのである。

だから前を狙うってのが基本となりますが・・・。

内に入ったハクサンムーンに抵抗出来る馬がどれだけいるのか、という話です。

アンバルブライベンくらいに捨て身の抵抗となりますよ。そんな崩れ方は誰もしたかない。

となればアタマはハクサンの一手だろう。例年に比べて非常に馬場が良いから問題はないだろう。

そんで同じように内に入ったリトルゲルダ。これが好位からじわりと迫るならば馬券になりそうだ。

セントウルのワンツーを重視するべきだと思う。

あと他に狙いたいのはラインスピリット。母はウイニングチケットの全妹にあたる。

スターロッチ牝系であるからサクラユタカオーとも系譜は同じくしますよ。

だからどうということはないけどね。

スピード能力は確かにある。サクラユタカオーサクラバクシンオーのサイアーラインを見ても。

しかし叔父にウイニングチケットロイヤルタッチなどクラシックで活躍した馬たちがいるのは

スプリンターとしてどうなんでしょうねぇ・・・。

しかし配合形そのものは俺の好みなんです。私事ですが。そもそもウイニングチケット好きですし。

トニービン×マルゼンスキー×テスコボーイという強いクロスを持たない日本的な血統。

それにスウェプトオーヴァーボードですからやはり強いクロスはなく、シンプルな配合形ですわ。

それだけにちょいと狙うのが早過ぎる気もします。5歳になるころにこそ狙いたくもある。

1分7秒6で逃げ切るだけのスプリントがありつつも京都マイルという息の入りやすい舞台でも2着。

ド厳しい中山スプリントは試金石の一戦となる。青田買い気味だが期待を持ちたい馬だ。

それに加えてヘニーハウンドオパールステークスの1分6秒7決着が非常に興味深い。

中団から上手にラップを刻んでいけば3着くらいまで行けると思うんだよねぇ・・・。

あとは・・・ショウナンアチーヴかねぇ。未勝利戦以来となるスプリントは果たしてどんなもんか。

短い距離で躍動するような血統とは思えないんだがね。

サクラバクシンオー×サンデーの形ならばともかく一代挟んでショウナンカンプだろう?

バブルカンパニーは中距離~中長距離で躍動してきた牝系であるし。

ザッツザプレンティとかディープブリランテとかバブルガムフェローとか・・・。

ショウナンカンプはバリバリのスプリント血統ではあるけれど頑強なイメージはないんだよなぁ。

コイツはむしろ中距離で一発ぶちかましそうな種牡馬だと思うんだがね。

アンジェリカ増幅の継続ニアリー+サンデーサイレンスノーザンダンサークロスの形で。

それこそウイニングチケットをぶっこんでみて欲しい。

ショウナンアチーヴはない方向かな。うん。

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