砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

有意義なる弥生賞

こんなに締まった流れになるのは珍しい。


タガノエスプレッソが間に合うなんて面白い流れでしたねぇ。

コメートの嘉藤貴之は本当に積極的で、トザケーもかなり速めに行ったのにそれでも突っついていた。

本当に愛すべき騎手ですわ。ぶっちゃけ、今回のレースでは浮いていたけどね!

こうなってしまうと流石に前の馬は息切れしまって、

そんな中で福永が追い始めたときは「お前、お前、まだ早いって!」と思ったけどきちんと差し切った。

でも外に膨れてトーセンバジルを弾いたのはダメよ。岩田も負けじと内に締めて行ったけども。

(福永と岩田が並んで追うとハラハラする)

トーセンバジルはさっぱりだったなぁ。揉まれ弱いのかもしれない。

それを差し引いても3着に届かないでしょうからね。やっぱり力負けでしょう。

シャイニングレイは全然駄目でしたねぇ。

前崩れとなる展開なのに前でハッスルしてしまっては・・・流石に無理でした。

サトノクラウンは大分不思議な勝ち方。

この馬は12秒前後の方が息を入れやすいのかもしれません。すると1800m前後がベストか。

東スポ杯の最後の一伸びと含めて考えると・・・間違いなくこの馬はG1級の中距離馬なのでしょう。

ブライトエンブレムは外を回りすぎだし、タガノエスプレッソも馬場の悪い内を突いた。

進路も馬場も完璧にこなした福永の騎乗があってこその1馬身と1/2差と思えば・・・飛び抜けてはいないだろう。

皐月賞は今年も混戦模様ですね。またスプリングS共同通信杯組が瞬発力一本で突き抜けるのかな。

[追記]

と思えば共同通信杯勝ちのリアルスティールスプリングSへ向かうんですか・・・。

これもまた福永か。

どうもフィエロで敗けたマイルCSが印象的で、福永はクラシックを勝てないと思うのです。

「何しでかしてくれてんの!?」と岩田や蛯名、武豊などにブチ切れることは多々ありますが、

今回のように綺麗で鮮やかな好騎乗を見せる福永には特に何も思わないわけですよ。

クラシックって枠の操作なんかを含めて勝機をバランスよく分配されています。

それにプラスαを加えてくる巧みな騎手こそが勝負強い騎手、与えられた勝機をハイアベレージで活かすのが福永。

この堅実性のために騎乗馬は集まるのでしょうが、ここ一番では外国人騎手に乗り換えとなるのは自然な流れです。

それを受け入れる人間性があるならば福永祐一はあらゆるファンに好かれる名騎手と讃えられただろうに・・・。

[fin]