砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

リーディングサイアーはとったが

この血統でなぜ・・・?

さり気なくミッドサマーフェアとの仔で朝日杯を5着してやがるし・・・。

フサイチパンドラとの仔はホープフルSを3着。

ニホンピロウィナー×ニッポーテイオーという素敵な配合の母親から生まれたのですが、

ロイヤルチャージャー系とノーザンダンサー系であるから選択肢は非常に少なかった。

日本を征服したサンデー系を相手にすると活力の問題が出るし、せっかくのスピード因子も活かされない。

しかもノーザンダンサーを持っているから他の逃げ道なんてまるでなかったのです。

だから逃げ道としてナスルーラ系のトニービンがあったのですが・・・

実際問題、トニービンは父系として役立たず。母系に入ってなんぼの血統だ。

結局、外国の種牡馬に逃げるという悔しい思いをしてSinndarです。

その時にはダンジグ系が確立していたし、チーフズクラウン-グランドロッジ-Sinndarはダンジグの最速ライン。

近親にノーザンダンサー系がいないのでサンデー系のような活力の問題も生まれなかったのだ。

(サンデーもヘイルトゥリーズン系が確立していれば話は違った。)

これだけ苦しんだ血統だから逃げ道があるとは思わなかった。

実際にファビュラスマーブル産駒の稼ぎ頭であるイシスは母父ディクタット。マッチェム系ですわ。

2番目のロステーストが母父ダンスインザダーク。サンデーを一代重ねたことで活力問題を解決。

3番目のパワータレントは母がキンググローリアス×リキサンパワー×ダンディルート

キンググローリアスミスプロトムフールダンディルートトウルビヨン系。この異系っぷりはよろしい。

だが・・・競争能力が残念すぎやしないかね?よく重賞を勝ったもんだ。

やはりイシスの様にスピード血脈を重ねつつも異系的に取り入れることが寛容か。

マッチェム系というかマンノウォー系というか。これを重ねることで上手いこと強い馬が出そう。

・・・でもやっぱりリーディングを取れる配合とは思えないんだよなぁ。

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