砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

時計の問題 大阪杯展望

ここ数年はなかなか遅いんだよねぇ


・完全良での開催は少ない

ここ十年の開催を見ても完全良馬場で行われたのは2回ほどで、57秒台での決着はヒルノダムールが勝ち切った11年のみ。この11年は淀みなく逃げた皐月賞キャプテントゥーレを直線終わり頃に差し馬がギリギリ交わし去っていくというギリギリの展開。ハナクビクビクビクビの接戦となった。

・ねじ伏せられた皐月賞

キャプテントゥーレ皐月賞を押し切ってからは重賞を2勝した程度。ロゴタイプと境遇は被る。これは「早い馬」だったからではなく、中山巧者として4角の鋭さに特化した馬であることが理由だろう。キャプテントゥーレ中山記念ヴィクトワールピサ、京都内回りで開催された金鯱賞ではルーラーシップに差し切られている。内回り小回り適性においてはキャプテントゥーレが上なのだろうが終い1ハロンの持続力でギリギリねじ伏せられてしまうのである。ロゴタイプと被る。

アンカツの押し切り

1分58秒7で決着した08年が完全良。ダイワスカーレットが押し切ったレースで、番手で進んだエイシンデピュティアサクサキングスが二着三着、差し込んだドリームパスポートはアタマ差届かずの四着だった。逃げのテンは速かったがすぐに落ち着かせて道中は12秒そこそこ。終い3Fも11.5-11.6-11.7と淀みなく流れていって、余力たっぷりの逃げだった。なお、2着のエイシンデピュティは二走先の宝塚記念を7番人気で勝利している。ダスカはこのレース後に故障し春全休となった。

・今年は雨

予報では今年も雨であるからスロー展望かつ持続差し有利の見込みだ。「雨渋りの宝塚記念ストライドがピッチを制する」というモチジュン先生のデータもあるからキズナの有利は間違いないだろう。だけど金土日の降水確率が60%で、シトシトと梅雨じみた雨の降り方をしそう。そうなると道悪適性とか言ってられないレベルのドロンコ馬場となりそうである。

・土曜日を見て決める

馬場の緩み方がさっぱり分からないので日曜日までのんびりしよう。

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