砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

やはり週末は雨 阪神馬場に関して

この時期はどうしても雨が降ってしまうもので、高松宮記念も2年連続の雨渋りだった。阪神も例に漏れず雨の影響があって、ちょいとこのペースで降られると桜花賞の馬場が難しくなってくる。

モチジュン先生の言う「マッチョになったもの勝ち」な桜花賞。今年はその傾向が一層強まりそうだ。そうなるとココロノアイチューリップ賞の快勝そのままに突っ走ることもありえるかな?

ココロノアイはステゴ×デインヒルのニックス。残り4分の1のマックスジョリーが全体的に緊張した配合の形で、4分の3ナスルーラの4分の1異系状態。一方で全体的に米血が散りばめられていてRobertoの血統要素が6代以降でほとんどクロスしている。異系として作用しているDeseret Vixenがいなけりゃどうともならない状態と言える。

それにナスルーラを持たないデインヒル。最高級のノーザンダンサー血脈が一本ドスンと据えられれた。BuckpasserNever Bendに呼応するラトロ血脈が補完され、異系として作用していたHyperion血脈・・・それもRobertoと相性の良いFlower Bowlという非常に優れたハイインローでAlibhaiをクロスする。米血の継続クロスも最低限に抑えているから良い形だ。それにステイゴールドノーザンテーストをニアリーすることはないが継続してきたAlibhaiクロスが好相性。

個人的に懸念するのはRoberto。Hail to Reasonのクロスというのはちょいと米血の揺れ動かしがすぎるかもしれない。ただでさえステイゴールドというのは力っぽくなきゃオープン級に出ないのだ。そういった風潮の中で「ニックス」とされるデインヒルを、ココロノアイってのは母父に据えている。つまりそれでお腹いっぱいのはずだ。それ以上に力っぽさを加える米血クロスは過分ではないか。

だけどそれが活きそうだね。・・・これが活きるということはつまりアユサンマルセリーナになってしまうわけなんだが。

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