砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

春天展望

何があっても最内が伸びる京都馬場。

であるのだから内枠を買えば良いのだと。

長距離の光速馬場。今年もまた13秒ラップのない展開になるかもしれないから中長距離馬を狙うしかない。そうなるとアドマイヤデウスとかウインバリアシオンキズナサウンズオブアース、スズカデヴィアス、ホッコーブレーヴフェノーメノ・・・。いっぱいいるな。

まずキズナが問題となるわけだが、Mahmoud様は切れる仕上げにした弊害という見方をしておられる。元々2000mでは短い馬である上に外回り馬であるから・・・と言ってもあの負け方はちょいと問題だわなぁ・・・。ほとんど同じルートを通って差し切られちまったから。

阪神2000mをこのラップで負けるというのは・・・説明がつかんな。1800m地点でもう力尽きている様な離され方をしているから、仕上げ方自体がマイラーに近い中距離馬になっているのかもしれない。中長距離馬ならば伸びて伸びて届かない、でなければならない。

あるいは本格化と共に何か一つ変化があるのかもしれない。ディープ産駒って本格化すると体質がやたらと母方の硬さに寄ってしまうんじゃねぇかなぁ。元々キズナは可動域の広い馬だけど動き自体は結構硬質だから、それが更に硬くなるとなれば1800mを一定ペースでゴリ押しするような馬になってもおかしくない。武豊の追い込み策で活きる馬ではなくなったのかも。

グランプリボスも「父硬母柔」でバランスをとった配合で、初めは柔らかかったが後々は父の固さが強まってきて1400m当たりで躍動するようになった。フェノーメノも俊敏さがどこかに消え失せてしまったしなぁ・・・。トーセンラーの距離短縮がハマったのも陣営がそういう傾向を見とったからかな。

するとキズナをここで買うのは難しいかもしれん。調教師が切れる様な追いきりにした理由は定かじゃないにしても、そうしようとした理由が何かあるはずだ。まさか大阪杯の必勝を約束させられたわけじゃあるまいし。やっぱり馬体を見て何かを感じたからだと思うんだよ。

あとはウインバリアシオンか。日経賞で復活したけど・・・ちょいと最後で息切れしたな。でも好位で折り合ってじっくりと進出しながら進んでいった競馬はハーツクライ的。流れも完璧に向いたはずなんだが外から悠々と交わされてしまった。衰えとも言えるかもしれないが相手がちょいと上手すぎるという見方も出来るわな。アドマイヤデウスアドマイヤドン×SS×Be My Guest×Ela-Mana-Mou。血統構成そのものはハーツクライに似たハイインローで、ウイバリをねじ伏せてしまっても構わない配合形である。

デウスフラガラッハを交わしたのは2ハロン棒を過ぎてからなので、フラガは11.8-11.7-11.7-11.6と2300mまで進んでいた。それを7番手からスーッと進路を外へ向けて上がって交わしたのはHyperionの面目躍如という形で、4角のコーナーでもガスガスと進んでいったあたりはCount Materialなトニービンパワーだろう。

あとは外から猛追してきたサウンズオブアースをどう扱うか・・・。京都外回りということを考えるとトニービンってのはあんまり使い勝手が良いもんでもない。そしてサウンズの持つHoist the Flagもまた同様。ネオユニらしい後ろ脚ガシガシ系なので京都外回り・・・それも光速馬場で買うというのは難しい。せめて前受けして欲しいところだが。

クリールカイザーは前走の負け方がやばい。5Fスパートでフラガラッハより早く脱落してしまうのは中山巧者としてやばい。よく見たら8月9月11月12月1月3月とろくな休みもないまま走ってきてんじゃねぇか。これからG1を走ろうという馬のローテじゃねぇよ。これで中4週や5週で走ろうだなんて厳しいって。

案外これはフーラブライドがきっちり掲示板を捉えるんじゃねぇか・・・?という疑惑が浮上する。明らかな京都巧者であるから渋い馬場の阪神3000mを1.2秒差の入線でも悪い内容じゃない。あぁ、でも京都大賞典の内容が悪すぎるか。要検証だな。

うーん・・・。どういうタイプを狙うかが困りものだな。時間も取れそうにないし。見るレースか

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