砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

函館スプリント展望

夏のスプリント第一弾。個人的には春秋のG1よりサマースプリントシリーズの方が好き。


でもスプリント自体をそんなに好きではないから中距離重賞があればそっちをやっちゃう。だから函館スプリントくらいしかやらないんだよねぇ・・・。

さて、今回はコパノリチャードが登場。昨年も函館を使うとか使わないとか言って結局使わなかった気がする。どうせ放牧ついでの参戦だからガチガチには調整してこないんだろうし、あまり重視したくはないが・・・。コパリチャみたいなパワーにあふれたタイプが強いレースだからなぁ。これは逆らいづらい。

二番人気(予想オッズ)にはアンバルブライベン。コパリチャと拮抗する様に人気しているが重視はしたくない。開催初週だけどクッションの強い芝だから時計が出ない。芝が重いわけだから前傾ペースで突っ込むスプリントの逃げ馬には負荷が強すぎるのだ。脚があがれば驚くほどブレーキがかかって崩れて昨年の様な事件が起こる。だからじっくりと構えてイーブンペースで持続的に差す馬が届きやすい馬場であり展開であるのだ、と。

でもそれを言ったらコパノリチャードも怪しいんだけどね。そこはダイワメジャーの面目躍如、ということでなんとか出来ないだろうか・・・。テンから流れに流れるだろうし折り合いには問題はないはず。それなら先行集団でじっくりと行けるんじゃないかな。

ローブティサージュな。きょうだいにディープ産駒がいないのが不思議な馬だよなぁ。Bustedのクロスを避けたいのだろうか。サンデー系をつけるならネオユニでもいいとおもうしさ。リッチアフェアーってヴィクトワールピサの母と全姉妹だろ?でもサンデーをつけたらHaloクロスが五月蝿いし・・・かといってミスプロノーザンダンサーも嫌だなぁ。ウォーエンブレムってやはり偉大だわ。この形ならノーザンダンサー直系でもう一花咲かせられるぜ。

8秒半ばから9秒台のスプリント戦なら流れ込めるだろう。しかし無欲だからこそ2着まで届かせられたのであって、欲が出てしまうと牝馬の脆さが出てしまいそう。基本的に男馬の持続差し・・・ガルボの流れ込みが昨年においてはベストだったのだし、牝馬の切れでは差しきれないところはあるだろう。

だからティーハーフの方が信頼は置けそう。サドンストームの全弟ならば綺麗にハマるかもしれない。・・・あくまでも昨年の様な前崩れ&外差し天国の展開であればな。

レオパルディナは人気がなければ狙いたいんだけども・・・コパノリチャードを差すには展開の助けが必要だわなぁ。

サトノデプロマットってのは・・・ブライアンズタイム(1985)×サンデーサイレンス(1986)×カーリアン(1980)。BT×SSってすごい話だな。ブライアンズタイムの方が1歳年上なのに。ナリタブライアンとかの時代にこんな配合の馬が2015年に存在することを考えられる人はいただろうか。3代続けて80年代の馬というのが本当にすげぇや。

何よりもこの配合形で1200m~1400mの馬が出ることに驚くわ。Hail to Reasonを執拗にクロスした結果なのだろうか。Nashua×Natallahもあるだろうし。きちんと一つ一つばらしてみれば米血パワーが増幅された形になってるんだ。

それで中山スプリントを7秒4で勝ってしまうのは・・・なんだか分かりづらい結果だな。ダートから変わっての2連勝。1000万下は稍重阪神の9秒4決着。1600万下が良馬場中山の7秒4決着。なんかマンカフェ産駒みたいな感じだな。パワーではなく粘りで道悪をこなしたような。

マンカフェというよりマンカフェとニックスの関係にあるカーリアンだろうか。馬体を沈めて走るのにやたらと粘り強い。これはカーリアンのイメージだよなぁ。でもブライアンズタイム=Roberto的ということはないし、むしろ過去の名馬たちを考えりゃこういう馬が出るのは自然なこと。フリオーソとかこんなイメージかなぁ・・・。

前受けするタイプなだけに少し不安はある。この性格のラップでは函館を勝ち負けまで粘れないんだよ。ヨシトミ先生が乗るなら少し控えめに競馬をしてくれそうだが・・・いや陣営がもう前々での競馬を望んでいるのかな。ちょっときついな。

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