これもまた個性派男優だよなぁ・・・。
マンカフェってHalo≒Boldnessianで靭やかなのにアメリカンなパワーで加速するのが不思議なのだわ・・・。
でもよくよく考えたらショウナンマイティもレッドディザイアも馬場の悪いところを突っ切ったりしてたし、ヒルノダムールも稍重春天の勝ち馬だ。ダート路線でもグレープブランデーがいるしさ。
そう考えると・・・クイーンズリングとルージュバックもパワー加速タイプだ。クイーンズはわりと典型的なところだろうけど、ルージュバックはPrmised Landをクロスしている分だけ靭やかなんだわなぁ・・・。パワー加速なのに差し馬的な靭やかさを持つ、これが加速の不味さに繋がっているのでは。
クイーンズリングは戦績を見れば典型的にと見えるんだけれど(阪神1400m勝ち、ドスロー阪神マイル4着)、一流マンカフェ産駒らしからぬ脚の細さと長さが不気味なのだわ。けれど当のマンハッタンカフェがこういう脚が長い体型をしているんだよね・・・。
正しく言うと普通のマンカフェ産駒は脚を長く見せない走り方をしているんだわな。Haloにニアリーしているだけあって前脚が綺麗に出て行く。だから馬体も沈んで行くし柔らかく靭やかにストライドが伸びるのだわ。
この静かさはSicambreかねぇ。タニノギムレットとかタニノエポレットとか、あと七夕賞で腐るほど動画を見たレコンダイトとかもそうだよなぁ。タニギムがそうならウオッカもそうであるし、ハギノハイブリッドもそうだ。
そしてピッチはマンカフェ×Danzig直系+Lyphardだろう。Fair Trialがちょいとイタズラしてるんじゃなかろうか。母父のAnabaaったらトレヴの母父でもあるな。LyphardとRivermanクロスが同じだ。
トレヴに比べると見劣りするな。やっぱり一流馬ってのは躍動しなければならないのかもしれねぇ。クイーンズリングは少し緩い感じだから本格して鋭く動けるようになってなんぼかな。これはもうAureole≒ハイハットの成長力に賭けるしかないねぇ。
ウオッカ的に考えるとDjeddah弄りが足りない。RivermanとSicambreでズルッと走ろうとするならトウルビヨン的な弄りをもっとしなきゃならん。
トレヴ的に考えるとLa Troinne&Fair Trial弄りが足りない。Anabaa×Lyphard+Rivermanクロスで走ろうってんならDanzigとLyphardのFair Trialで回転力を持ってきて、それをラトロで綺麗に固める。そしてRivermanで靭やかな切れ味を演出するのがラルク流ってもの。そしてハーツクライ黄金配合的なSadler's Wells×Mr. Prospector×Rivermanってのも素晴らしい。
トレヴってのは面白いくらい日本的な馬なのだわ。日本馬の血統しか知らなくても意味が分かるし凄さも分かる。ディープ黄金配合とハーツ黄金配合を併せた様なかっちょいい配合形だ。
これに対抗できるのはディープを尻に敷いたディープ産駒とハーツを尻に敷いたハーツ産駒だけだろうな。尻の上にあるのがエルコンドルパサーであれば運命的だが・・・少し厳しいか。サドラー直系とサンデー直系の差が2400mでは出てしまうのだね。東京千八なら勝ち目もあろうが2400mで瞬発勝負をするとなると難しい。
ドゥラメンテが今年出られたならば対象的な面白い勝負になっただろうが・・・これはトレヴとドゥラメンテの勝負というより騎手同士の勝負になりそうな相手関係だね。好位から鋭く持続的に伸びるトレヴをどうやってストライドで制するのか?想像も出来ないな。
多分フォルスストレートの半ばでペースメーカーをまくって先頭に立たなきゃならないんじゃないかな?好位抜け出しのピッチ娘を超えるには長仕掛けのガチンコ持続戦、ロンシャンの枠組みを超えたえげつない勝負に巻き込むしかない。それはジャパンカップでエピファネイアがやったことと似ている・・・。
エピファネイアが「2400mのサイレンススズカ」として完成していたらどうなっていただろう?無理な話なのかな。それでもあのレースを見ると考えてしまうのだわー!絶対凱旋門賞勝てただろう!
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