△レッドライジェル
△ミュゼゴースト
中山は外回りでもスピードの持続が難しい馬場になっていて、Roberto的加速力でストライドをロスしながらもユールシンギングが差し切った一昨年と同じような状況。だから一にも二にも加速力が重要で、持続力も必要だが小回り適性の強い馬を主軸に買いたいところ。
大問題はミュゼゴーストで、この馬は春の時点で丁度良い塩梅に出来上がっているから父のバゴが伝える強力な成長力をこの秋に開かせてしまうとスピード不足に悩まされる可能性が大。セントライト記念はそういう馬が走る舞台ではあるが、春に活躍した非サンデーのバゴ産駒は様子見としたいところ・・・。
同じミュゼでもミュゼエイリアンの方が安定している。「Roberto×Mr. Prospector×Storm Bird×Special=Lisabell」「Bold Reason≒Never Bend」「Chop Chop≒Roman」など内回り加速は鋭く、阪神外回りでバテずに押し切ってしまうステイヤー疑惑馬だからセントライト記念はどんぴしゃり。逃げ馬不在を関東騎手横ノリに全てを託す。
サトノラーゼンはあのダービー2着馬だから格上。これもまた「Roberto×Mr. Prospector×Nijinsky」だから内回り的な加速はあるだろう。京都新聞杯勝ち馬ってそんなもので、キズナが大阪杯を勝ったりハギノハイブリッドが函館記念を2着したりと内回り的な要素が見え隠れするレース。ただベストは外だろうし、差しに構えてみるとペースに左右されて届かないこともあるんじゃなかろうか、と。
キタサンブラックは将来的にはマイラーになりそうなところがあるからここでは評価を落とす。スローならばもう一回くらい名血を喰らっても構わないが横ノリさんがいる以上はそういう競馬にはなりづらい。この人の乗る馬はバテないことが持ち味だし、それを武器にして東京優駿を逃げたのだから百も承知よ。
レッドライジェルは内回りで走ってなんぼのディープだからここで買わなきゃ勿体無い。
てなわけで馬券を買うとしたらミュゼエイリアン-サトノラーゼン-レッドライジェルの三連単。3着はベルーフとかロッカフェスタとかブライトエンブレムとかも争いに加わるだろうし、それにミュゼゴースト問題もある。エイリアン-ラーゼンでワンツーは決まると見たいが・・・。
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