砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

パドックを信じるべき時もある セントライト記念回顧

「こいつサクラバクシンオー肌であれだけ体重増えたのにゆったりとした馬体しとるねぇ」

「千八から千六ではなく長い方に振れるパターンかなぁ」

「それなら有馬記念で一泡吹かせる時も来るか・・・?」

そんで家に帰って競馬放送見ようかな、あっ!今日は月曜日!というわけでYou TubeF5攻撃を仕掛ける羽目に。ようやっと映像と結果を見てみればキタサンブラックの完勝だもの。

そんでnetkeibaにまたF5攻撃仕掛けてラップを見てみればドスローでしょ?横ノリさん・・・菊花賞の予行演習するとか勘弁してくれよ。

3着の一線も驚きな。ベルーフは考えたけれどワンツー馬番が来たか。君たちは確かに内回り向きの機動力を持った配合をしているが加速力勝負でこのメンツを相手に勝負になることはないはずなんだがねぇ。君たちは基本的に靭やかだから。

3着以下はどこにいたかの違いしかないからどうでもいいんだけどね。だからこそ馬単を勝ったわけだし。

で、エイリアンの相手であるゴーストさんはすごいことになったな。横ノリ持続戦の予想は外したけどバゴ的本格化の予想は当たったかな?スローが苦手なのは確かだけど小回りでサッと動く脚は持っていたはず。ポジションを取れないほどに反応が薄いというのはおかしいよ。

あとレッドライジェルはなんて乗り方してんだよ。そんな横綱相撲をしろと誰が言ったのか。四位さん四位さん、ここは札幌じゃありませんよ。もうちょっと内に潜ってくれませんか。

ロッカフェスタは・・・100m先の脚がないのかもしれんねぇ。晩成型だからのんびりと長い目で見ようか。

一にも二にもキタサンブラックブラックタイド×サクラバクシンオーが光った内容だ。サクラユタカオー×Lyphardクロスは俺の夢でもあるのでG1まで届いて欲しいものよ。

LyphardとユタカオーはHurry OnとGainsboroughによるスタミナ血が重なっているところが素晴らしいし、ほとんどの経由がSolarioであるからSundridgeがNasrullah過多の血と混ぜ合ってサンデーサイレンスの祖先であるRoyal Chagerと脈絡する。つまりLady JororとかHyperionではなく「SolarioとHurry On」の組み合わせのロマンで走ったLyphardクロスのサンデー馬。

加えてジャッジアンジェルーチノーザンテーストの組み合わせがPocahontasへ流れ込むのでLyphardクロスと合わせてブラックタイドの小回り力をフルに活用している。この馬でグランプリを勝てなければブラックタイドはしばらくG1級を出せないだろう・・・という名馬なのだわ。

母系にナスキロを持たない上に気難しいサクラユタカオーを使いきった配合形。ブラックタイドが孫に柔らかさを伝えないのであれば種牡馬としても一発があるのでは・・・?

[追記]

そういえば「Pharos=Fairway」兄弟は産駒の適性が短距離と長距離でわかれていて、Fairway産駒は長距離を得意としていた(wikipediaより)。ディープインパクトブラックタイドは距離適性はあまり変わらないが柔らかさとパワーで伝えるものが違う。それはディープインパクトがHalo≒Sir Ivorを伝えるのに対してブラックタイドはBurghclereの伝えるからだろう。

またWikipediaにはFairwayはPolymelusに似て胴長で神経質であったと書かれている。父系のスタミナを伝えたという見方で良いだろう。

父系を伝えるディープインパクト、スタミナを伝えるブラックタイド。Fairway的なのはどちらなのだろうか。

[fin]