砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

燃える戦い オールカマー、神戸新聞杯展望

オールカマーはメンツが揃いすぎっ!


エリ女の黄金裏ルートと言えばヴィルシーナも通った京都大賞典だがヌーヴォレコルトショウナンパンドラ牝馬G1勝ち馬はここを選択。ヌーヴォは中山記念勝ちだしパンドラは宝塚記念3着だしで狙い所としてとっても理解できる。

まず中山は京都より足元への負担が少ないだろうし、今はクロスクリーガーの死亡やキズナの引退など悪いニュースが連なっているからファンとしては安心して見られる。そして二千二の非根幹距離を見据えてのローテも納得だ。例は少ないけれど利にはかなったもの。

中山と阪神ほどに密接した関連性は中山と京都には見出だせないが、同じ距離を走らせるというのはいいんじゃないかねぇ。展開は水物だから本番でロングスパート戦が起こらないとも限らないしな。

そして他には・・・新潟で好走してきたマイネルミラノやマジェスティハーツ。まくりの鬼ロゴタイプ。ロンスパ戦のダラダラ小回りが大好きなサトノノブレスや、夏のローカル小回りで好走したマイネルフロストハギノハイブリッドマコトブリジャールレッドレイヴン。同レースに実績ありのメイショウナルトと中山実績ありのオーシャンブルー。マーメイドS2着のマリアライトに底見えぬ大器ゴールドアクター・・・。あと福島記念勝ちとAJCC2着のミトラがいるな。

これはちょっとしたG1レースだ。中山外二千二ではなく中山内二千で見たいメンツも多いし、枠を不必要に占拠するロートルもいるから思うようなメンツにはならなさそうでもある。ナルトやシャンブルはまだ一発を秘めていそうだがカンパク様はダメでしょ。カドマツやマウントシャスタ、マコトブリジャールが出た方がまだ有意義だわ。アクターは仕方ないがね。

こういうロートルが枠使うのはつまらないし、実際に交流重賞じゃそういうのを防ごうというルールが出来ている。2年間の間に7レースを二桁着順で終えている様な馬で若い馬のチャンスを潰すのは誰にとっても面白くないのだわ。

これなら同馬主のカドマツ君にチャンスを与えるべきだし、このパターンで回避しないのであれば誰がどう見ても厩舎側のエゴによるものだと考える。権利を行使することは何も悪かないが人情ってものがあるだろう。

して神戸新聞杯は遅咲きが間に合わせて来た感じのメンツだね。既存勢力と呼べるのはリアルスティールだけじゃないかな?

アルバートドックは腰を据えての臨戦過程であるから既存勢力と呼べなくはないがG1への出走はなし。京都新聞杯3着だから権利は取ってるんだけどね。まぁこれが遅咲きかと言えば微妙だから面白みはあんまりないな。

その点ではブラックタイド×キングカメハメハタガノエスプレッソエンパイアメーカー産駒のワンダーアツレッタが上積みを見せてくれそうな実績組で、比較的遅咲きの配合ながらも春から活躍していた馬たちだ。一変を見込める・・・というかアツレッタは一変してるわな。

あとはハービンジャー産駒。母父フジキセキのトーセンバジルは疑問符がつくがメジロ牝系の母父SSのマッサビエルには期待大。ダンス×ジャッジアンジェルーチ×ノーザンテーストのゼンノブレーメンもそこそこに期待。ただハービンジャーに外回りで妙味があるかと言えば・・・。

芝に変わって快勝した馬が二頭いるが・・・ロブロイ×エルコンのリアファルが期待が大きいな。4分の3きょうだいにはJDD勝ちのクリソライトオールカマーへ出走予定のマリアライトがあり母の全弟にはアロンダイトがあるエルコンの名家だ。ゼンノロブロイの配合としても悪くないし、いずれはG1を勝ち負けする逸材だろう。

極めつけはディープ×キンカメ×トニービンの晩成配合キロハナ。春の二戦は強い内容ではないが負かしたダノンリバティとマキシムドパリは春の3歳重賞で活躍しているから問題はない。春にG1へ挑戦出来なかったのは残念だがこの血統であればむしろ良かったのではないかと思う。ノースフライトに似た躍動する尻が魅力で、阪神外回りならば適当な舞台だ。

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