砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

中山外重賞はノーザンテーストジャッジアンジェルーチが2連勝中

二千二をブラックタイド産駒が、マイルをネオユニヴァース産駒が制しているのも面白い。

キタサンブラックLyphard×サクラユタカオー的中距離適性で走っている馬だろうが、脚元に関してはタイトルの配合が強く影響している。これを突き詰めるとフラアンジェリコみたいな小回り千八をゴロゴロと転がる込む脚になるはずなんだけども。

オールカマーはきちんと流れが作られればこういった小回り脚ではアタマではなくヒモ止まりになりがちだけれど、地盤改修によってどれだけ芝が保つかが鍵となりそうである。昨年の秋に開催がなかったとは言え、今年の春に行われた皐月賞の馬場はかなり綺麗なものだった。

馬場はもう少し保つ。となればもう一回くらいはゴロゴロ行けるんじゃねぇか・・・?という予想。

ノーザンテースト的回転力によってボールドルーラーの転がり込みを支えられている馬」

はて、それはなんだろう・・・というのが主題である。

ノーザンテースト持ちを並べてみると以下のとおり。

ステイゴールド産駒

オーシャンブルー マイネルミラノ

ダイワメジャー産駒

メイショウカドマツ

・母に持つもの

ミトラ セキショウ

・ステゴ牝系

タマモベストプレイ ショウナンパンドラ

この中からノーザンテーストの米血を弄っている馬を抽出すると

・ニアリークロス

ショウナンパンドラVice Regent) マイネルミラノStorm Bird

Nashua持ち

メイショウカドマツ(Roberto、Mr. Prospector) ミトラ(Roberto) セキショウ(Roberto) マイネルミラノ(Roberto)

・Nanttalah持ち

なし

・Roman持ち

ショウナンパンドラ(ディープ) メイショウカドマツ(Tom Rolfe) オーシャンブルー(Dashing Blade) 

そしてBold Rulerを持っているのは

ショウナンパンドラフレンチデピュティ) マイネルミラノボールドラッド) タマモベストプレイフジキセキ) セキショウSeattle Slew) ミトラ(Seattle Slew

一言で表せば「該当馬なし」だね。どいつもコイツもボルキロ使いやがって。

実はその・・・、ショウナンパンドラを見込んで考えたことなのだわ。秋華賞宝塚記念で見せたあの全身運動的な鋭い加速はイスラボニータに近い。外回りがベターなのは確かなんだけど、あの一瞬の加速力ってディープ×ノーザンテーストかつディープ×フレンチデピュティのイメージそのままだから中山外でも有効なはずなのよ。

4歳秋にもなれば力っぽさに磨きがかかるはずだから新潟外なんかのロングストレートより内回りの方が脚の使いどころは易いはず。まぁ京都内や阪神内より直線は短いのが困りどころだが外枠から競馬のしやすい脚という解釈もできるし、それなら人気勢では一つ抜けているのではないか、と。

セントライト記念サトノラーゼンを本命としたモチジュン先生の呼吸を習って、という予想。

・・・大まくり馬場でもない中山で勝ってしまったら本番のエリ女じゃ内枠スロー前受けじゃないと狙えなくなるがね。

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