序盤がスローで安定した時に怖いのはレッツゴードンキ。次点に・・・
ノットフォーマルが入るだろう。クイーンSとオークスの内容は実に素晴らしく、切れるのではなく淀みなく千八平坦を踏破させた時のパフォーマンスは既に古牝馬レベル。オークスをピンク帽で無理逃げしてなお、積極的に下りを活かしてスパートをかけてなお、2000mまでは先頭にいたという事実！もう胸がドキドキよ。
根っこはマイラーなのだろうがスローでも折り合いがつくから小回り2000mでもやりようはある。まぁメンツがそれを許すかどうかは別とするが、平坦小回りではクイーンSを含めて掲示板を外してはいない。
まぁ黛弘人の下手くそっぷりもあるから積極的に狙いたくはないんだがね。だけど彼はやるべきことを全てこなすときもあるから怖い。オークスをあそこで突き放しに行く判断は馬鹿のすることだが、スローに落とした以上は後ろも脚が溜まっているわけで。それなら小回り平坦巧者の意地を以って脚を削りにいってやる、と東京のあそこでスパートをかけるのは理にかなったやり方だ。
下って勢いがついても自分は小回り脚でコースをロスしないし、そもそも下るの大好き。でも後ろの東京巧者はストライドで走るし下ることがめちゃくちゃ得意というわけじゃない。外へ膨れるは無駄に脚を使わされるわでいいことがなんにもない。
だから2000m時点までローデッド以外を寄せ付けなかったノットフォーマルの好走は黛騎手の好騎乗でもあるのだわ。ルージュバックを潰したのは間違いなく黛。浜中なんて据物斬りしただけだ。
今回の場合はその2000mまでが勝負だからな。楽しみではある。楽しみなだけで期待はしないけどね。外枠からぶちかましに行ってペースを落とすのに苦心してたら登坂→下りだもん。頑張っても1700mまでだな。
勝機があるとすれば岩田が控えてノリが番手まで追ってきた時だ。番手が横ノリ、福永、ウチパク、岩田で構成されるならば登坂までスローは確約される。何より大きいのはこのメンツが相手ならば4角の機動力では岩田しかついてこれない。先行馬が外へ膨れて壁になれば差し勢は苦境に立たされるはずだ。楽勝できるほどに鋭い馬はいないからね。強い馬はいても。
そして岩田レッツゴードンキもサンデーサイレンスクロス＆Mr. Prospector≒Majestic Princeの下り力についてこれるかな？という期待もなくはない。「貴様も所詮は中山1800mベスト。俺の平坦巧者っぷりにはついてこれまい」なんて。ノットフォーマルは女の子なんだけどね。3歳の。
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