砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

黛弘人の若き無謀 秋華賞回顧

レッツゴードンキがニョロニョロと来てるな」

「そうか、ハイペースで逃げを取ったからノットフォーマルはペースを落としてるんだ。」

「でも13秒台でもなく12秒半ばでもなく・・・遅くともこれ12秒前半じゃねぇか?」

オークスではすぐにスイッチオフになったのにやけに速いペースで行ってるのな」

「ご、57秒台!?ここは札幌じゃないんだからそんなの無理だって!」

「だがこれはHyperionが届くぞ!アスカビレンちゃんとホワイトエレガンスちゃんが・・・!」


ところがどっこい何も来なくてミッキーとクイリンとマキパリよ。何だこの馬場速くね!?このペースでもナスキロが届くっていうのかい?でも上位3頭はみなRivermanか。ほへー、面白い話だねぇ。まくりの名手たちがRivermanを連れてきたのか。

つまり消耗戦で差してきたわけではなく、これは3F瞬発で差してる。アヴェンチュラの11年とは違って単騎逃げからペースが馬場に対して相対的に遅くなったんだ。大逃げ→スローの形だから差し勢がきちんと差してこられたんだわ。

多分登坂部分でかなりペースを落としている。もしかしたらその遅さを登坂部分まで引きずっているのかな・・・?これは公式ラップを見なきゃ分からんなぁ。

1000mが57秒4だろ?1200mが68ちょいでほとんどペースが落ちてない。1400mが80秒そこそこ、1600mの通過が・・・おいおいおい、94秒切ってるぞ!千八の府中牝馬Sより厳しい流れだっていうのかよ!?1800m通過はノットフォーマルが105秒台・・・(笑)

昨日の吉田豊が若いのか黛弘人吉田豊に感化されているのか、彼らはどうして求められる距離より1Fほど短く乗ろうとするのだろうね・・・。

踏破タイムが1分58秒2だからノットフォーマルの上がり3Fは13.0-12.0-13.0って感じかな?実際はもうちょいとなだらかなものだと思うが・・・なるほどねぇ、Rivermanの突進力が活きるわけだわ。前受けした馬にとっては2F瞬発戦だったのね。

ノットフォーマルはすごいな。あんな馬鹿逃げしても潰れ方がなだらかだとは。普通なら大差で最低着順となっていてもおかしくないぞ。4角の手応えのなさを見ても完璧にバテてるのになぜあそこからもう一度脚を使えるんだろう。いやいや、ヴァーミリアンの血が受け継がれているだけあるなぁ。

これは後方潰しの逃げだったわけで、そこから脚を使った突進差しが辛うじて残った・・・そんな図式かな。11年とはやられたことは同じだが3角4角間で大きくラップが落ち込んだことによってHyperionではなくナスキロが届いた。

ジャパンカップエピファネイアミッキークイーンがやって、ジェンティルドンナクイーンズリングがやった。惜しむらくはアスカビレンがジャスタウェイスピルバーグになれなかったことか・・・。

[追記]

公式ラップ来たねー。だがこれは・・・Mahmoud様のラップを見てからじゃ判断しかねる。自分のあやふやで見たラップは無意味だ。だけどコレでRivermanが届くという理屈が俺には分からん。3角4角間のラップはもっとゴチャゴチャしてると思うんだが・・・。

Mahmoud様のラップを見て回顧は書きなおさなきゃならなさそう。少なくとも終い1Fは12秒に突入してなきゃ意味がわからない。

[fin]