砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ナスキロ戦績 菊花賞予想

展開を考えるために血統を見るってのはどうなんだろうなぁ。

とりあえず浜中俊データに「Dixieland Band×Hoist the Flag×Sir Gaylord(≒Secretariat)×ナスペリオン×Pretty Pollyクロス使い」というものを加えたい。サウンズオブアースレッドデイヴィスが該当。

「なんでサウンズオブアース京都大賞典であんなに俊敏に動いたんだ」ということを見てみると、「ナスペリオン+Bull Lea」の組み合わせであるDelta Judge≒Miss Camieがニアリーしていて、サンデー自体がRoyal Charger×Hyperion×Bull Leaなのでその辺りが強調されたのではないかという仮定。またWar Relic≒Eight Thirtyのニアリーもある。

ネオユニ産駒であるから機動力には不安は持っていなかったものの、サンデーを使って靭やかさを抽出していたとは考えていなかった。Secretariatは強調されているのではなく、仕事をしやすい環境が整備されていたわけよね。遠くからジーッと見てみればディープインパクトっぽい配合にも見えなくもない。

ナスキロの柔さを尊重する様な馬が良いわけだね。ナスキロの柔さで何かをしようという配合ではいけない。なぜならサンデーサイレンスという血統自体が靭やかであるから。

でもサトノノブレスくらい突き抜けるとそれはそれで構わないという不思議なところもある。これはナスペリオンとPretty Pollyクロスの馬ってイメージでもあるがねぇ。

ん?13年はワンツーでナスキロクロスなのか。それからナスキロクロスが馬券になったのは10年のローズキングダムまで待たなければならない。4着にはSir Gaylordクロス+Rivermanレーヴドリアン。その次は05年の2着アドマイヤジャパンで、コレがCaerleon×Sir Gaylord。同年の3着ローゼンクロイツMill Reef×Secretariat。04年にホウキバウェーブ(非サンデー)。

13年 勝ち時計3分05秒2

13.0-12.5-11.7-12.3-11.7-12.1-13.0-12.7-12.6-12.6-12.8-12.1-12.0-11.8-12.3

10年 勝ち時計3分06秒1

13.2-11.5-11.8-12.5-12.0-12.5-13.2-13.0-13.1-12.7-13.0-12.0-11.8-11.9-11.9

05年 勝ち時計3分04秒6

13.0-11.6-11.7-12.2-12.7-13.0-13.5-12.6-12.0-12.3-12.2-12.1-12.0-12.1-11.6

10年だけがドスローだね。歴史的ドスロー。スタミナお化け種牡馬のバゴを父に持つビッグウィークが2番手3番手から脚を衰えさせずに34秒4で入線して「史上最弱のクラシック勝ち馬」の称号を得た。ただこのラップタイムでなぜ大逃げになったのかが意味のわからないところ。例年通りに前6Fがそこそこに流れてからの2角ドスローだろ?13秒区間で差を広げてるんだよ。これ2番手のカミダノミ小牧(最下位入線)が力尽きかけてるんだわ。2番手以降が動いたのは坂超えの手前から。登坂コミのロングスパートだからスタミナお化け産駒が粘りきったんだ。

05年は大怪物ディープインパクトだけを相手取った様なペースで、前半を早めになだめてからの7Fスパート。向こう正面に入ってからのスパートは佐藤哲三シャドウゲイトから横山典弘アドマイヤジャパンへと引き継がれてL200mまでディープインパクトを抑えきった。まぁL1Fの11秒6はディープのラップタイムだからねぇ。脚を余しての楽勝だ。

13年は不良馬場での開催にしてはかなり速いタイム。松田大作バンデが菊花賞のお手本みたいなペースを作ったのだが前11Fまではほとんど例年通りと言ってもいいほどに速く、そこから底力あふれるエピファネイアがサクッと容易く交わして独走。最後に帳尻を合わせる様にサトノノブレスがバンデを交わした。

共通点がないなぁ。消耗戦気味のロングスパートはHeight of Fashion(≒Burghclere)HaloニアリーPocahontasが勝っていて、不良馬場のハイペースはナスキロクロスPretty PollyいじりRoman(Occupy)クロスのワンツー。あるようでない。

まぁ4Fスパート戦で着を得たという共通点はあるかね。アドマイヤジャパンはもう少し長いスパートだろうが・・・そこはCaerleonとマンカフェ牝系の底力ということで。

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