砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

異系って

「4分の3欧、4分の1米」と言っても先祖をたどればイギリスの名血たちに戻っていくわけで、大抵はエクリプスへたどり着くであろう。非エクリプス直系馬というのを探すとなるとサラブレッドの3歳始祖まで遡らなければならない。

ゴドルフィンアラビン、バイアリータークダーレーアラビアン。これらの血を組まない馬はまずいないわけなので・・・まぁ意味はない。だからこそ~系というのは常に更新されていくわけだしなぁ・・・。

セントサイモン、非セントサイモンで分けるのも愚かだ。ハイペリオンでも少しナンセンス。ネアルコでも微妙・・・。ならノーザンダンサーがそのレベルまでたどり着くのはそれほど遠い未来ではないだろう。100年後には「この馬はノーザンダンサーが6*7*7*7*7*8*9*9だから底力が豊富」と馬を評するに違いない。

けれども明確なほどにアウトとなっていることは血統表の奥底を探っても全くないわけで・・・。

アルマームード4分の4なんて配合形は今の日本じゃ腐るほどあるだろう。けれどそれはあまり問題視されていないし、競争能力に大きな影響を与えているようにも見えない(ヘイローとノーザンダンサーの組み合わせ)。Mahmoud≒Mumtaz Begumも同様である(ナスルーラ≒ロイヤルチャージャーとノーザンダンサーの組み合わせ)。

ニアリーか・・・。なら今の日本競馬に最も必要なのはサンデーサイレンスへのニアリークロスじゃねぇか?

[fin]