砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

カレンミロティック ジャパンカップ予想

母スターミーが米国産馬だがあまり米血的硬さを感じさせないところが傷で、姉貴のヒカルアマランサスはアグタキ牝馬でだったからBold Rulerクロスらしく切れっぽいところがあったがカレミロはハーツクライなのでトニービン的な緩さを感じさせる。

池添や蛯名などが乗っている様に抜け出すタイミングが全ての馬で、切れる脚はないから緩やかに先行押し切りするしかない。暴走したメイショウナルトをイーブンペースで交わした金鯱賞がベストパフォーマンスだ。

代々重ねられたナスキロ血脈(Seattle Slew×Secretariat×Sir Gaylord×Caerleon)が加齢によるズブさで長距離的スタミナ化しているから秋天みたいなレースを先行するには無理があった。フェノーメノみたいな歳のとり方をしているわけだね。

最近のハーツクライはガチの米血を取り込んだりビューパーダンスをいじくったりしてヌーヴォレコルトみたいな反応の良い馬も出てきているが、アメリカのナスキロを取り込んだこの馬には無縁の話。そもそも母母Caerlinaが愛国産であるし、Caerleon×High Topって欧州の匂いがプンプンするぜ。

京都外回りをさらーっと流れこむのがベストなので、秋天からの距離延長はプラスではあるんだが流石に足りないだろう。柔らかさがスタミナ化した馬は長距離を走るか相手の格を落として中長距離で勝負するしかないだろう。

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