ディープ産駒一つとっても「ディープ×嵐猫」みたいな単純なニックス馬が少なくて、その応用である馬が多い。ハートレーとか、あとディープ×プリンセスオリビアのラルクとか。
その一方でハービンジャー×サンデーの良血ドレッドノータス(母ディアデラノビア)とかキングカメハメハ×サンデーのエアスピネル(母エアメサイア)なんかのシンプルイズベストもまた強い。それとエピファネイアの弟であるリオンディーズなどの良血馬もいて、よくよく考えてみると2歳チャンピオンは牡馬も牝馬もノーザンファームの馬だ。
まだ早い時期であるから米血統の馬が目立つのは当然だし、秋にはもうちっと違った馬が出てくるのだろうけれど、既にジュエラーのような母が純仏血統の馬も活躍しだしている。重厚な血統の素質馬が登場するのに半年も待たずに済みそう。
サンデー自体が米血統であるから配合を考えたらやっぱり母親は欧州の血であることが好ましい。特にTourbillonを尊重した靭やかな母ちゃんだといいな。
メジロマックイーンの孫っ子たち・・・オルフェーヴル、ドリームジャーニー、ゴールドシップ。それにシンボリルドルフの子どもトウカイテイオー。Tourbillonの靭やかさを受け継いだ馬ってのはやっぱり強い。まぁお世辞にも器用な競馬が出来るとは言えないにしても横綱相撲にTourbillonはよく似合うんだ。
サンデーサイレンスの血が希釈された時にはやっぱりこの血で先行~好位から弾けた方が面白そうであるし、今年のダービーは・・・というか過去のダービー馬を見てもTourbillonは強く受け継がれた馬が多い、今年のダービー馬「も」だね。今年のダービー馬もやっぱりTourbillonで靭やかに動くのではないかと。あるいはSecretariatだろう。Princequilloの伝道者であるこの血がやっぱり必要なのではないかな。
でもこれはAureoleとかのPretty Polly的スタミナを強く受け継いだ馬に限った話かな。そういった馬が強いのがダービーではあるけれど、ドゥラメンテやエイシンフラッシュの様にKingmamboを使った方法もあるみたいだから一概には、だ。
中距離の鬼であるサンデーサイレンスを使ってダービーを勝つならPretty Polly弄りは避けられないし、それならやっぱりTourbillon弄り、みたいな感じ?よくよく考えてみたら母系にサンデーを引いた馬が勝ったのってドゥラメンテが初めてなんだよね。
またワンアンドオンリー-ドゥラメンテとトニービンのナスペリオンアタックで二代続けてダービー馬が誕生している事実もあって・・・うーん。
でもキズナ-ワンアンドオンリーでDamascus継続だろ?ディープブリランテ-キズナでディープ継続だろ?オルフェーヴル-ディープブリランテでDjebelクロス継続よ。ディープスカイ-ロジユニヴァース-エイシンフラッシュでPretty Polly弄り継続・・・これはかなり濃密にイジった3頭だな。
Pretty Pollyを弄っていないのはワンアンドオンリーくらいなもんで、これは横ノリの超がつくファインプレーによる勝利と血統面においては言えるし、この年代は少しレベルが低かったのかなぁ・・・なんてことも思う。当のダービー馬が低調だもの。
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