砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

抜きつ抜かれつ ウイポ8 2016

ウイポ8 2016の良い所はレース展開の演出だろう。

今まではスパート速度とポジションの兼ね合いだけで演出していたから4角前後のスパート速度で勝ったか負けたかをだいたい想像できた。持ったままでグーッと伸びてムチが入ってそのまんま勢い良く・・・というパターンだ。

だけれど今回は残り100m前後で脚色が大きく変わる。終い1Fが12秒2で決着する様なイメージ?キズナジャスタウェイが差し込むイメージと言うべきかな。そういったレースがたまに起こる。先行押し切りの馬のスピードが落ちて差し馬が猛然と追い込んで届かせる・・・ってレース展開が新しく増えたんだ。

つまり「残り600m~100m」と「残り100m~0m」の二区間で速度が違っていて、ジェンティルドンナが11.2-11.0-11.8で押し切るところをスピルバーグが11.1-11.0-11.0で追い込んでくる・・・そういったレース展開を楽しめるのだ。今まではジェンティルドンナが11.4-11.3-11.3でスピルバーグが11.1-11.0-11.0みたいなもんだったから大きな違いだろう。スピルバーグは現実にもウイポ的な高速の等速ストライドで走っていたな。

はい、ここで朗報。ジェンティルドンナVSスピルバーグだけでなくダイワスカーレットVSウオッカも楽しめるのがこのシステムの素晴らしいところ。ダイワスカーレットが11.5-11.3-11.4で粘るところをウオッカが11.1-11.0-11.4で差し込んでくる・・・つまり差し馬と逃げ先行馬の粘り合いが実現するのだ。

タマモクロスが差しきったと思ったらホーリックスがもう一度差し返してくるんだからビビるぜ。

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